麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起
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2024年12月20日
本情報提供は、感染症拡大防止のために行うものです。患者等の個人に係る情報について、個人情報保護等の観点から、患者やその家族・関係者等が特定されないよう、特段の御配慮をお願いいたします。
令和6年12月18日、医療機関から麻しんの発生届があり、検査の結果、麻しんと確定しました。
当該患者の疫学調査を行った結果、下記の施設等を利用しており、不特定多数の方と接触している可能性があることが判明したので、広く注意喚起するものです。
1 患者の概要
(1)年代・性別:10歳代 男性
(2)渡航歴:あり(英国)
(3)主な症状:発熱、咳、コプリック斑(頬の裏側の白い斑点)、発疹
(4)発症日:12月17日
(5)発生届日:12月18日(検査確定:12月19日)
(6)ワクチン接種歴:なし
※ 12月20日現在 市内宿泊施設滞在中
2 感染性のある期間に患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある施設及び公共交通機関
日時 |
時間帯(目安) |
施設・公共交通機関 |
12/16 月曜日 |
10時40分~13時頃 |
東海道新幹線 品川駅~京都駅 |
午後 |
JR奈良線(京都駅~稲荷駅) |
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伏見稲荷 |
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タクシー(会社不明) |
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清水寺 |
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バス(会社不明) |
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12/17 火曜日 |
10時20分~12時頃 |
東海道・山陽新幹線 京都駅~広島駅 5号車 |
16時40分~18時20分頃 |
東海道・山陽新幹線 広島駅~京都駅 5号車 |
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時間不明 |
タクシー(会社不明) |
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12/18 水曜日 |
午後 |
タクシー(会社不明) |
20時42分~20時49分 |
JR嵯峨野線 二条駅~京都駅 |
【市民の皆様へ】
麻しんの潜伏期間は10~12日(最大21日間)のため、令和7年1月8日までに発熱・発疹など、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡のうえ、速やかに受診してください。
なお、受診の際には、周囲へ感染を広げないよう、マスクを着用し、公共交通機関等の利用はお控えください。
※ 麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。現時点において麻しん患者が利用した施設や公共交通機関を利用しても感染の心配はありません。
※ 上記の施設及び公共交通機関におかれましては、感染拡大防止のために公表に御協力いただきました。施設や公共交通機関への直接の問合せはお控えください。3 参考
(1)本市の過去5年間の麻しんの発生状況
年次 |
市内発生数 |
令和2年~5年 |
0件 |
令和6年 |
3件(本件含む) |
(2)麻しんについて
ア 麻しんとは
麻しんは、空気感染、飛沫感染、接触感染により感染し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症すると言われています。
感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻汁といった風邪のような症状が現れます。その後、一旦熱は下がりますが、再び高熱が出て顔・首・全身に発しんが現れ4~5日間続きます。症状は7~10日で回復します。感染力のある期間は、発症の1日前から、解熱後の3日後までとされています。
ィ 注意喚起
麻しんを予防するためには、ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン又は麻しん単体ワクチン)の接種が最も有効です。定期予防接種を未接種の方は早急に接種を御検討ください。
麻しんを疑う症状がある場合は、事前に医療機関に電話で麻しんの疑いがあることを伝え、早めに医療機関を受診してください。
【参考】麻しん・風しん(MR)予防接種定期接種対象者
第1期…生後12月から24月に至るまでの間にある人
第2期…小学校就学前の1年にある人※(いわゆる幼稚園等の年長に相当する人)
※令和6年度:平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれの方
報道発表資料
発表日
令和6年12月20日
担当課
保健福祉局医療衛生推進室医療衛生企画課健康危機対策担当(電話:075-222-4244)
報道発表資料
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お問い合わせ先
保健福祉局 保健衛生推進室 医療衛生企画課
電話: 075-746-7200 ファックス: 075-251-7233