令和6年度熱中症予防の取組
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2024年5月24日
早い時期から熱中症に注意しましょう!
熱中症は、梅雨入りの暑くなり始めの頃から増加し、京都市内において、令和5年には972人の方が熱中症で救急搬送されました。
梅雨明けまでは、まだ身体が暑さに慣れておらず体温調整が難しいことから、急に暑くなった日等には熱中症を起こしやすく、例年搬送者が増える傾向にあり、早めの対策が重要です。
気温が高くなるこれからの時期に備え、関係機関や関係団体との連携のもと、熱中症予防に関する、啓発活動や講演会などの取組を実施しますので、以下のとおりお知らせします。
1 啓発活動
⑴ ポスター及びチラシによる啓発
熱中症予防を目的に、啓発ポスター及びチラシを発行しております。令和6年度は、「こえかけで熱中症を予防しよう!」をキャッチフレーズに、熱中症対策の啓発を行います。
本市の関係機関での掲示・配布のほか、京都府医師会、京都府歯科医師会及び京都府薬剤師会との連携による市内医療機関、保険薬局等でのポスターの掲示や、チラシ配布を実施します。
また、関係団体を通しての高齢者世帯等への個別配布など、より一層の注意喚起を図ります。
配布物 | 主な掲示・配布予定先 |
---|---|
ポスター | ・ 区役所・支所等の本市関係機関 ・ 市内医療機関、保険薬局 ・ 高齢者施設 ・ 幼稚園、保育園(所)、認定こども園 ・ 京都市広報板 等 |
チラシ | ・ 区役所・支所等の本市関係機関 ・ 高齢者施設 ・ 障害者施設 ・ 高齢者世帯等(老人福祉員、民生児童委員、地域包括支援センター職員、消防局職員の個別訪問による配布) |
⑵ 京都市ホームページ「京都市情報館」による注意喚起
暑さ指数や熱中症予防行動のポイント、熱中症予防啓発チラシ等、熱中症に関する情報を掲載します。
⑶ 電光掲示板及び庁舎内モニターによる注意喚起
熱中症予防を目的に、京都駅前の電光掲示板及び庁舎内モニターでの注意喚起を放映します。
<掲載予定期間>
電光掲示板 :5月~9月
庁舎内モニター:6月~9月
2 熱中症予防講演会
熱中症に関する基礎知識や適切な予防行動等について学んでいただくため、市民向けの講演会を開催します。
⑴ 日時 令和6年7月5日(金曜日) 午前10時~午前11時30分
⑵ 場所 京都市生涯学習総合センター「アスニー」4階ホール
(京都市中京区聚楽廻松下町9-2)
⑶ 定員 定員400名(当日先着順)
⑷ 参加費 無料
⑸ 申込み 不要
3 熱中症特別警戒アラートによる情報発信等
(1) 熱中症特別警戒アラート(熱中症特別警戒情報)の運用開始
国において「気候変動適応法」が昨年改正され、今年度から、従前から運用されている「熱中症警戒アラート」に加え、過去に例のない広域的な危険な暑さで、人の健康に重大な被害が生じるおそれがある場合に発表される、一段上の「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まりました。
|
熱中症特別警戒アラート |
熱中症警戒アラート (従前から運用) |
---|---|---|
位置づけ |
気温が特に著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合(過去に例のない広域的な危険な暑さを想定) |
気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがある場合 |
発表基準 |
各都道府県内の全ての暑さ指数(WBGT)※情報提供地点において、翌日の日最高暑さ指数が35以上となることが予測される場合 |
府県予報区等内のいずれかの暑さ指数情報提供地点における、日最高暑さ指数が33(予測値、小数点以下四捨五入)に達すると予測される場合 |
発表時間 |
前日の午後2時 |
前日午後5時頃および当日午前5時頃 |
運用期間 |
令和6年度:4月第4水曜日(24日)~10月第4水曜日(23日) |
※ 暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度): Wet Bulb Globe Temperature)は、気温に加え、人体と外気との熱のやりとり (熱収支)に着目した指標で、湿度、日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、気温の3つを取り入れた指標。
(2) 熱中症特別警戒アラート発表時の本市の対応
熱中症特別警戒アラートが発表された場合は、本市のホームページや各種SNSで速やかに情報発信します。ついては、迅速に情報を受け取っていただくために京都市公式SNSの御登録をお願いします。また、国(環境省)によるメール配信サービス※についても、必要に応じて御活用ください。
※ 環境省・気象庁が発表する熱中症特別警戒アラートと熱中症警戒アラート情報をメールで配信するサービス。受信したい発表区域を選択して、複数登録可能。1日2回、登録した区域で熱中症警戒アラート等が発表されたとき、速やかにメールで通知される。
【京都市公式SNS】
【熱中症警戒アラート等メール配信サービス登録サイト】
- 環境省熱中症予防情報サイト
熱中症警戒アラート等メール配信サービスについて
イ クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の開放
気候変動適応法の改正により、熱中症特別警戒アラートが発表された際の、暑さをしのげる場の確保として、市町村長は冷房施設を要するなど一定の要件を満たす施設をクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)として指定することができることとなりました。
本市においては、市有の約70施設(ページ下部「報道発表資料」内の別紙3参照。令和6年5月24日時点。)を、クーリングシェルターに指定しました。
なお、当該クーリングシェルターは熱中症特別警戒アラートが発表された際に開放するものであり、また、御利用の際は開放日時等を御確認ください。
(3) クーリングシェルターの指定を受けていただける民間施設の募集
民間施設のクーリングシェルターへの指定についても進めていく予定です。御協力いただける施設の管理者におかれましては、以下の問合せ先まで御連絡ください。
<民間施設のクーリングシェルターの指定に係る問合せ先>
環境政策局地球温暖化対策室(電話:075-222-4555)
<指定に際しての注意事項>
・ 指定に際しては、冷房が効いていること、休憩・滞在に適したスペースがあることなど、一定の要件があります。
・ 指定を受けた場合は、名称、所在地、開放可能日等及び開放により受け入れることが可能であると見込まれる人数を公表いたします。また、熱中症特別警戒アラート発表時には、一般に開放する義務が生じます。
・ なお、指定に当たっては、別途、協定締結が必要となりますので、御相談のうえ、進めさせていただきます。
【参考】マイボトルの携帯及び給水スポットの御案内
外出時におけるマイボトルの携帯を推進するため、タンブラーや水筒などを利用できる「マイボトル推奨店」や、本市施設等で飲料水を提供している「給水スポット」について、本市ホームページでマップを公開しています。外出時の水分補給に御活用ください。給水スポット等情報マップはこちら。
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
859人 | 789人 | 495人 | 819人 | 972人 |
報道発表資料
発表日
令和6年5月24日
担当課
「1 啓発活動」、「2 熱中症予防講演会」について
保健福祉局 健康長寿のまち・京都推進室 健康長寿企画課(電話:075-222-3419)
「3 熱中症特別警戒アラートによる情報発信等」について
環境政策局 地球温暖化対策室 (075-222-4555)
報道発表資料
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お問い合わせ先
保健福祉局 健康長寿のまち・京都推進室 健康長寿企画課
電話:075-222-3419
ファックス:075-222-3416
環境政策局 地球温暖化対策室
電話:075-222-4555
ファックス:075-211-9286