結核・呼吸器感染症予防週間における取組
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2024年9月13日
9月24日から9月30日は結核・呼吸器感染症予防週間です!
結核結核患者数は減少しており、全国の人口10万人あたりの患者数は、令和5年8.1人で、3年連続で世界保健機構による「低まん延国」の水準の10人を下回りました。
しかしながら、京都市においては、令和5年の患者数が10.7人と、前年を0.8人増加する等、今後も動向を注視していく必要があります。
厚生労働省においては、今年度から、毎年9月24日~30日の「結核予防週間」と同時期に「呼吸器感染症予防週間」を新設し、結核のみならず呼吸器感染症全般についての知識の普及啓発を実施することとなりました。
本市においても、結核をはじめとする呼吸器感染症に関する正しい知識の普及と予防の必要性を理解していただくため、啓発活動を行います。
1 結核・呼吸器感染症予防週間
令和6年9月24日(火曜日)~令和6年9月30日(月曜日)
2 結核・呼吸器感染症予防週間の標語
結核:「結核はまだまだ身近な病気です」
呼吸器感染症:「予防しよう 身近な呼吸器感染症」
結核は、過去の病気ではありません。自分が結核だと気づかずに周りの方にも感染させてしまう可能性があります。しかし、きちんと治療をすれば治すことができる病気です。早期発見・早期治療のためにも、毎年必ず健診を受けましょう。
特に65歳以上の方は、毎年健診を受けるよう感染症法で定められています。
3 取組内容
⑴ 結核予防啓発キャンペーンの実施
日時:令和6年9月26日(木曜日)午後2時~午後4時
場所:イオンモール京都五条
主催:京都市、京都府、京都市地域女性連合会、一般財団法人京都予防医学センター
内容:検診車による無料結核健診(最大30名)、保健師による結核相談など
⑵ 各区役所・支所健康長寿推進課による啓発
⑶ 関連施設での結核啓発ポスターの掲示(医療機関・施設・学校など)
【参考】
1 結核予防のポイント
⑴ 咳が2週間以上続いたら、早めに受診しましょう。
結核の初期症状は、風邪とよく似ています。咳(せき)や痰(たん)、発熱などの症状が長引く場合は、早めに医 療機関を受診しましょう。
※ 高齢者の場合、食欲がない・体重が減った・なんとなく元気がないなど、はっきりとした症状がない場合もあります。
⑵ 定期的に胸部エックス線検査を受けましょう。
健康診断や職場健診、胸部検診を年1回は受診し、早期発見に努めましょう。
特に65歳以上の方は、毎年健診を受けるよう感染症法で定められています。
また、要精密検査になった場合には、放置せず必ず精密検査を受けましょう。
⑶ 乳児のBCG予防接種は必ず受けましょう。
結核に感染した場合の重症化を防ぐため、生後1歳までに必ず受けましょう。
予防接種協力医療機関で接種可能です。
2 本市の結核に関する取組
⑴ 結核健康相談
医師等による相談や胸部エックス線検査を実施しています。(無料)
⑵ 胸部検診(結核・肺がん検診)【事前予約制】
40歳以上の市民を対象に胸部エックス線検査を実施しています。(無料)
※ 各区役所・支所保健福祉センターで定期的に実施していますので、御希望される場合は、近隣の区役所・支所健康長寿推進課へお問合せください。
3 本市の結核の状況(令和5年)
⑴ 新登録患者数は前年と比較し、10人増加しました。
・ 新登録患者数 154人(前年144人)
・ 罹患率(人口10万対) 10.7 (前年9.9)
⑵ 新登録患者のうち65歳以上の患者が占める割合が高いまま横ばいで推移しています。
・ 65歳以上割合 64.9%(前年75.6%)
⑶ 全国と比較して、京都市の罹患率は高くなっています。
年 |
京都市 |
全国 |
令和5年 |
154人(10.7) |
10,096人(8.1) |
令和4年 |
144人(9.9) |
10,235人(8.2) |
令和3年 |
164人(11.3) |
11,519人(9.2) |
( )内は罹患率(人口10万対)
報道発表資料
発表日
令和6年9月13日
担当課
保健福祉局(医療衛生推進室医療衛生企画課 電話:222-4244)
報道発表資料
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お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
電話:075-746-7200 ファックス:075-251-7233