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令和2年度京都市食品衛生監視指導結果について

ページ番号285783

2021年6月30日

広報資料

令和3年6月30日

保健福祉局(医療衛生推進室医療衛生企画課 222-3429)

令和2年度京都市食品衛生監視指導結果について

 京都市では,安全な食品が提供され,市民の皆様が安心して食生活が送れるよう,食品衛生法に基づき,毎年度,京都市食品衛生監視指導計画を定め,飲食店等の監視や市内流通食品の抜取検査,市民啓発等を計画的に実施しています。

 この度,令和2年度の監視指導結果を取りまとめましたので,お知らせします。

1 結果の概要

(1)監視指導実施状況

ア 監視指導結果

  年間を通じ,許可を要する食品関係営業施設(35,414施設)に延べ36,714回の監視指導を実施したほか,市内14箇所の医療衛生コーナーにおいて,事業者や市民の皆様へ食品衛生に係る指導や助言を行いました。

イ 重点監視指導結果

 食中毒の発生状況等を勘案し,対象施設や期間を定め,重点的に監視指導を実施しました。

<一斉監視の例>

・食中毒が起こりやすい夏期に,延べ6,937件の監視指導を実施

・ノロウイルス等の食中毒が発生しやすい冬期に,飲食店に対し,延べ4,506件の監視指導を実施

ウ 食品の収去(抜取り)検査実施結果

 市内に流通する1,333食品について収去(抜取り)検査を実施し,食品添加物,残留農薬等の延べ36,302項目について検査を実施しました。このうち食品衛生法及び食品表示法違反事例は3件ありました。
食品衛生法及び食品表示法違反事例

違反食品 

違反内容

京都市の対応

農産物

基準値を超える残留農薬を検出

・流通状況等の調査を実施

・出荷者を所管する自治体に通報

・再発防止について依頼

輸入食品  

(果実)

表示違反(防ばい剤使用と表示されているが,防ばい剤不検出)

・輸入者を所管する自治体に通報

・防ばい剤の使用状況を確認及び再発防止を指導

輸入食品

(果実)   

表示違反(防ばい剤使用と表示されているが,防ばい剤不検出)

・輸入者を所管する自治体に通報

・防ばい剤の使用状況を確認及び再発防止を指導

(2)食中毒発生状況

 本市に通報のあった食中毒を疑う事例98件のうち12件(市内7件,他自治体5件)が食中毒事件と断定されました。

 本市が原因施設を特定した食中毒事件については,施設の洗浄等の衛生管理の徹底を指導しました。

 

(3)リスクコミュニケーション(※)実施状況

 食の安全安心情報の発信や食品衛生に関する講習会などを実施し,食品衛生に関する知識の普及啓発を推進しました。

実施例

・SNS(Facebook)やみやこ健康・安全ねっと(健康危機管理情報電子メール配信サービス)による食の安全安心情報の発信(64件)

・食品衛生講習会の開催(71回,延べ1,979人参加)

・大学生向けリスクコミュニケーション事業(1回,延べ7人参加)

・体験型手洗い講習会(4回,延べ44人参加)

(※)リスクコミュニケーションとは

 行政が食品の安全確保に関する情報を公開するとともに,消費者,食品等事業者,行政の関係者間で,食に関する情報や意見をお互いに交換することにより,食品の安全性についての理解を深めること。

(4)食品等事業者による自主的な衛生管理の取組の推進

 平成30年6月に食品衛生法が改正され,HACCPに沿った衛生管理が制度化されることとなりました。

 本市では,食品等事業者が円滑に制度化へ対応できるように,改正法の周知及びHACCPに沿った衛生管理の導入支援を実施しました。 

周知実施件数

・講習会51回(延べ1,560人参加)

・郵送や施設への立入調査時等における周知件数36,650施設

(※)HACCPとは

 原材料の受入から最終製品の出荷までの各工程ごとに,微生物による汚染や金属の混入などの危害を予測したうえで,危害の防止につながる特に重要な工程を継続的に監視・記録し,製品の安全性を確保する衛生管理手法。

令和2年度京都市食品衛生監視指導結果

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お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課(京都市保健所)
電話: 075-222-3429 ファックス: 075-213-2997

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