マダニについて
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2025年10月8日
マダニについて
マダニは8本足の節足動物で、クモに近い生き物です。
野山や草むらに生息し、野生動物を吸血するため木の葉や草の裏などでじっと待っています。
マダニは主にシカやイノシシなどの野生動物を吸血しますが、散歩中の犬やハイキング中のヒトにも寄生することがあります。
マダニに咬まれることで「重症熱性血小板減少症(SFTS)」などのダニ媒介感染症に感染することがあります。
(1) 特徴
マダニ(写真提供:京都市衛生環境研究所)
フタトゲチマダニ
タカサゴキララマダニ
葉の裏で潜むフタトゲチマダニ
体長:成虫の大きさは吸血前で3~8mm、吸血後は10~20mm
ほかのダニ(チリダニ、コナダニ、ツメダニ、イエダニ)と比べて、外皮が硬い。
生息地:日本国内全域
生息場所:主に野山や草むら(寄生した動物に運ばれて、都市部の公園や河川敷に生息していることもある。)
活動時期:1年を通じて活動しており、特に気温が15℃以上になる4月~10月に活動が活発になる。
(2) マダニに咬まれないために
キャンプやハイキング、農作業などで野山や草むらに立ち入る際には以下のポイントに気をつけましょう。
・ 帽子や手袋などを着用し、肌の露出を少なくしましょう。
・ 長袖・長ズボンを着用し、シャツの裾をズボンの中に入れるなどし、マダニの侵入を防止しましょう。
・ サンダル等は避け、足を完全に覆う靴を着用しましょう。
・ 明るい色の服を着用し、目視でマダニを確認できるようにしましょう。
・ 必要に応じ、虫除けスプレー(ディートやイカリジンを含む薬剤)を活用しましょう。
なお、ダニ類の防除方法等についてのご相談は、医療衛生センター又は各区・支所の医療衛生コーナーで受け付けています。
(3) マダニに咬まれたら
マダニの口には「かえし」のようなものがついており、無理に引き抜こうとすると口器が皮膚の中に残り、化膿することがあります。咬まれているのを確認した際は、無理に引き抜かず、速やかに医療機関(皮膚科など)を受診し、適切な処置をしてもらいましょう。
マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が現れた場合は、必ず医療機関を受診してください。
《以下の資料を御参照ください》
・ マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/tick-borne-diseases/tick-prevention/index.html
お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生センター(生活衛生担当)
(北東部)075-746-7211
(中部)075-746-7212
(南東部)075-746-7213
(西部)075-746-7214