受賞作品概要
ページ番号231791
2020年10月27日
アイデア部門 大賞
家庭ゴミ収集用指定袋 改 久保田 翼叶(山科中学校・3年)
【作品概要】
ゴミ袋を結んでいるといつも結びにくく運ぶのも大変なため,もっとたくさんの人が使いやすいゴミ袋が欲しいと思い自考した。まずは取っ手の拡張と結ぶところの長さをのばした。そうすることで手足の弱い人でも使いやすくなった。そして視覚障害者のための策として色を見やすいオレンジ色にした。今からでも実行できる具体的な対策とした。

【審査員コメント】
身の回りの困った点を改善に結びつけるアイデアで共感を覚えた。こういう見方をすれば便利なものになるというヒントを与えてくれる。
アイデア部門 優秀賞
しんどう点字ブロック 川野 偉心 (朱雀第七小学校・6年)
【作品概要】
目の見えない人や子供,お年寄りも駅のホームや横断歩道を安心して使える「しんどう点字ブロック」。目の見えない人には震動の大小により点字ブロックの内側がどちら側かをわかりやすいように工夫した。また,踏んで振動することによって危険な場所だということが分かる,光ることで耳の聞こえない人にも危険がわかる,震動発電で電力を作るところを工夫した。

【審査員コメント】
駅構内での転落事故等が起こる中,振動の大小や発光によって危険を伝えるという発想は,すべての人が安全に利用できるようにとの思いが感じられた。
目薬タスカール 真継 櫂 (朱雀第七小学校・6年)
【作品概要】
目薬をさせるようにするために素材はやわらかいシリコンゴムにした。目薬が絶対入るとわかるので,怖くなく,またしっかりと固定されているので絶対に入る構造になっている。目薬が必要なのにさせなくて困っていたり,させてもやりたくないと思っている人に役にたつと思われる。
【審査委員コメント】
白内障などのため目薬を定期的にさす必要がある人にとってこのようなものがあれば非常に役に立つのではないか。ぜひ購入したい商品である。
落とし神 山下 真緒 (久世中学校・3年)
【作品概要】
お年寄りの方や手の不自由な方でも手を差し出すだけで必要な分のトイレットペーパーがスムーズに落ちてくるのでストレスなく,トイレを使用出来る。また一定の分量が出てくるので無駄もなく清潔さを保てる。
【審査委員コメント】
洗練されたデザインである。すべてのトイレに付けられなくても多目的トイレなど必要なところに付けられたらよいと考える。
声で切符が買える!おたすけ券売機! 濱中 翔太(京都すばる高等学校・2年)
【作品概要】
声で検索・購入できる機能をつけることによって,切符の買い方が分からない子どもからお年寄りの方,視覚障がい者の方も簡単に購入することができる。また,「おたすけガイド」のところには文字だけでなく点字でも表示し,視覚障がい者の方がより使いやすいと感じるように工夫した。
【審査委員コメント】
券売機のところで困っている旅行者などをよく見かける。このような券売機があれば駅員にわざわざ来てもらわなくても良く便利である。
引き出しコピー機 細井 綾乃 (京都すばる高等学校・2年)
【作品概要】
普通のコピー機は子どもや車いすの方が使いにくいと思いこの案を思いついた。今までのコピー機のふたをなくし,代わりに引き出しを付けた。この引き出しの中に印刷したいものをいれてコピーする構造になっている。引き出しだと自分の方に引くだけなのでふたを上にあげる力もいらないし指を挟む心配もなくなる。
【審査委員コメント】
このような状況に目を付けたのが素晴らしい。また,このアイデアは,車いすの人だけではなく幅広く人の役に立つと考えられる。アイデア部門 アイデア賞
形の変わった信号 山下 大喜 (下鴨小学校・5年)
【作品概要】
色の見分けがつきにくい人は信号の赤色・黄色・緑色を見分けることがむずかしいため,信号の中に○,△,×のマークを入れた。昼は明るいので黒色,夜は暗いので白色となるよう工夫した。
【審査委員コメント】
何気ないことだがよく気づいたと思うし,形と色の双方で知らせることで,より多くの人に安全・安心を提供しようとする発想が興味深い。
キャリーバックを持ったかんこう客にやさしい「かんこう客ゆうせんバス」 南 圭鎮 (七条第三小学校・4年)
【作品概要】
優先席のように観光客のための優先バスを考えてみた。地元のお客さんとのトラブルが起きないようにキャリーバックを置くルールを決め,少しでも多くの人を気持ちよく安くて便利なバスで運んであげられるようにした。【審査委員コメント】
問題となっていることを非常にシンプルなアイデアで解決しようとしているところがよい。また,キャリーバックを持った観光客だけでなく車いす,ベビーカー等を使う人にも便利である。三段手すり 坂田 遥香 (西京高等学校附属中学校・1年)
【作品概要】
つり革が上から垂れ下がっていると持てない人がいて車内事故が起きるので,それなら下につければよいと思い手すりを考えた。「全ての人が使える」ことを第一に考えたので三段階の高さにした。【審査委員コメント】
実際には車いすの人は使いづらいなどの問題もあり,このまま使用することは難しいかもしれないが,いろんな人が使いやすいように考えた発想を評価した。
これで安心渡れるん 武田 栞奈 (京都すばる高等学校・2年)
【作品概要】
踏切の線路には隙間があり,車いす・ベビーカーのタイヤ挟まったりして事故が起きることがあるため,踏切の線路の隙間を埋めることでタイヤが挟まるのを防止しスムーズに踏切内を渡れるようにした。

【審査委員コメント】
車いすの人や杖をつく高齢者,ベビーカーなど幅広く役に立つアイデアであるところが,ユニバーサルデザインである。
きれいだ COLOR 安心液 松井 菜々花(京都すばる高等学校・2年)
【作品概要】
この消毒液を使えば雑菌などで汚かった部分が液と反応して色が出てくる。その部分を重点的に拭けば除菌でき綺麗になる。また子どもだけではなく視覚障害者の方や目の悪いお年寄りなど誰でも簡単に掃除することができる。

【審査委員コメント】
このような商品があれば買ってみたいと思った。
UDショートメッセージ部門 大賞
やさしい手 吉田 富美
【作品】
いつも通勤電車の乗換駅では,視覚障害の男性を改札口までOLやJR職員,時に学生が側に付き添い誘導する姿を目にします。側にいない時は私の役目です。周囲は通勤でせかせかした中,ゆっくりと歩きそしてありがとうの言葉がとても心地良く,せちがらい世の中,ふっとこころが温まります。
【審査委員コメント】
困っている人がいれば気付いた誰かがそっと手を差し伸べる。そんなやさしい思いに溢れた社会にしたいという思いが伝わってくる。この作品を見てとてもやさしい気持ちになれた。
UDショートメッセージ部門 優秀賞
思いやりの傘 金田 怜子 (立命館小学校・4年)
【作品】
「あ,雨だ」右京図書館から出てきたらすごい雨。「傘もってない!」その時,ロビーに「レンタル置傘」を見つけ「助かった,ありがとう」。傘たてに「ぼくの傘に入りなよ」「晴れたらもってきてね」とありました。人にやさしい心づかいに感謝。みんなの傘なので大切にしなくては。
【審査委員コメント】
傘を皆の公共のものとして大切にしようという気持ちが伝わってきた。また,芽生えた思いやりの心を育てていきたいという前向きな意志が感じられる。
UDショートメッセージ部門 佳作
自分にできて障がいのある方にできないこと 田中 みあり(京都すばる高等学校・2年)
【作品】
学校に向かうための駅に向かう途中,時々会う人がいる。その人は目が不自由な人で,ある日,その人と駅であったことがあった。私の家から駅まで約15分かかる。そこまで,その人は一人で歩いてきていると考えると,私はすごいなと思う。自分にできて障害のある方にできないものなんてないと強く思った。【審査委員コメント】
普段,あまり他の人のことに目を向けるようなことは少ないのではないかと思う。このような考えを持つこと自体が偉いと思う。お問い合わせ先
京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室
電話:075-222-4161
ファックス:075-251-2940