BCG予防接種について
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2024年4月1日
1 BCG予防接種は協力医療機関での接種を!
(1)接種できる協力医療機関
京都市予防接種協力医療機関で実施します。(詳細はコチラ)
(2)対象者
生後1歳に至るまでの間にある乳児 (生後5月から8月に至るまでの間に接種を受けることが望ましい。) | 1回 |
(3)接種費用
無料
2 BCG予防接種の効果等について
(1)効果
BCGはウシ型結核菌を弱毒化して作った生ワクチンです。管針という器具を上腕の外側の2か所に押し付けて接種します。BCGワクチンで免疫をつけておけば、結核を発病する機会を大幅に減らすことができ、その効果は10年以上持続されます。特に乳幼児における重症結核の予防に有効です。
結核は,患者数がかなり減少してきていますが、大人から子どもに感染することが、現在でもあります。乳幼児は結核に対する抵抗力(免疫)が弱いため、全身性の結核症(粟粒結核)や結核性髄膜炎になることがあり、重い後遺症を残す可能性があります。
(2)注意事項
BCG接種部位に外用ステロイド剤を使用している場合、なるべく期間をあけて(薬剤の使用量、使用期間などを考慮して、少なくとも1日以上の間隔をあけて)接種してください。
なお、接種後の局所には当分の間、外用ステロイド剤は使用できません。
接種前後のステロイド剤の使用については、医師とよくご相談ください。
3 BCG予防接種による副反応等について
(1)副反応
通常の反応は、接種後10日~4週間の中で、接種部位に発赤、硬結(しこり)、腫脹(はれ)等がみられ、その一部に膿(うみ)が出ることがあります。この反応は接種後4週間後頃までに最も強くなり、その後はかさぶたが出来て、3か月後までには治まり、小さな針の痕が残るだけになります。
副反応は、接種側のわきの下のリンパ節が大きく腫れることがあります。通常は放置し、様子をみていただいて構いません。接種後3か月を過ぎても治らなかったり、膿(うみ)が出てくるときには、接種された医師に相談してください。
(2)コッホ現象
接種を受けた子どもが、接種前に結核菌に感染していた場合に、「コッホ現象」が生じます。
コッホ現象は、接種後2~3日以内(長くても10日以内)の早めの時期に、接種後の反応が強く出た場合には「コッホ現象」の可能性があります。結核に自然に感染している可能性があることから、接種を受けた子どもに結核の感染・発病の有無を確認する検査を行い、必要に応じて治療を行う場合がありますので、速やかに接種された医師にご相談ください。
コッホ現象を診察した医師は、本市に以下の「コッホ現象事例報告書」を提出してください。
コッホ現象報告書
- コッホ現象報告書(PDF形式, 62.46KB)
京都市医療衛生センターへFAXのうえ、原本を郵送してください(TEL:075-222-4421、FAX:075-708-6212)。
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- 【厚生労働省】結核とBCGワクチンに関するQ&A
厚生労働省が作成しているサイトです。
お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
電話:075-222-4421
ファックス:075-708-6212