受賞作品・取組概要(一般取組・企画部門)
ページ番号173823
2020年10月27日
みやこユニバーサルデザイン大賞
東山観光支援コミュニティ(愛称:京都・東山おもてなし隊)(東山観光支援コミュニティプロジェクトチーム(京都産業大学経営学部松高ゼミ))
【作品概要】
「東山観光支援コミュニティ(愛称:京都・東山おもてなし隊)」は,東山に訪れた誰もが安心して観光できるように,介助や荷物の一時預かりなど,各自で出来るちょっとした工夫や親切で観光客をおもてなしする東山のお店や観光施設等で作るコミュニティです。
清水寺や高台寺等の社寺が多く有し,日本有数の観光地である東山には,高齢者や障害のある方,外国人等を含めた多くの観光客が訪れます。このコミュニティは,障害の有無や年齢等に係らず「誰もが快適に観光を楽しめるユニバーサルツーリズムのまち東山」を目標に,京都産業大学経営学部松高ゼミのメンバーが,地域の店舗・施設の皆さんや東山区役所と一緒に検討を重ね,平成25年4月に立ち上げました。
平成26年7月の時点で,37の店舗・施設が参加しています。
![東山観光支援コミュニティ](./cmsfiles/contents/0000173/173823/higasiyama.jpg)
(東山観光支援コミュニティ) http://higashiyama-kanko.jp/community/
地域,学生(プロジェクトチーム),行政機関等が協力してコミュニティの企画・運営に取り組んでいますが,プロジェクトチームや行政機関が中心となるのではなく,地域が主役となって区民ぐるみのおもてなしとなるよう工夫して取り組んでいます。
また,東山区社会福祉協議会に協力をいただき,福祉的な視点からのアドバイス・サポートをもらっています
【審査員コメント】
大学・行政・地域ぐるみでユニバーサルな京都観光のスペースを作っていかれる姿が,広く市民を巻き込み,啓発に繋がっていると思った。今後の広がりが期待でき,学生がゼミの活動から実践へと進んでいることが興味深い。
みやこユニバーサルデザイン奨励賞(順不同)
そらまめプロジェクト京都発達障がい啓発キャラバン(第4期京都市未来まちづくり100人委員会12グループ有志)
【作品概要】
一般市民理解を深めるために,企業,学校,社会福祉施設等に呼びかけて,およそ90分程度の啓発研修の機会を創り,受講者には理解を進める市民となっていただくようスカイブルーリングを配布する取組です。
本活動を通して,”障がい者・健常者”とか”当事者・傍観者・篤志家”といった旧来の枠を取り外し,市民誰もが安心して心豊かに暮らすまち”ユニバーサルシティ―京都”の構築を目指します。
![スカイブルーリング](./cmsfiles/contents/0000173/173823/skybulering.png)
【審査員コメント】
他団体との協力関係があり,発展性が高い。京都発のモデルプロジェクトになってほしい。
ユニーズ・おこしやす京都(市民ボランティアグループ「ユニーズ京都」)
【作品概要】
視覚に障がいがあっても,観光や研修を目的として京都へ出かけてみたいと望んでおられる方は沢山おられます。
それらの人たちに「目の提供(eye help)」をすることで,自由に行動してもらえるよう,京都市民として関わっていきたい。そのために,誰もが気軽に京都に出向いて来られ,京都市民として「おこしやす!」と温かくお迎えできるように,より多くの市民に視覚障がい者への関わり方の初歩学習会を開催して,安心・安全にサポートできるようにしています。サポートはあくまで「eye help」であって,それ以上のお手伝いは対等な人間関係を損なってしまうものとして大切に位置付けています。
![アイヘルプの様子](./cmsfiles/contents/0000173/173823/eyehelp.jpg)
【審査員コメント】
活動が具体的に行われていて社会に貢献している。あくまででも「目」の代わりに徹するというスタンスを高く評価する。
誰にでも優しい人力車観光を目指して(えびす屋總本店)
【作品概要】
京都にお越しいただく全ての方をお客様と捉え,気持ちの良い観光をしていただける様に日々努めております。心のこもったおもてなしに触れて頂き,“また京都に行きたい”と思って頂ける様に人力車ご利用の有無に関わらず道案内等も喜んでお受けしています。
![えびす屋總本店](./cmsfiles/contents/0000173/173823/ebisuya.jpg)
【審査員コメント】
人力車という限られたツールではあるが,救急体制のための訓練,地域貢献など活動分野の広がりが感じられる。将来的な発展に期待したい。
京都ユニバーサル・ミュージアム『触る学ぶ展覧会ー子供護る守り紙ー』(京都ユニバーサル・ミュージアム実行委員会)
【作品概要】
ユニバーサル・ミュージアムは,「誰もが楽しめる博物館」という理想的な展示の実現を目指し,全ての展示品を自由に触ることができます。
![ユニバーサル・ミュージアムの様子](./cmsfiles/contents/0000173/173823/universalmuseum.png)
【審査員コメント】
視覚健常者も視覚障害者も皆が楽しめる展覧会,まさに趣旨に合った作品だと思う。今後はさらに啓発活動を進めていただきたい。
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室
電話:075-222-4161
ファックス:075-251-2940