受賞作品概要(青少年アイデア部門)
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2020年10月27日
みやこユニバーサルデザイン賞 優秀賞
じぶんでのめるよ 家藤 凛太郎(立命館・1年)
【作品概要】
ペットボトルのキャップを外すための道具を設置します。そうすれば力のないお年寄りや子どもが自分で開けられます。

じぶんでのめるよ
【審査員コメント】
力のない人がキャップの蓋を開けられるアイデアはみんなにやさしく,とても良い。考えた人の思いやりを感じる。
色が変わるなべ 上森 千鶴(南太秦小・4年)
【作品概要】
小さい子からお年寄りの人たちが火傷をしないように鍋の色を見て「今は熱いな」と分かってもらえるように工夫しました。

色が変わるなべ
【審査員コメント】
簡単でわかりやすいところが良い。料理の煮炊きのとき,鍋の外側の色だけで熱さが分かると大変便利で安全で良いアイデアだと思う。
字幕つきインターホン画面 大島 美緒羅(西京高等学校附属中・1年)
【作品概要】
難聴の友達に不便なことを質問したとき,「インターホンの声が分かりにくい」と教えてくれました。話した言葉が字幕になって表示される機能をつければ良いと思いました。字幕の文字を大きくすることでお年寄りにも優しいデザインになります。

字幕つきインターホン画面
【審査員コメント】
実際に困っている人にリサーチして考える点が素晴らしい。聴きにくさへの気付きに基づき,音声をダイレクトに字幕に変換するという斬新な発想を評価した。
音が見えるオーケストラコンサート♪ 梅野 慎一郎(京都すばる高・2年)
【作品概要】
歌謡曲は視覚的にも楽しめるようになってきていますが,歌謡曲だけでなく,オーケストラの良さもより多くの人に感じてもらいたいと思っています。それを実感するにはある程度の音楽に関する知識と感覚が必要となります。また耳の聞こえない人も多くいます。そのような人にもオーケストラの良さを実感してもらうためにどのような工夫が出来るか考えました。

音が見えるオーケストラコンサート♪
【審査員コメント】
音楽をビジュアル化する発想が素晴らしい。視覚障害のある人にも音楽を楽しんでほしいという気持ちが伝わってきた。
一目薬(ひとめやく) 江田 遥樹(京都すばる高・2年)
【作品概要】
病院からもらう錠剤やカプセルの薬の容器は,色も形もどれもほとんど同じで,何錠飲めば良いかも袋にだけ書いてあるので,袋から出したら見ただけでは区別がつきません。そこで,この容器自体にマークや色を付けたら誰に対してもわかりやすくなり,便利になりそうだと思い「一目薬」を考えました。

一目薬(ひとめやく)
【審査員コメント】
誰にでも理解できる良い案。実現にはいくつかのハードルがありそうだが,このアイデアで多くの人が便利で安全になると思う。
みやこユニバーサルデザイン賞 アイデア賞
手ぶくろアイロン 西垣 朱莉 羽束師小・3年(羽束師児童館)
【作品概要】
手を入れると手袋が熱くなり,アイロンがけを簡単にすることが出来ます。ボタンの間の細かいところも,指を動かすだけでしわが取れます。

手ぶくろアイロン
【審査員コメント】
手の動きや感覚をそのまま活かせるのが良いと思う。こんなアイロンがあれば便利だと素直に思える。
子供も食べられます表示 宮崎 真衣(立命館小・3年)
【作品概要】
食べ物屋さんに行ったときにお店の中に入って子供が食べられる物がなくてがっかりすることがあります。お店に入る前に表示がしてあれば安心して入ることができます。

子供も食べられます表示
【審査員コメント】
食品にもそういう表示があるととても便利だと思う。アトピー対応メニューあり・こどもトイレあり・授乳スペースありなどに広がりがあると嬉しい。
らくらく上下手すり 李村 知香(南太秦小・4年)
【作品概要】
手すりを上げたり下げたりすると,背の低い人でも高い人でも使えるので,みんなに使ってもらいたいです。

らくらく上下手すり
【審査員コメント】
自分の経験からの発想でわかりやすい。いろんな背の高さの人に使えるアイデアはとても良い。
簡単に開けれる牛乳パック 小槻 翔平(開睛小・6年)
【作品概要】
開けるところにつまみを付けて,簡単に開けられるようにしました。こうすれば,小さな子どもや片手でも開けられます。

簡単に開けれる牛乳パック
【審査員コメント】
大人でもうまくいかず,失敗してしまうことがよくある。単純な発想だが,簡単に出来ることだと思う。
車の雨よけ 松田 渚(岡崎中・1年)
【作品概要】
車に乗るとき,傘を閉じないと車の中に入れないので,濡れないようにドアに屋根をつけました。そして,折りたためるようにジャバラにしました。
そうすることで,体の不自由な人や荷物を持った人でもゆっくりと乗ることができるようになります。

車の雨よけ
【審査員コメント】
雨の日の車の乗り降り際の不便さの解消になる。車椅子の方の乗降時には特に効果的と思う。
栄養はっきりマーク 大杉 真緒(桂川中・2年)
【作品概要】
総カロリー数だけでなく,含まれている栄養の配分を色分け,円グラフでわかりやすく表示しました。一人暮らしのお年寄りに需要の増えたお惣菜やコンビニ弁当等に使用することにより,偏った食事の防止・健康管理の手助けとなります。

栄養はっきりマーク
【審査員コメント】
多くの人が知りたいことを知らせている。円グラフにして一目で分かるように工夫している。
透明のドアの冷蔵庫 長谷川 美樹(東山小中・8年)
【作品概要】
透明のドアの冷蔵庫があったら,中身が見やすいと思ったからです。透明は透明でも曇りにくいガラスみたいなものがあったらいいと思いました。

透明のドアの冷蔵庫
【審査員コメント】
冷蔵庫に何が入っているのか一目瞭然。冷蔵庫に入れたものを忘れてしまって食品を駄目にしてしまうことを防げるだろう。
光る!LEDかぎ穴 井代 奈那子(二条中・3年)
【作品概要】
帰りが夜遅くなったときに,お年寄りなどの手が震えてしまう人や,目が見えにくい人がスムーズに鍵穴に鍵を入れられるように工夫しました。何も特別な作業をしなくてもセンサーで光るので誰でも扱いやすいです。

光る!LEDかぎ穴
【審査員コメント】
手間取った経験のある人は多そう。「手が震える」「見えにくい」と鍵を使う方の目線に立った発想が素晴らしい。
おしゃべりシャワー 山本 茉依(京都すばる高・2年)
【作品概要】
シャワーでお湯を出すつもりが温度調節を確認しておらず,いきなり冷水が出てくるという事故対策のアイデアです。いきなりお湯が出るのではなく,「○度のお湯がでます」などのナビゲーションのあと,約2,3秒後にお湯が出る仕組みです。

おしゃべりシャワー
【審査員コメント】
お湯の温度を実際に触れずに知ることが出来るため,急激な温度変化による事故を防ぐことが可能。
カラフル通り 桂 遼之介(白河総合支援学校・3年)
【作品概要】
道路の通りによって色を変え,道に印刷します。どんな人にも自分のいる場所や方角が分かりやすくなります。市バスにそれが採用されているので,道にもあればいいと思いました。

カラフル通り
【審査員コメント】
すべての通りを色違いにすることは出来ないと考えるのが普通であるが,それが実現すれば,自分のいる位置が非常にわかりやすくなり,通行がスムーズになる。
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室
電話:075-222-4161
ファックス:075-251-2940