令和6年度における児童虐待相談・通告等の状況及び被措置児童等虐待の状況
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2025年8月4日
令和6年度の京都市の児童相談所における児童虐待相談・通告等の状況及び被措置児童等虐待の状況をお知らせします。
令和6年度における児童虐待相談・通告等の状況
1 相談・通告件数及び認定件数の推移
年 度 |
令和2年度 |
令和3年度 |
令和4年度 |
令和5年度 |
令和6年度 |
||
京都市 |
相談・通告件数 |
2,907 |
3,125 |
3,288 |
3,443 |
3,371 |
Ⅰ2,205 |
Ⅱ1,166 |
|||||||
認定件数 |
2,175 |
2,170 |
2,257 |
2,522 |
2,479 |
Ⅰ1,667 |
|
Ⅱ 812 |
※ 令和6年度欄のⅠは京都市児童相談所(南区及び伏見区を除く区域を所管)、Ⅱは京都市第二児童相談所(南区及び伏見区を所管(深草及び醍醐支所管内を含む。))における件数
➢ 相談・通告件数は「3,371件」(前年度比72件減)、認定件数は「2,479件」(前年度比43件減)となっています。子どもが被害者となる痛ましい事件が多数報道されていることや児童虐待に関する啓発等による社会的な関心、関係機関の認識の高まりもあり、相談・通告件数及び認定件数ともに高い水準となっています。
➢ 近年の相談・通告件数及び認定件数の増加の要因としては、子どもの面前で行われた配偶者間の暴力や、DV(ドメスティック・バイオレンス)による警察からの心理的虐待通告によるものが大きいと考えられます。
2 経路別の相談・通告件数及び認定件数の推移
年度 |
家族 |
親戚 |
近隣 知人 |
児童 本人 |
児童 委員 |
保健福祉 センター |
医療 機関 |
児童福祉 施設 |
警察等 |
学校 等 |
その他 |
計 |
令和2 |
41 |
22 |
372 |
11 |
1 |
165 |
41 |
55 |
1,657 |
205 |
337 |
2,907 |
37 |
19 |
190 |
10 |
1 |
145 |
37 |
54 |
1,186 |
189 |
307 |
2,175 |
|
令和3 |
65 |
16 |
390 |
11 |
8 |
166 |
45 |
84 |
1,826 |
207 |
307 |
3,125 |
59 |
11 |
112 |
11 |
7 |
149 |
38 |
67 |
1,275 |
163 |
278 |
2,170 |
|
令和4 |
88 |
35 |
347 |
10 |
2 |
196 |
37 |
76 |
1,985 |
230 |
282 |
3,288 |
67 |
21 |
140 |
8 |
2 |
164 |
29 |
64 |
1,298 |
207 |
257 |
2,257 |
|
令和5 |
97 |
30 |
272 |
10 |
4 |
138 |
49 |
88 |
2,200 |
264 |
291 |
3,443 |
70 |
11 |
103 |
8 |
2 |
133 |
41 |
65 |
1,605 |
226 |
258 |
2,522 |
|
令和6 |
104 |
37 |
231 |
16 |
1 |
121 |
36 |
119 |
2,179 |
233 |
294 |
3,371 |
88 |
32 |
71 |
10 |
0 |
110 |
30 |
109 |
1,544 |
220 |
265 |
2,479 |
※ 上段は経路別の相談・通告件数を、下段は経路別の認定件数を示す。
➢ 相談・通告件数ベースでは、「警察等」(2,179件、64.6%)が最も多く、「学校等」(233件、6.9%)や「近隣知人」(231件、6.9%)が多くなっています。認定件数ベースでは、「警察等」(1,544件、62.3%)が最も多く、「学校等」(220件、8.9%)や「保健福祉センター」(110件、4.4%)が多くなっています。
➢ 「その他」(相談・通告件数294件(8.7%)、認定件数265件(10.7%))の件数の多くは、相談・通告のあった児童に「きょうだい」がいる場合には、虐待のハイリスク家庭であることを理由に、「きょうだい」についても、相談・通告件数への計上及び虐待認定を行っていることによるものです。
3 内容別・年齢別の認定件数
年 度 |
令和2年度 |
令和3年度 |
令和4年度 |
令和5年度 |
令和6年度 |
身体的虐待 |
624 |
588 |
566 |
612 |
627 |
性的虐待 |
15 |
5 |
12 |
10 |
17 |
ネグレクト |
271 |
291 |
340 |
373 |
339 |
心理的虐待 |
1,265 |
1,286 |
1,339 |
1,527 |
1,496 |
計 |
2,175 |
2,170 |
2,257 |
2,522 |
2,479 |
令和6年度 |
0~3歳未満 |
3歳~学齢前 |
小学生 |
中学生 |
高校生他 |
計 |
身体的虐待 |
64 |
121 |
244 |
145 |
53 |
627 |
性的虐待 |
0 |
4 |
6 |
5 |
2 |
17 |
ネグレクト |
109 |
76 |
94 |
42 |
18 |
339 |
心理的虐待 |
330 |
274 |
517 |
228 |
147 |
1,496 |
計 |
503 |
475 |
861 |
420 |
220 |
2,479 |
➢ 内容別では、「心理的虐待」(1,496件、60.3%)が最も多く、次いで「身体的虐待」(627件、25.3%)、「ネグレクト」(養育放棄)(339件、13.7%)の順となっています。
➢ 年齢別では、就学前児童(0~3歳未満、3歳~学齢前)の割合が、約4割(978人、39.5%)を占めています。
4 主たる虐待者別の認定件数
年度 |
父 |
母 |
その他 |
計 |
||
実父 |
実父 以外 |
実母 |
実母 以外 |
|||
令和2 |
1,109 |
83 |
939 |
4 |
40 |
2,175 |
令和3 |
1,118 |
79 |
928 |
0 |
45 |
2,170 |
令和4 |
1,162 |
68 |
993 |
5 |
29 |
2,257 |
令和5 |
1,291 |
90 |
1,093 |
6 |
42 |
2,522 |
令和6 |
1,205 |
73 |
1,150 |
6 |
45 |
2,479 |
➢ 主たる虐待者は、「実父」の件数(1,205件、48.6%)が最も多く、次いで「実母」(1,150件、46.4%)が多くなっています。
令和6年度における被措置児童等虐待通告の状況
1 被措置児童等虐待の事実があったと認定した件数(通告受理件数)
1件(7件)
2 被措置児童等虐待の事実があったと認定した事案の概要
施設等の種別
社会的養護関係施設
被措置児童等虐待の状況
虐待を受けた被措置児童 |
虐待を行った施設等職員 (行為者) |
被措置児童等虐待の類型 |
||
性別 |
年齢階級 |
性別 |
職種 |
|
女 |
中1 |
女 |
児童指導員 |
心理的虐待(※) |
※ (内容)行為者が感情を抑えきれずに、威圧的な言葉かけを行ったもの
京都市が講じた措置
・ 児童及び関係職員から聴き取りを実施
・ 発生原因の分析及び改善指示並びに改善計画の策定指示報道発表資料
発表日
令和7年8月4日
担当課
子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課 (電話:075-222-3939)
子ども若者はぐくみ局児童福祉センター児童相談所 (電話:075-950-0748)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課
電話:(代表)075-222-3939、(発達支援担当)075-222-3937
ファックス:075-251-1133