第42回市民対話会議(「京都探究エキスポ2025」生徒実行委員)
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2026年3月25日
第42回市民対話会議(「京都探究エキスポ2025」生徒実行委員)を開催しました
1 概 要
令和6年4月、知事・市長による「第1回府市トップミーティング」において「京の高校生探究パートナーシップ事業」の実施が合意されたことを踏まえ、京都府立・市立高校の垣根を超え、高校生が探究活動の成果発表を通じて交流し、学びをより深めていく「京都探究エキスポ」を、令和6年12月の開催に引き続き、令和7年12月に国立京都国際会館で開催しました。
京都探究エキスポは、生徒自身が主体となり当日の内容や企画を構想し、その想いを実現するために京都市立・府立高校生の希望者が実行委員となり、京都探究エキスポを作り上げており、今年度最後となる第4回生徒実行委員会に参加した高校生と、西脇隆俊京都府知事にもお越しいただき、松井孝治京都市長が、今年度の取組を振り返りながら、高校生の探究活動の更なる充実等に向けて、意見交換を行いました。
日時:令和8年1月24日(土曜日)午後4時~5時
場所:京都府立鳥羽高等学校
参加者: 20名(第4回生徒実行委員会に参加した高校生)
西脇隆俊京都府知事、前川明範京都府教育委員会教育長、稲田新吾京都市教育長
2 会議内容
▶出席者の主な発言内容
(懇談1「京都探究エキスポ2025の振り返りについて」)
・今年は探究エキスポ2年目ということで、生徒実行委員会でも、新しいことにさまざま挑戦しようと企画を考えた。
・新しいことに対して、十分な状態で当日を迎えるためにはそれ相応の対話や議論の時間が必要だが、3回、4回の実行委員会の機会だけでは難しい部分もあった。来年の生徒実行委員会では、今年度以上に話し合いや対話の機会、人と人との関わりの機会を増やすとより良いのでは。
(懇談2「高校生の探究学習の更なる充実について」)
・学校の探究は、主にクラスの中で同じ興味を持った人同士が集まるため、考えが一緒で、内容に偏りが生じるが、探究エキスポでは、学校も部活も考え方も全く違う生徒が参加しており、違う背景を持つ者や違う研究をしている者が集まることで、色んなことを知りえて良かった。
・自分の高校のある地域は、他の地域と比べ、探究できるものが限られており、フィールドワークする環境が少ない。自身の探究に関連する方の話を聞きに行く機会や、他の学校と協働した探究活動があったらおもしろい。
・自分の高校の探究は理数系が中心のため、文系や他の高校の視点はないが、他の高校の人たちと協働し、他の人の分野を知ることで、全然違う探究になったりすることがある。生徒実行委員会に参加することで、自分の中にあった紙の上で行う探究のイメージから幅が広がった。
・大学訪問や、大学の先生に高校へ来てもらうなど、大学ともっと連携したい。
・京都府は広いため、地域間で交流する環境を整えてほしい。また、京都探究クエストのように、校外で、分野ごとに交流できるような探究イベントを増やしてほしい。
(市長への質問)
・探究成果発表の場面等で、相手に影響を与えたり、その人の心を動かしたりする上手な伝え方の秘訣をお聞きしたい。
・生徒実行委員会の中では対話という言葉でのやりとりを重視していた。市長が対話、言葉でのやりとりをどれほど重要と考えておられるかお聞きしたい。
・高校生の皆さんから、時間で収まらないぐらいの意見・要望が出てきて、頼もしい限り。
・色々な人がいる中において、その人に対して何をぶつけるのか、という引き出しの多さとその感性が、相手の心をつかむコツである。
・探究は多くの人に受ける必要はなく、本当に信じて分かってくれる人がいて、相乗効果で新しい発見があればいい。結果まで考えていると新しいものは生まれない。「何をやっているの?」というような人が、次の時代の大きな発明や発見を生むかもしれない。
・コミュニケーションをするにあたり、相手に対する好奇心は持った方がいい。また、ある程度の経験も大切。実行委員会は、違う学校、違う環境、違う感性で話をせざるを得ない機会を与えてくれており、それはすごく良い経験となる。これを皆さんの人生の中で、横へ横へと広げていただきたい。
・学校間で探究活動に係るパートナー制度みたいなものを作るのも面白い。
・探究活動は、私の仕事でいうとまちづくりと同じ。まちづくりのためには、例えば、教育、保健福祉、建築、都市計画、産業といった様々な分野・職種の人たちの知恵を出していかなければいけない。専門性や価値観が異なるそれらをミックスして、どんなまちを作っていくのかを考えるのが市長の仕事。探究と同じで、ある領域だけで物事は進まないことが多い。だから、どう組み合わせるかが大切で、組み合わせることによって面白いことが実現できる。
・探究のテーマがない、決められないという意見もあったが、こういうことを追求したい、勉強したいと思えるようなことは必ずある。例えば、京都には、世界の中でも最高の料理職人がいる。現場の職人から本物の話を聞く機会が重要であり、高校生に対して、そういった機会を設けていきたい。
・京都府内を見ると、例えば、お茶、庭、西陣織など様々な特色あるほんまもんがあり、その地域ごとのほんまもんをお互い出し合って講座を設け、各地域の高校生が行き来する機会を設けるなど、皆さんから「こんなことをもっと追求したい」「こんな勉強をしたい」といったリクエストをしていただけると、京都の探究活動の充実にもつながっていく。






