第41回市民対話会議(生きものむすぶ・みんなのミュージアム事業)
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2026年3月26日
第41回市民対話会議(生きものむすぶ・みんなのミュージアム事業)を開催しました
1 概 要
「生きものむすぶ・みんなのミュージアム事業(※)」のワークショップ等の参加者や、生物多様性の保全等に関心を持って取り組む中高生・大学生にお集まりいただき、自然や生きものに関する活動の裾野の広げ方や周囲の巻き込み方等について、松井孝治京都市長を交えて意見交換を行いました。
※ 自然や生きものから得られる恩恵と京都の文化や暮らしとのつながりを見える化することなどで、京都の自然を身近に感じ、愛着を深める人を増やすことを目的とした事業
日時:令和8年1月21日(水曜日)午後3時~
場所:京都市役所分庁舎 第2・3会議室
参加者:12名
(参加団体等/五十音順)
AKARI DESIGN・こどもと行こう!祇園祭 実行委員会 、桂高等学校、京都御池中学校、京都大学、株式会社堤淺𠮷漆店、デザイナー 、龍谷大学、一般社団法人リリース
2 会議内容
▶出席者の主な発言内容
(自然や生きものに関する活動を広げるための課題と対策)
・学校では、ミミズを不快に思う人が多かったが、ミミズコンポストの活動を継続していると、慣れてミミズへの抵抗感が下がり、受け入れられやすくなった。子どものほうがそうしたものに抵抗感がないため、小さい頃から生きもの等に触れ合う教育が大切。
・菌床栽培活動は、一般の人にはイメージしづらく、興味を持ってもらうきっかけが少ない。自分たちはコーヒー残渣を菌床に用いており、キノコ好きな人だけでなくコーヒー好きな人たちに向けても、取組を広げることができる。
・「正しい知識を分かりやすく伝える」、「金銭的な価値」、「若い人からの発信」が活動の普及につながるポイント。
・楽しんで取り組む姿を見せることは周囲の人を惹きつけることにつながるが、周囲の人を巻き込むことが目的になるとしんどくなる。あくまでも副次的な効果だと認識しておくと、無理なく活動を続けられる。
・小学校などで、給食にまつわる学びとして、農作業や調理、器づくりや漆塗りなどを体験できれば、「自然との共生」の本質的な理解につながる。
・「茅葺きは文化財のように保護していくもの」と捉えず、「暮らしの装置である」と捉え直すことで、先入観に縛られない、新しい関係性を築くことができる。
・「手中の鳥」とよく言うように、他の取組が良く見えるかもしれないが、規模の大きいことばかり考えるのではなく、目の前の自分が手掛けていることを1つ1つしっかり取り組んでいくことが大切。
(これから挑戦したいこと)
・コミュニティコンポストのように、地域の人が自然と関わることができる場をつくっていきたい。
・菌床を透明化することで生育過程を見えるようにし、小さい頃からキノコのことを知って、育て、食べるといった体験ができるようにしたい。
・デザインを通じて、今回参加された方々の活動をビジュアル化し、出席者の活動を広めていきたい。
・茅葺きを自ら行いたいという方をサポートし、「手の権利」(自分で家を直すなど、昔の人が当たり前にしていた暮らしの中での手作業)を行使する方々を増やしていきたい。
・顔が見える関係性が非常に京都らしい。それぞれの活動を大事にして、続けていくということが京都のスケールには合っている。目の前のことを大事にすることで、自ずと活動が次の段階につながっていくのではないか。
・CO2削減など大きな課題が注目されがちだが、全員がそういった環境課題に直接的に取り組めるわけではないし、関わり方は人それぞれ。重要なのは、知らない人にどう伝えるかということと、自分が取り組み続けているというストーリーであり、そうしたことを意識しながら取組を続けていくことが必要。
・例えば、店の効率的な仕組みや快適な空間に慣れてしまい、それを誰がどんな思いで作っているのか、それによりどんな廃棄物が出ているのかなどに考えが及びづらくなっており、つながりが遮断されているように感じている。人間の営みが自然とどうつながっているのかという喜びを知らない人は多い。
・京都のまちを成り立たせてきたいくつもの要素がある中で、価格だけを指標にしてしまうと、本源的な人と自然の関わりや、物事の背後にあるつながりへの実感が持てなくなってしまう。多くが即物的で対価ベースになってしまっている中、生活に密着した衣食住という入口は良いと思う。
・どのような仕組みで世の中が成り立っているのかを体感的に学ぶ教育に転換していく必要がある。人の顔が見える世界をどうつくっていくか。
・マクロ的な効率性の観点も重要だが、それだけでなく、人と人、人と自然のつながりを、もっと顔が見えて体感できるようにしないと、人間が磨滅していく。ミクロな観点から、人と自然の関わりをしっかりと見直すべきだと改めて感じた。皆さんと一緒に、「人が息づき、顔が見える仕組み」を考えていきたい。
お問い合わせ先
京都市 文化市民局地域自治推進室連携改革・区政担当 (連携改革担当)
電話:075-222-3047、075-222-3049
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