第37回市民対話会議(若者の起業家精神の醸成)
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2026年1月19日
第37回市民対話会議(若者の起業家精神の醸成)を開催しました
1 概 要
若手起業家や自身のやりたいことに挑戦している若者、起業を支援する方々などにお集まりいただき、若者の起業家精神の醸成をテーマに、京都でチャレンジする若者を増やす取組等について、松井孝治京都市長を交えて意見交換を行いました。
日時:令和7年12月13日(土曜日)11:00~
場所:京都市役所本庁舎4階 正庁の間
参加者:8名
(参加団体等/五十音順)
京都産業大学、京都橘高校、高等学校コンソーシアム京都、株式会社SOU、
株式会社taliki、株式会社FiT、龍谷大学、株式会社Ready to Bloom
2 会議内容
▶出席者の主な発言内容
(若者にとっての「良いキャリア」)
・若者が夢や目標を持たず、とりあえず就職してしまうのが今の日本。夢や目標を持って生きていくことが非常に大切。そのためには、教育の場で、夢や目標を考える機会を増やしていくことが必要。
・夢や将来の「なりたい姿」を考える場が不足していると感じており、そういう場や相談できる環境があれば、自己理解や夢の実現に役立つと思う。
・誰かから示されたキャリアではなく、自分自身が人生の手綱を握っている感覚が重要。「自分はなぜ生きるのか」を問い直すきっかけを与える教育プログラムがあれば良い。
・普通科高校では、本質的なキャリアを考えるというよりは、大学への進学や就職を中心にキャリア教育を実施していることが多い。現在は、総合的な探求の時間が自己のあり方を考えさせる役割を担っているが、他の科目でもそうした視点を持って考えさせることが大切。
・会社の中で、事業内容や理念に共感している従業員は、自然と成果が出て良いキャリアを歩んでおり、逆にキャリア形成を意識しすぎている従業員は仕事のパフォーマンスが低いと感じている。同様に、起業家も好きな分野や解決したい課題を軸に事業を進めている方が成功し長続きしている。
・目標に至る道のりは様々で、時代や環境によって変化するもの。
(自ら行動を起こす「きっかけ」)
・起業家は、何かを変えたいと考えるから起業をして、それが「生きる道」となる。一方で、アントレプレナーシップ教育の現場で言う起業は、生き方というより「職業選択」。そのため、志や心構えも違ってくる。
・面白さやワクワク感といったポジティブな気持ちから「やってみたい」という思いが湧き、気づいたら行動に移っている。支援者の立場で若者に行動を促す際は、「なぜそれをやりたいのか」を聞き、自身の興味の根源に立ち返らせるアプローチをしている。
・行動のきっかけは様々で、負けたくない、モテたいなど、周りの環境が行動を起こさせる。また、世界を旅して得た感動やインパクトが「やってみよう」と思うきっかけになるなど、強烈なインプット経験も重要。まずは小さな一歩を踏み出してみて、その先に強烈なインプット経験があると、行動するきっかけが生まれると思う。
・大学時代にフィットネスジム経営のYouTubeに偶然触れ、これだと感じて起業した。人は好きなものや興味のあることに出会うと強烈な「ドーパミン」が出て行動や挑戦につながるので、自分が興味を持てる体験やインプットの機会が重要。
・アクセラレーションプログラムで社会課題の解決に取り組む起業家たちに出会い、海外や異文化の中で諦めずに挑戦し続ける姿勢に感銘を受けたことが、自分のこれまでの価値観を大きく変え、行動するきっかけになった。
・挑戦しやすい環境づくりには、家族の理解や応援も大切。
・「考えること」と「行動すること」を分けて考えず、同時にやることが重要。
(「挑戦」を支える大人の役割)
・高校時代に夢や目標を持てないことが高校教育の大きな課題。日本の高校生は世界的に見ても自己肯定感が低く、挑戦することを「怖い」と感じている。教育現場全体で、挑戦に失敗しても責められない安心安全な環境を作っていく必要がある。
・異なる背景や多様な経験を持つ大人がもっと教育現場に関わることで、子どもたちに新しい価値観や生き方を伝えることができる。
・周りの大人の勇気や胆力の欠如が、若者の挑戦意欲を阻害している。「責任は全て自分が取る」と言える大人が増え、若者が当たり前に安心してチャレンジできる環境が整えば、起業する若者がどんどん増えるのでは。
・若者のビジネスアイデアを励まし、成長を促すアクセラレーターの役割が重要で、大学でもそうしたプログラムをどんどん取り組むべき。また、多様な世界を知ってもらい、好きなことを見つけるきっかけを提供し続けることが大切。
・若者の選択肢と可能性を広げ、必要なリソースや支援を提供すること。本人が決めたことに対して、アドバイスや支援は最小限にとどめ、最後には責任を持つ覚悟が必要。
・人との出会いや交流が、視野や価値観の広がりや未知の世界へチャレンジする一歩を踏み出すきっかけとなるため、大人が若者に様々な体験の機会を与えることが大切。
▶市長の主な発言内容
・日本の教育現場や社会は、偏差値の高い大学への進学や、名の知れた大企業への就職を「成功」とする古い価値観が未だに根強く、子どもたちが「何が一番夢中になれるのか」を見出す体験や導きが不足している。
・これからの教育は、子どもたちが自分の興味や関心を見つけられるよう、多様な体験をさせる仕組みが必要。学校だけではなく社会全体で、子どもたちに「自分自身が何に刺激を受けるのか」を考えさせる環境やプログラムの充実を図ることが大切。
・京都は多様な個性が共存し、排除し合わずにお互いを認め合う独特の風土を持っている。その特性を生かし、学びの場を学校外や地域社会に広げ、「学藝衆」など多彩な分野のプロフェッショナルと交流することで、子どもたちが異なる価値観に触れる場を作っていきたい。
・挑戦や学びの幅を広げる社会づくりや、子どもたちがリスクを恐れず安心して挑戦できる環境の整備に取り組んでいきたい。
お問い合わせ先
京都市 文化市民局地域自治推進室連携改革・区政担当 (連携改革担当)
電話:075-222-3047、075-222-3049
ファックス:075-222-3042
メールアドレス:[email protected]






