第32回市民対話会議(若者に選ばれる、就職先としての京都市役所の魅力の向上)
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2025年11月4日
第32回市民対話会議(若者に選ばれる、就職先としての京都市役所の魅力の向上)を開催しました
1 概 要
労働力人口が減少する中、京都市役所においても人材確保は喫緊の課題であり、学生の市内就職促進の面でも京都市役所が果たすべき役割は大きいことから、「就職先としての京都市の魅力向上」をテーマに、産学連携教育プログラム(※)に参加し京都市役所の職場を体験した学生にお集まりいただき、本市の若手職員及び松井孝治京都市長を交えて、意見交換を行いました。
※(公財)大学コンソーシアム京都が実施するキャリア教育の1つで、企業・行政機関・非営利組織で実習を行う「エクスターンシップ(就業体験)コース」と、企業・行政機関・非営利組織が提示するテーマの課題やプロジェクトに取り組む「プロジェクト企画実践コース」がある。
日時:令和7年8月22日(金曜日)午後2時30分~
場所:京都市役所分庁舎 4階フリースペース
参加者:学生8名
2 会議内容
(大学生の就労観ついて)
・働きながら資格を取るのは難しいイメージがあるが、今後のキャリアを考え、資格取得にチャレンジしていきたい。
・ライフスタイルに合わない場合やキャリアアップにつながる場合は転職することも視野に入れ、柔軟な働き方をしたい。
・異動や転職は性に合わないので、一つの職場でキャリアアップを図りたい。
・市役所の仕事は、職場によって業務内容が大幅に変わることもあるため、様々な経験を積むことができ、良い環境だと感じる。
・子供が生まれたら、仕事と家庭を両立できる、自分の能力に合った職場で働きたい。
・仕事とプライベートを両立したいと考えており、簡単に休みがとれると嬉しい。
(職場体験で感じた京都市役所の良かった点)
・男性育休や早出勤務など、柔軟に働く職員が多く、子育てしやすい環境だと感じた。
・民間からの転職が多く、転職者が馴染みやすい環境だと思った。
・忙しいときに声をかけていいか不安だったが、わからない部分を積極的に相談するなど職員間のコミュニケーションが活発だったため、気軽に職員に相談できた。
・事務職や技術職などの職種に関係なく、職員同士が広くつながっているのは良いと感じた。
・当初、公務員は堅い仕事や残業などの悪いイメージがあったが、京都市の良いところを知る機会になった。
(職場体験で感じた京都市役所の気になった点)
・まじめな方が多く、納得するまで仕事を続ける人が多いように感じた。
・上下水道局での職場体験で、当初、水道の知識がないことから不安に感じていたが、実際には直接水道に関する仕事をしなかった。実習をしないと業務内容が分からないので、事前にある程度分かるとそこまで不安に感じずに済むのではないか。
・個人の担当業務が決まっており、担当業務以外には手を出しづらいように見えたので、手助けできる環境があると良い。
・デスクの大きさがバラバラで、均一化した方が良い。
・建物が古い職場だと、洋式トイレが無いことがある。足の不自由な人には洋式トイレが必要であり、市民にとっても職員にとってもきれいなトイレがあると良い。
・カスハラの防止など、職員が働きやすい環境づくりをさらに進めてほしい。
(京都市の魅力向上に向けたアイデア)
・月に1回、昼休みにみんなでご飯を食べる日をつくってはどうか。
・職員の人数が多く、昼食を食べる場所を探している姿をよく見かけたので、オープンスペースに机椅子を増やすなど、場所をもう少し増やした方がいい。
・説明会以外に、公務員の仕事を知る・体験する機会を増やして欲しい。
▶市長の主な発言内容・市役所職員が京都のファンにならなかったら、市民もファンになってくれない。京都市役所の魅力向上の先に、京都のまちの魅力向上がある。
・自分たちの若い頃は残業が多かったが、今は全体的に残業が減っている。部署や時期によって忙しさは異なり、今回経験したことがすべてではない。
・公務員の良いところは人事異動があり、いろんな経験ができること。
・働き方改革が進み、AIもどんどん活用されている。公務員の仕事は現場を見ることが大切だが、デスクワークが増え、現場が遠のいているように感じている。効率化できるところは効率化し、もっと現場に出るべき。
・民間企業ではノルマや利益追求が重要だが、公務員は人を助け、喜んでもらうことが仕事。仕事は時間内に収めつつ、そうした喜びをつくり、「働いてよかった」というやりがいを感じることも重要である。働き方はもう少し弾力的にできればと思っている。
・3週間という短い期間の職場体験で全てを理解することは難しい。しんどく見えても、職員本人は使命感を持って働いていたり、集中して課題解決に取り組んでいたりすることもあるので、一部分だけでなく全体を見てほしい。
・ワークライフバランスをしっかり整え、家族や友人との関係も大切にすることが重要。京都市はウェルビーイングなまちを目指しており、まずは、職員自身がウェルビーイングになり、このまちが大好きで働いていることが大切。
・京都市で働きながら、このまちを好きになり、日々の生活を楽しみ、その中で京都市の職員として働くことを選択してもらえると嬉しい。風通しを良くし、働き方改革を進め、より良い職場環境を作っていきたい。
お問い合わせ先
京都市 文化市民局地域自治推進室連携改革・区政担当 (連携改革担当)
電話:075-222-3047、075-222-3049
ファックス:075-222-3042
メールアドレス:[email protected]






