国立印刷局の工芸官による特別講義を開催 ~日本銀行券と国立印刷局工芸官の技巧~
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2025年10月10日
京都市立芸術大学(京都芸大)では、国立印刷局の工芸官による特別講義を開催します。本特別講義の開催は2024年に続き2回目となり、今回は、工芸官が凹版彫刻に使用しているビュランという特殊な工具の作製から行う特別講義です。


昨年の様子
1 日時
令和7年10月17日(金曜日)午前10時から午後4時まで
- 午前10時00分から10時30分まで
特別講義「国立印刷局の事業案内」 - 午前10時30分から12時00分まで
制作物「国立印刷局のビュラン作製」(工芸官が学生にビュラン作製の実技指導) - 午後1時00分から1時30分まで
凹版彫刻の実演(工芸官によるエングレーヴィングの実演) - 午後1時30分から4時00分まで
凹版彫刻の実技指導(工芸官が学生にエングレーヴィングの実技指導)
2 場所
京都市立芸術大学(〒600-8601京都市下京区下之町57-1)
E棟・講義室14(午前・1階)及び凹版室(午後・3階)地図
3 対象
京都市立芸術大学、京都芸術大学、京都精華大学、大阪芸術大学、嵯峨美術大学、成安造形大学の学生
4 取材対応
取材を希望される場合は、フォームから事前にお申し込みください(10月14日(火曜日)16時まで)。
- 取材を申し込む際には、国立印刷局HPから取材申請書、取材内容(質問事項)の提出をお願いします。
- 事前申し込み日を過ぎた後の取材はお受けできませんので、御理解をお願いします。
- 取材の申込のあった方に、集合場所等や連絡事項をお伝えします。
- 特別講義における申し込み各社に対して、国立印刷局広報官室より事前レク(資料配布あり)を行いますので、予め御承知おき願います。
5 取材のポイント及び注意点
これまであまり外部に出ることのなかった国立印刷局のビュラン彫刻技術の特別講義について取材ができます。通常はメディアに顔を出さない工芸官*が、実際に学生へ向けてその知識や知見の一端を説明しながら解説する特別講義です。
- 工芸官の顔の撮影は禁止となっております。また、氏名等も公表できませんので予め御了承願います。
- 工芸官の習作品の撮影は禁止となっておりますので、予め御了承願います。
- 特別講義の進行を中断するような取材撮影は、御遠慮ください。
国立印刷局より
国立印刷局工芸官の特別講義は、国内の芸術系・美術系大学において、専門の技術者である「工芸官」の技巧に関する講義を実施するなど、日本の文化芸術の振興に寄与した功績が認められ、令和6年度「文化庁長官特別表彰」を受賞したものです。「文化庁長官特別表彰」は、文化活動に優れた成果を示し、我が国の文化の振興に貢献された方々、又は、日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献された方々のうち、発信力の高い方や団体に対し、その功績をたたえ文化庁長官から表彰するものです。なお、今回の国立印刷局への表彰は、平成元年(1989年)に創設された「文化庁長官表彰」を含め、府省庁・独立行政法人等の国の機関としては初めて文化庁長官から授与されたものです。
国立印刷局の概要
国立印刷局は、日本銀行券の製造をはじめ、官報、パスポートなど国民生活に密着した製品を製造している組織です。当法人は、明治4年(1871年)に大蔵省紙幣司として創設され、国民の皆様からの「信頼」に支えられ、令和3年に創立150年を迎えました。国立印刷局には、高度なアートの力(芸術性と技能)を有した「工芸官」と呼ばれる専門職員が在籍しており、国民経済に不可欠なインフラストラクチャーである日本銀行券やパスポート等のデザインや原版製造は、「工芸官」が担っております。
国立印刷局では、令和4年度から国内の芸術系・美術系大学の学生を対象として、高度なアートの力(芸術性と技能)を有した工芸官の高い技術と細密な彫刻を次世代に伝え、継承することが、文化・教育活動の一助に繋がるものとして、講義を開始しました。令和4年度には2大学、令和5年度には6大学、令和6年度においては4大学と1専門学校で開催し、美術や芸術を学ぶ学生のキャリアプランの可能性と選択肢を提供する機会として実施しております。
9 問合せ先
- 取材に関するお問い合わせ先
京都市立芸術大学 広報センター
電話:075-585-2006
- 工芸官に関するお問い合わせ先
国立印刷局広報官室
電話:03-3587-4210
報道発表資料
発表日
令和7年10月10日
担当課
公立大学法人京都市立芸術大学 共創テラス・連携推進課(電話:075-585-2006)
取次:文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課(電話:075-222-3128)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181