重要文化財 旧三井家下鴨別邸 「下鴨別邸竣工100周年記念事業」
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2025年8月25日
この度、旧三井家下鴨別邸は、1925年(大正14年)に三井家の下鴨別邸として竣工してから100年という節目を迎え、建物の歴史的価値と魅力をより多くの方に知っていただくことを目的として、「古写真展パネル展」や「記念講演」などの各種記念事業を順次開催します。
1 古写真展パネル展
開催期間
令和7年11月3日から11月11日まで
テーマ
旧三井家下鴨別邸 三井家時代の面影をたどる 木屋町から下鴨へ
会場
主屋2階 各室
内容
今回のパネル展では、主に古写真を用いて三井家時代の下鴨別邸の様子や使われ方を紹介します。
- 木屋町別邸について
現在の下鴨別邸の主屋はもともと木屋町にあった三井家の別邸に建っていました。ここでは、当時の建物の写真や平面図を用いて、木屋町別邸の概要について紹介します。 - 下鴨別邸と顕名霊社
大正14年に竣工した下鴨別邸は、三井家の祖先を祀る顕名霊社や休憩所などからなる三井家の別邸でした。ここでも古写真や図面を用いて、顕名霊社の概要や役割、下鴨別邸休憩所の使われ方などを紹介します。また具体的な利用方法として、三井の創業者・三井高利の250年遠忌の祭礼を事例に、イベントでの顕名霊社や休憩所、茶室の様子などを紹介します。 - 災害と下鴨別邸
昭和10年6月末、京都は大水害に見舞われました。このとき下鴨別邸も浸水被害を受けています。本パネル展の最後では、水害被害の写真や当時の日誌の内容にもとづいて、下鴨別邸の被害状況や復旧の様子などを紹介します。
料金
一般800円、中高生500円、小学生400円(入館料含む)
その他
同時期に市内で開催されている「2025年京都モダン建築祭」の連携企画(パスポート優待施設)として参画
2 記念講演
開催期間
令和7年11月2日
午前の部:10時00分から11時30分
午後の部:13時30分から15時00分
(補足)入れ替え制
講師
公益財団法人三井文庫 主任研究員 下向井紀彦氏
テーマ
京都における三井の歴史
概要
江戸時代、京都は三井の事業の本拠地であったことから、本講演では、創業者である三井高利の遍歴や商売、三井の事業の展開、江戸時代の有力呉服店である三井越後屋と京都との関わりなどについて解説します。また、下鴨別邸など、京都に名残のある近世・近代の三井ゆかりの場所について、古写真などを通じて紹介します。
所要時間
各回90分
会場
主屋2階座敷
募集定員
各回24名
参加料金
3,000円(100周年記念特別京菓子のお抹茶セット付き)
(補足)入館料別途要
3 特別喫茶メニュー
提供期間
令和7年10月18日から11月11日まで
商品
菓銘「藍のはじまり」
「有職菓子御調進所 老松」により、三井家商売の原点となった「松阪もめん」をイメージして特別に誂えた創作菓子をお抹茶とともに喫茶提供
料金
1,000円
4 その他
上記の他にも、令和8年3月まで、各種事業を予定しています。
各事業の詳細については、公式ウェブページやSNSを通じて順次ご案内します。
5 主催等
主催
京都市
旧三井家下鴨別邸運営コンソーシアム
構成団体
- 公益社団法人京都市観光協会(代表団体)
- 宗教法人賀茂御祖神社
- 株式会社曽根造園
- 三井不動産レジデンシャルサービス関西株式会社
特別協力
三井不動産株式会社
公益財団法人三井文庫
お問い合わせ先
報道発表資料
発表日
令和7年8月25日
担当課
文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課
(電話:075-222-3130)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課
電話:075-222-3130
ファックス:075-213-3366