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京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA申請展の開催 「包摂とQ」及び「モノに学び、ものをつなぐ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など ―」

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2025年8月13日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)では、2025年度申請展として、「包摂とQ」及び「モノに学び、ものをつなぐ ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など―」の2展を開催します。

開催概要

  • 展覧会名:「包摂とQ」、「モノに学び、ものをつなぐ ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など―」
  • 日時:令和7年8月17日(日曜日)から9月15日(月曜日、祝日)午前10時から午後6時まで
  • 休館日:月曜日(9月15日(月曜日、祝日)は開館)
  • 会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
    (〒600-8601京都市下京区下之町57-1京都市立芸術大学C棟1階)地図外部サイトへリンクします
  • 入場:無料
  • 主催:京都市立芸術大学(京都芸大)
  • 協力:京都市立芸術大学美術学部同窓会象の会

展覧会概要

「包摂とQ」

「包摂とQ」展は、水木塁とアーティスト・コレクティブ「山水東京」の共同企画による展覧会です。本展では、俯瞰的・制度的な「多様性」ではなく、他者や他種との関係を自らの問題として引き受ける「包摂」の姿勢に注目します。出品作家である小宮りさ麻吏奈+鈴木千尋、中村太一、長谷川由貴、水木塁の作品は、それぞれQで始まる性質—— 【Queer(クィア)/ Quagmire(沼地、入り組んだ状況)/ Quiver(震える、揺らめく)/ Quietude(内的な静けさ)—— 】を含んでいます。これらのQを鍵語として見返すと、「包摂」は私たちの生活の中で生じる摩擦や交錯、すれ違いを含んだプロセスとして捉え直すことができます。それは、共生の理想ではなく、現実の複雑さに根ざした応答の扉を開くのではないでしょうか。文化人類学や都市論、クィア理論などを横断しながら、本展は都市という錯綜した場における「包摂」の可能性を観客とともに問い直します。

Taichi Nakamura, char fishing, 2025 oil,acrylic on cotton, 1620x1300 mm. <参考作品画像>

Taichi Nakamura, char fishing, 2025
oil,acrylic on cotton, 1620x1300 mm.
(参考作品画像)

「モノに学び、ものをつなぐ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など ―」

本展では、博物染織品の保全修整研究家である梶谷宣子氏が、長年ニューヨーク・メトロポリタン美術館に勤務のかたわら、世界各地で調査・収集してきた染織素材資料を中心に、「染織博物学(Textile Nature & Cultural Studies )」という新たな研究分野の実践として、学生による実習の記録や映像をあわせて展示します。「染織博物学」とは、繊維の種類、構造、質感、色など、糸や布そのものがもつ物理的特性や素材の成り立ち、その意味を多角的に捉えようとする営みです。それは、身近にある物の源へと私たちの目を向け、新たな気づきをもたらしてくれるでしょう。

「モノに学び、ものをつなぐ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など ―」<イメージ画像>

「モノに学び、ものをつなぐ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など ―」(イメージ画像)

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAについて

「@KCUA」とは、京都市立芸術大学の英語表記 「Kyoto City University of Arts」 の頭文字に場所(サイト)を示す「@」を付け、「アクア(ラテン語で「水」)」という読みをあてたものです。生命を養う水のように、芸術が人々の暮らしに浸透し、創造力豊かな社会に貢献するという本学の理念を表現しています。2010年にキャンパス外のサテライト施設として開設されましたが、2023年10月の京都駅東部エリアへの大学キャンパス移転にともない、キャンパス内施設として新たなスタートを切りました。

申請展について

「申請展」とは、京都市立芸術大学の修了生・卒業生・教職員・在学生を対象とした企画公募により、@KCUA運営委員会による審査を経て選出された展覧会です。

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAへのアクセス

JR/近鉄/地下鉄京都駅 徒歩6分
京阪七条駅 徒歩10分
バス:「塩小路高倉・京都市立芸術大学前」バス停下車すぐ
(補足1)来客用駐車場はありません。
(補足2)入館の際に介助を必要とされる方は、お申し出ください。

本事業に関するお問い合わせ先

会場等実施方法に関すること

京都市立芸術大学 附属施設事務室
電話:075-585-2076
(補足)午前8時30分から午後5時15分まで(平日のみ)

展覧会の出展作家や作品に関すること

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
電話:075-585-2010
(補足)午前10時から午後6時まで(月曜休館、祝日の場合は翌平日を休館)

報道発表資料

発表日

令和7年8月13日

担当課

公立大学法人京都市立芸術大学 附属施設事務室(電話:075-585-2076)

取次:京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課(電話:075-222-3119)

報道発表資料

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お問い合わせ先

京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課

電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)

ファックス:075-213-3181

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