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令和6年度における京都市男女共同参画市民会議の取組

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2025年1月21日

令和6年度京都市男女共同参画市民会議実績報告

 令和6年11月19日に京都市男女共同参画市民会議運営懇談会の委員の皆様に、京都市役所にお集まりいただき、「防災と男女共同参画」をテーマにする懇談、意見交換を行っていただきました。

 委員の皆様から、テーマの「防災と男女共同参画」に加え、女性の健康についての課題やその解消に向けた取組の方向性などについて活発な御意見をいただきましたので、その一部を御紹介します。

 これらの御意見は、本市施策の参考にさせていただくとともに、市民の皆様お一人お一人にこのテーマについて考えていただくきっかけにしていただけましたら幸いです。

いただいた御意見

〇 避難所には、衛生用品や生理用品に加えて、家族で静かに過ごせる場所が必要だと思う。パーソナルスペースをどう確保するかが重要だ。


〇 災害時に炊き出しに参加した経験があるが、女性が中心、力仕事は男性がやる、という状況があった。


〇 金銭的に余裕がないため子の生理用品を買えないという話を聞く。学校は避難所になるので、普段からたくさん生理用品を用意しておいてほしい。


〇 10年間保存可能な飲料水等の備蓄品の必要性について、役員として参加している地域団体でも共有したい。こうしたことも含めて、女性や障害のある方等、みんなが共生できる社会の実現に向けて取り組んでいきたい。


〇 災害はいつ起こるかわからない、予測できないもの。対応できるように、年に1度の災害訓練は必要だと思っている。


〇 阪神・淡路大震災と東日本大震災では、女性の方の死亡者数が男性より約1,000人多かったこと、関連死の約半数が避難生活の疲労が原因であったことを知って驚いた。意思決定の場に女性を増やすことが改善につながるのであれば、避難所等の運営会議等に女性が参画することは大事だと思った。


〇 京都では近年、大きな災害がないから、災害や防災に対して「大丈夫だろう」という気持ちを持つ人もいるかもしれない。京都は災害が少ないから住みたいという話も聞く。行政から災害に対する危機意識を喚起してほしい。


〇 生理用品の種類や用途に関しては、一般の男性は知識や情報に乏しいことを念頭に置く必要がある。


〇 生理痛の症状は、体質やストレスによって異なると思うが、このことは男性には理解しづらいと思う。生理について話し合える雰囲気が広まればいいと思う。


〇 男性が生理用品のことを言うと、場合によっては、「ハラスメント」に結びついてしまうことがあると思う。このために言葉にしづらい、話題にしづらいという難しさがある。


〇 私の会社では女性が長く働き続けられるように、PMS(月経前症候群)の話など女性の健康に関する配慮や取組を進めているところだ。


〇 生理休暇が取得しづらいという話を聞く。京都市ではその休暇の名称を「女性健康支援休暇」に変えたと聞いたが、それをきっかけに取得が進み、男女とも理解が進めばいい。


 この「京都市男女共同参画市民会議」は、男女共同参画に関する市民の意識の向上を図るとともに、討議、学習、相互交流等を行う場です。

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お問い合わせ先

京都市 文化市民局共生社会推進室男女共同参画推進担当

電話:075-222-3091

ファックス:075-366-0139

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