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京都市歴史資料館 上京区・下京区140周年記念事業 特別展「上京と下京―京都の成り立ちと町衆―」

ページ番号256252

2019年10月11日





特別展「上京と下京―京都の成り立ちと町衆―」

  上京区・下京区は,中世以来の「上京」「下京」の名称を引き継いで,明治12年(1879) に新たな行政区画として誕生しました。本展示では,上京区・下京区140周年を記念し,中世から近世の上京・下京を構成する町や町組の資料をはじめ,明治期の琵琶湖疏水事業を担った上下京連合区会の関係文書などから,都市京都の成り立ちと町衆による自治の歴史をたどります。

展示品の一例

上下京御膳方御月賄米寄帳(かみしもぎょうごぜんかたおんつきまかないまいよせちょう)

 元亀2年(1571),織田信長は,朝廷の財政を安定化するため,京都の上京・下京の町々に,米を貸し付け,各町からの利息を朝廷へ納めるようにしました。「上下京御膳方御月賄米寄帳」は,貸付米の利息を記したもので,当時の上京・下京における町組の構成や町名などがわかる貴重な文書です。

(表紙)


 

上下京連合区会諸規則(竹村家文書)

 京都市は明治22年(1889)に誕生しましたが,市が成立する以前は,上京区と下京区の代表により構成される「上下京連合区会」が,京都市域全体の事業を担っていました。

 明治13年(1880)に開設された上下京連合区会は,京都御苑に常設の京都博覧会場の建設や,琵琶湖疏水事業への着手など,市民の生活や産業振興に取り組みました。

 今回の展示では,初代下京区長をつとめた竹村藤兵衛(たけむらとうべえ)の関係文書に含まれる上下京連合区会や産業基立金に関する文書をご紹介します。

 

 

会期   令和元年10月25日(金曜日)~令和2年2月2日(日曜日)

   休館日  月曜日・祝日・年末年始(12月28日~1月4日)

会場  京都市歴史資料館 1階展示室   入館 無料

ギャラリートーク (学芸員が展示物を紹介しながら解説します)

     令和元年 10月31日木曜日,12月1日日曜日

     令和2年  1月23日木曜日

         いずれも午後2時から40分程度で,事前申込は不要です。

ナイトミュージアム &  夜のギャラリートーク

     令和元年11月27日水曜日は午後8時まで開館

        1日限りの夜間開館。お仕事帰りなどにお立ち寄りください。

         午後6時30分から,「夜のギャラリートーク」も開催いたします。

 

お問い合わせ先

京都市歴史資料館 電話:075-241-4312 ファックス:075-241-4012

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