京都会館再整備工事における樹木の検討結果について
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2013年12月10日
京都会館再整備工事説明会(平成25年7月31日開催)において,保存の御要望をいただいておりましたヤナギの木の検討結果をお知らせいたします。
ヤナギの現在の状態
ヤナギ全景(北面)
◇害虫被害

穿孔性害虫の食害による木屑が確認できる
※穿孔性害虫…樹幹や根の内部に食い入る害虫

根元から幹,枝まで無数に食害穴が確認できる
◇幹の腐朽開口部(幹の空洞化)


◇枝の腐朽開口部(枝の空洞化)

大枝が腐朽し,開口している
◇枝の付け根の腐朽開口部

大枝折損の危険性がある


スケールが50センチの深さまで入る
◇腐朽部位の状況
手で簡単に剥離するほどに腐朽が進行している
◇PICUSによる断層画像診断

計測部幹周:306センチ
計 測 高:80センチ

腐朽空洞率:61%
※青色は空洞部分を示す
ヤナギの撤去について
ヤナギ(図面参照)の現状は,樹体全体が穿孔性害虫の被害を受けており,また,過去の大枝剪定跡からの腐朽や空洞化が進行し,朽ち始めていると言える状況にあります。このような状態では移植もままならず,大雨や強風時に倒木の恐れがあるため,本工事にてヤナギは撤去いたします。
また,クスノキ(図面参照)につきましては,美術館別館の来館者通路の通行の妨げとなっており,再整備後の導線計画においても支障がありますので,併せて撤去させていただきます。
撤去の時期は年内を予定しております。日程につきましては,工事看板にてお知らせいたします。
撤去対象樹木はこちらです
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181