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京都市市民スポーツ振興計画 施策の視点と領域

ページ番号2922

2007年10月1日

第2 施策の視点と領域 施策の視点と領域

1 4つの視点

 

 「スポーツごころ」を結ぶまちづくりが,振興計画の最終的な目標である。この目標の実現のために,以下に示すような4つの視点からアプローチしていく。


 

目標を設定する視点 ⇒ 「スポーツごころ」の充実

 

目標を具体化する視点 ⇒ 環境の充実

 

○だれもが ○いつでも ○どこでも ○いろんなかたちで

 

目標を推進するための視点 ⇒ みんなで支えあうシステム

 

京都の特性を生かす視点 ⇒ 京都らしさ 

 

 

 「スポーツごころ」に応えたり,働きかける施策「スポーツごころの充実」,市民のだれもが,いつでも,どこでも,いろんなかたちでスポーツに親しめる「環境の充実」,そうした市民スポーツを「みんなで支えあうシステム」づくり,これらを京都市市の現状に即し,京都市の特性を生かしながら活動や施策を進める「京都らしさ」の4つの視点である。

 

2 3つの領域

 

 目標を実現するための施策を3つの領域に分類し,この3領域で4つの視点から具体的な施策を計画し,実施していく。

 


物的条件(施設,設備など)の整備 ⇒ ハードウェアの整備

 

非物的条件(情報システム,スポーツ大会など)の整備 ⇒ ソフトウェアの整備

 

人に関する条件(リーダー,ボランティアなど)の整備 ⇒ ヒューマンウェアの整備

 

 

(1) ハードウェアの整備

 

市民スポーツ振興の拠点施設づくりとまちづくりと一体となったスポーツ環境づくり


 ハードウェアの整備では,従来のような市民スポーツ振興の拠点づくりと,まちづくりと一体となったスポーツ環境づくりの2つが重要な課題である。
 市民スポーツ振興の拠点施設の整備としては,地域施設としての地域体育館や,広域施設としての全天候型多目的運動施設及び新たなスポーツの拠点施設の整備を進めていく。
 特に,地域体育館においては,地域における市民スポーツ活動の拠点施設として,また交流センターとしての役割を果たせるよう,ハード・ソフト両面における機能の充実を図っていく。
 また,今後の地域体育館の整備については,進ちょくの遅れている現行配置計画のできるだけ速やかな完了を目指す。その上で,地域体育館の果たすべき役割や利用状況を踏まえ,現行配置計画完了後における地域体育館の新たな配置計画を策定する。
 まちづくりと一体となったスポーツ環境づくりにおいては,スポーツ専用施設の整備だけではなく,身近なスポーツ活動の場の整備を進めていく。身近なスポーツ活動を行っていくためには,市民の日常生活圏の中に,様々なタイプの広い意味でのスポーツ環境(豊かな自然や快適な公共空間,広場や散策路,慣れ親しんだ学校のグランドや空地など)が組み込まれていなければならないが,このことを実現するためには,まちづくりと一体となったスポーツ環境の整備を進める必要がある。学校施設の一層の開放を図るとともに,スポーツに親しめる環境づくりを公園や河川などの整備,自然環境の保全などに併せて進めていく。

 

 

(2) ソフトウェアの整備

 

総合的な情報支援システムの創設と多様化するスポーツニーズに対応した事業展開


 ソフトウェアの整備では,市民のスポーツ活動を支援する情報システムの整備と,多様化する市民のスポーツニーズに対応した事業の展開の2つが重要である。
 市民のスポーツ活動を支援する情報システムの整備は,既存の市民スポーツ情報提供システムを基盤として,充実するとともに,近隣自治体のスポーツ施設の利用情報などを含む広域情報ネットワークを拡充し,総合的な情報支援システムを創設する。
 多様化する市民のスポーツニーズに対応した事業の展開では,「する」スポーツだけではなく,「見る」スポーツ,「支える」スポーツという「スポーツごころ」を喚起し,それを満たすための多様な取組を進める。この取組においては,障害のある人もない人もスポーツを楽しむことができる ノーマライゼーションの観点で取り組む。

 

(3) ヒューマンウェアの整備

 

多様なタイプのリーダーやボランティアの育成・支援とスポーツ振興組織のネットワークの形成


 市民の様々な「スポーツごころ」を満たし,支えていくためにはハードウェアの整備,ソフトウェアの整備と並んで,人的資源及びそのシステムであるヒューマンウェアの整備が重要である。
 ヒューマンウェアの整備においては,市民の多様なニーズや価値観に基づく様々なタイプのスポーツ活動を支援する人々の育成・支援と,これらの人々が集うスポーツ振興組織の充実とそのネットワークの形成を進める。
 市民のスポーツ活動を支援する人々の育成・支援においては,従来のスポーツ技術を指導する人材の育成・支援に加えて,スポーツの楽しみ方を教えたり,それを市民とともに開発したり,スポーツと健康に関する的確なアドバイスをしたり,スポーツによる市民同士の交流をコーディネートしたりするなど,様々な側面から市民のスポーツ活動を支援する多様なタイプのリーダーやボランティアの育成・支援を図り,これらの人々が集まるスポーツ振興組織への支援を充実していく。
 また,多彩な人材や組織がそれぞれの持つ能力や特性を生かして,相互に連携し,補完し,市民のスポーツ活動への参加と支援を促すネットワークの形成を図っていく。

 


 

お問い合わせ先

京都市 文化市民局市民スポーツ振興室

電話:スポーツ企画担当(庶務担当):075-222-3134、スポーツ企画担当(施設担当):075-222-3135、スポーツ活動推進担当:075-222-3137、京都マラソン担当:075-222-3138

ファックス:075-213-3367

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