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共同記者会見(2019年2月6日)

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2019年2月8日

「京都バスによる均一運賃区間拡大とトラフィカ京カード参画について」共同記者会見

 この度,京都バス株式会社と京都市長が,平成31年3月に実施する公共交通の利便性向上に係る施策について共同記者会見を行いましたので,お知らせします。

 

記者会見概要

1 「岩倉北部・市原地域」への均一運賃区間拡大

  現在,乗車距離に応じた運賃設定となっている「岩倉北部・市原地域」を均一運賃区間に変更します。

  これまでも,市バスが並走する地域において,均一運賃区間を拡大し,公共交通の利便性向上に京都市交通局と共に取り組んできましたが,今回は京都バスのみが運行している地域においても均一運賃区間を拡大することとします。

 (1)新たに均一運賃区間となる地域

    岩倉北部・市原地域(運行系統図は別紙1を参照してください。)

 (2)均一運賃化する主な系統(改定前後の運賃は別紙2を参照してください。)

    ア 全線が均一運賃区間となる系統

      21・41系統 四条河原町~岩倉実相院・岩倉村松

      24・26系統 国際会館駅前~岩倉実相院・岩倉村松

      40系統    国際会館駅前~京都産業大学前

      50系統    国際会館駅前~市原

      35系統    出町柳駅前~市原


     イ 一部が均一運賃区間となる系統

      34系統 出町柳駅前~市原~静原・城山

   (京都産業大学前~市原が均一運賃区間拡大区間)

      52系統 国際会館駅前~市原~鞍馬温泉

   (国際会館駅前~市原が均一運賃区間拡大区間)

  これにより,分かりやすい運賃になるとともに,今回の均一運賃区間拡大においても市バスのICOCA定期券や「バス一日券」,「地下鉄・バス一日券」,「昼間割引回数券」で市バスと同様に京都バスにも御乗車いただけるようになり,地域の皆様の利便性は格段に向上します。

 

2 トラフィカ京カードへの参画

  京都市交通局が実施しているトラフィカ京カードシステムに参画し,京都バスの全線でも利用できるようにします。

  トラフィカ京カードの特徴

(特徴1)発売額に1割のプレミアムを付加しているお得な乗車券です。
    種類 発売額利用可能額
  1,000円券1,000円 1,100円
  3,000円券3,000円  3,300円
小児用1,000円券1,000円 1,100円
(特徴2)バスとバス、バスと地下鉄を乗り継いで利用した場合に乗継割引が適用されます。
  乗継割引の条件   乗継割引額 
 バス⇔バス(90分以内) 120円(小児60円)
 バス⇔地下鉄(同日) 120円(小児60円)
 ※京都バス参画後,「バス」は市バス及び京都バスとなります。

  これにより,地下鉄国際会館駅など,地下鉄各駅で京都バスと地下鉄を乗り継いで利用されるお客様にも市バスと同様に乗継割引が適用されることとなります。

  また,京都バスと市バスが並走している地域では,トラフィカ京カードでどちらのバスにも同じように利用できることとなり,例えば,昼間時間帯に京都駅前から嵐山方面へ向かう場合,それぞれ20分間隔で運行している市バス及び京都バスの両方に乗車できることで,バスを待つ時間が短縮されます。

 

3 実施時期

  平成31年3月16日(土曜日)

  京都市交通局における市バス新ダイヤと同日に実施します。

出席者挨拶 京都バス株式会社 宮川代表取締役御挨拶

 当社による岩倉北部・市原地域への均一運賃区間拡大並びに,京都市交通局様のトラフィカ京カードへの参画について,一言御挨拶申し上げるとともに,その事業の概要を御説明申し上げます。

 まず,本日当社事業に関し,このように盛大な発表の場を御提供いただき,また公務御多忙のところ,わざわざのお出ましを賜りました門川京都市長に,心から厚く御礼を申し上げます。また,御多用中にもかかわらず御参集賜りました報道の皆様,様々に御理解,お力添えを頂いた京都市交通局の皆様に厚く御礼申し上げます。

 これまで当社では,門川市長様が常日頃から仰っている,「歩くまち・京都」,「公共交通を核としたまちづくり」という理念に共感し,交通局様とともに,市民の皆様,バスを御利用のお客様の利便性向上を目指し,「嵯峨・嵐山地域」を皮切りに,数度にわたり,バス均一運賃区間の拡大を実施してまいりました。

 これまでの拡大は,いずれも市バスと京都バスが共に運行しているエリアでの実施でございましたが,今回の事業の一つである岩倉北部・市原地域への均一運賃区間拡大は,左京区岩倉北部並びに市原地域という,京都バスが単独で運行する区間を含むところで実施するという点が大きな特徴でございます。

 これらの地域は,既に均一運賃区間となっている岩倉南部や上賀茂・西賀茂地域と隣接しており,中学校学区が同じであるなど,地域的に連続しています。今般の拡大により,岩倉全域と市原地域は均一運賃で御利用いただけることとなり,市内中心部から岩倉地域,あるいは市原地域まで230円で御移動いただけることとなるほか,バス一日券や市バス市内中心フリーICOCA定期券など,均一運賃区間専用の便利な乗車券も併せて御利用いただけるようになります。

 具体的には,四条河原町や国際会館駅から岩倉実相院,岩倉村松までの全区間,また北大路駅や国際会館駅から二軒茶屋,市原までの全区間が230円の均一運賃区間となります。

 続いてもう一つの事業であるトラフィカ京カードへの参画についてです。トラフィカ京カードは,市バスと地下鉄で多くのお客様が御利用されている非常に便利なカードですが,今般,市バス・地下鉄と京都バスとの乗継利便性を更に高め,お客様により便利に御利用いただくため,京都市皆様の御理解と交通局様の多大な御協力,御尽力により,京都バスでも御利用いただけることとなりました。

 さらに,すでに御案内のとおり,交通局様ではこの導入実施日である3月16日に,乗継割引額を120円と,大幅に拡充されます。当然,京都バスでも同様に,トラフィカ京カードにて地下鉄もしくは市バスと乗り継いでいただければ120円の乗継割引をさせていただきます。1点目の均一運賃区間拡大に伴い,一部区間で値上げになる箇所がございますが,このトラフィカ京カードによる乗継割引を御利用いただくことで,地下鉄と京都バスを乗り継いだ場合など,実質的なお支払額に大きな差が出ないように御利用いただくことが可能です。

 以上,詳細については資料を御覧ください。

 これら運賃制度の変更により,左京区の皆様をはじめ,弊社の路線沿線でバスを御利用下さるお客様の利便性を大きく向上させること,また地下鉄との乗継利便性を大きく向上させることとなり,地域密着を旨とする路線バス会社として,更に地域の皆様のお役にたてるものと喜んでおります。

 これまで交通局様と共に取り組んでまいりました均一運賃区間の拡大は,おかげさまをもって,これまでいずれの箇所でもお客様の増加をもたらす結果を出すことが出来ており,京都市様の基本計画である「はばたけ未来へ!京プラン」において示されているバス均一運賃区間の拡大が,市民の皆様はもちろん,民間交通事業者にとっても実りのある,政策として非常に優れたものであることを改めて実感しております。また,これまで運賃制度やお客様への御案内など,あらゆる分野で交通局様とシームレス化を推進してまいりましたが,トラフィカ京カードの導入により,特に運賃制度の観点でこのシームレス化は更に進化したものとなります。

 京都バスは,これからも引き続き「ひとと公共交通優先の『歩いて楽しいまち・京都』の実現」という,京都市様の中心施策に大いに共鳴,共感し,事業に取り組んで参ります。そのためにも,京都市様,交通局様と更に連携を深め,また御指導,御支援をいただきながら,京都市の公共交通ネットワークを構成する一員として,京都のまちがより豊かな,素敵なまちに進化するよう,微力ながら努力を重ねて参ります。

 以上,簡単ではございますが,御挨拶と今回実施する事業概要でございます。本日は,まことにありがとうございます。

市長挨拶

 まずは,宮川社長,そして京都バス様の,利用者・市民の立場に立った素晴らしい御英断に感謝申し上げます。

 これまで,歩いて楽しいまち,人と公共交通優先のまちづくりを,共々に進めてまいりました。その結果は偉大であります。平成12年と比べて,人が動く時の手段は,鉄道・バスが7ポイント増加し,29.1%となりました。マイカー利用での入洛についても,33ポイント減少しました。今,運転士不足により日本中で公共交通の経営が厳しくなっていますけれど,増客により,良い循環が生み出されています。

 均一運賃区間の拡大は大きなテーマであり,平成26年に嵯峨・嵐山地域に拡大していただきました。地域の方々,また観光客も含めて大変喜んでおられました。あの時の感動は忘れません。その後,岩倉・修学院地域,上賀茂・西賀茂地域に拡大していただきました。学生の皆様をはじめ,多くの方に喜ばれています。

 これまでは,市バスと京都バスが並走する地域における均一運賃区間の拡大でありました。今回は,御英断により,京都バスだけが運行されているところに拡大していただきました。本当に嬉しく思っています。

 トラフィカ京カードは,事実上一割引で市バス・地下鉄に御乗車いただけるカードです。この間,議会とも議論して,乗継割引額を120円に拡充して,地下鉄あるいは市バスから乗り換えていただけるようになります。京都バス様におかれてもこの乗継割引が適用されることになり,御利用される方に喜んでいただけます。あらゆる面で,シームレス化が進んでいると思います。

 誰一人取り残さない持続可能なまちづくり,SDGsの達成に向けて取組を進めています。本市は,日経新聞によるSDGsの先進度調査において,公共交通の利便性が大きく評価され,約800自治体中一番という結果になりました。市民一人当たりの自動車のCO2排出量などが評価基準でありますが,この間地道に取り組んできた結果の表れだと思っています。改めて御礼申し上げます。

 今後とも,京都バス様,またあらゆる民間交通事業者としっかりと連携した取組を進めてまいりたいと考えています。人口減少は大きな課題でありますが,公共交通の利便性維持が,人口減少社会に挑戦していく要素であると考えています。ともどもに頑張ってまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

質疑

記者 

 今このタイミングで均一運賃区間の拡大及びトラフィカ京カードへの参画を判断した理由は?

宮川社長

 この間ずっと,均一運賃区間の拡大について取り組んでおり,効果が非常に大きいことと,国際会館,岩倉方面の通勤通学路線については,均一運賃区間ではないところをできるだけ早く均一運賃化したいと考えていました。今回,トラフィカ京カードに参画することとなりましたが,これにより,均一運賃化に伴い運賃が値上げとなる一部区間の影響を緩和できると考えたため,このタイミングとなりました。

 

記者 

 京都バスでは現在磁気カードを導入されていますか?トラフィカ京カードへの参画に伴い,新たな設備投資が必要となるのでしょうか?

宮川社長

 京都バス独自の磁気カードはありませんが,バス一日券及び地下鉄・バス一日券を利用するための設備は既にございますので,トラフィカ京カードについても少しの設備変更により利用できるようになります。

 

記者

 均一運賃区間の拡大によりお客様が増えているとのことですが,運賃収入も増加しているのでしょうか?

宮川社長

 お客様の絶対数が増えたことで,収入も増加しています。

市長

 マイカーから公共交通への転換が進んでいること,また,観光客の方が増えていることも影響しているものと考えます。

 

記者

  他の路線を担っている民間事業者との今後の展望についてはいかがでしょうか?

市長

 京都バス様が素晴らしいモデルとなっていただいていることについて,感謝しています。通勤通学で御利用の方,あるいは地域の方のみならず,外国人観光客にとっても,一日乗車券を利用できないことでトラブルにつながっています。もう一つは,前乗り後降り方式の導入を進めていますが,これは均一運賃でないと導入できません。この3月から年次計画的に導入しますが,バス停の改良も必要で一気には進められません。将来の前乗り後降り方式の更なる推進に向けて,均一運賃区間の拡大は一番大きな要素です。

 京都バス様に均一運賃区間の拡大を御英断いただいた結果,経営改善にもつながっています。平成28年度に策定した「はばたけ未来へ!京プラン」実施計画第2ステージにおいて,均一運賃区間の拡大は,大きなテーマとして掲げています。京都バス様の実績をモデルとしながら,他の民間事業者にもお願いをし,誠実に議論していただいていますが,それぞれのバス事業者の経営の問題もあり,結論には至っていません。今後も粘り強く,市民,利用客の皆さんの立場に立って,できるだけ早く実現してまいりたいと考えております。例えば,伏見・横大路地域や西京区の桂・洛西地域などに均一運賃区間が広がると,利便性が高まり,観光客の分散化にもつながります。今回拡大される岩倉・市原地域にお住まいの方は3万4千人で,綾部市とほぼ同じスケールです。これだけ多くの方々の利便性が高まることがいかに大事であるか。今回の拡大により地域の魅力が高まり,均一運賃化がリスクとならないことを示す,大変素晴らしい成功事例となるものと考えています。

 

記者 

 全国的な人口減少の中で,今後を見据えた際に,経営上で改善すべき点は?

宮川社長

 この間進めてきたシームレス化の連携施策は,交通の利便性を上げるという点で,少子高齢化が進行する人口減少社会において有効なものだと考えています。今後,運転士不足は大きな課題であり,喫緊に対応しなければいけません。運転士を確保するためには,経営が安定していないといけません。経営の安定と利便性の向上,働きやすい職場環境づくりを含めて取り組んでまいりたいと思います。

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