AED(自動体外式除細動器)について
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2018年11月20日
AED(自動体外式除細動器)とは?
電気ショックはできる限り早く行う必要があり,重症不整脈を起こしてから電気ショックを行うまでの時間が1 分遅れるごとに,生存退院率は7 ~ 10%低下するといわれています。
AED は,電源を入れ,電極パッドを傷病者の素肌(右前胸部と左側胸部)に装着すると自動的に心電図を調べ,電気ショックが必要かどうかを判断します。

AEDの設置場所は?
AEDは人が多く集まる場所(駅,商業施設,ホテルなど)や公共施設に設置されていることが多く,京都市消防局では京都市内で約3,000台のAEDを把握しています。
AEDの設置場所は,京都市AEDマップで御確認ください。(スマートフォン,タブレットでも御利用いただけます)
AEDの使い方は?
AEDを傷病者のもとへ運び,電源を入れる

AED を専用ボックスから取り出すと,警告ブザーがなります。ブザーは鳴ったままで構わないので,すぐに傷病者のもとへ運び,傷病者の頭側に置きます。
AED は,「ボタンを押して電源を入れるタイプ」と「蓋を開けると自動的に電源が入るタイプ」があります。いずれの場合も,保護ケースに入っている場合があります。電源が入れば,音声メッセージやランプなどに従って操作します。
未就学児(おおむね6 歳まで)の場合は,小児モードに切り替えます。(小児モードがある機種の場合)
傷病者に電極パッドを装着する(できる限り胸骨圧迫を継続する)


反応や正常な呼吸のない傷病者の胸をはだけ,電極パッドを素肌(右前胸部と左側胸部)にしっかりと貼ります。その際,以下の点に注意してください。
● 電極パッドには,成人用,小児用及び成人・小児共通パッドがあります。
小学生以上…成人用パッド又は成人・小児共通パッドを使用
未就学児…小児用パッド又は,成人・小児共通パッドを使用(ない場合は成人用パッドを使用します)
● 傷病者の胸が濡れている場合は,タオルなどで拭き取ります。また,電極パッドを貼る位置に,貼り薬が貼られてい
る場合は,剥して薬剤を拭き取ります。
● 電極パッドは,一方のパッドを傷病者に貼り終えてから,もう一方のパッドをシートから剥して貼ります。
● 電極パッドの表面に示されているとおり,素肌にしっかりと貼ります。
● 胸にペースメーカーが埋め込まれている場合は,その部分の出っ張りを避けて電極パッドを貼ります。
● AED 本体と電極パッドのケーブルが接続されていない場合は,コネクタを本体に接続します。
● 床や地面が濡れていても,電極パッドが水に濡れなければ傷病者を移動させずにAED を使用します。
● AED 本体は雨などで濡れないようにします。
心電図を解析(傷病者の体から離れる)

ショックが必要な場合は「通電(ショック)ボタン」を押す


解析後,電気ショックが必要かどうかをAED が判断します。電気ショックが必要な場合は,「ショックが必要です」と音声メッセージで知らせてくれますので,通電(ショック)ボタンに指を置き,「電気ショックします!離れて!」と大きな声を出し,傷病者の体に誰も触れていないことを確認しながらボタンを押します。
通電(ショック)ボタンを押し,電気ショックが完了すれば,直ちに胸骨圧迫を再開します。
「ショックは必要ありません」の音声メッセージが流れた場合は,直ちに胸骨圧迫を再開します。

「ショックは必要ありません」の音声メッセージが流れた場合は,直ちに胸骨圧迫を再開します。
電気ショックが不要でも,傷病者の反応や普段どおりの呼吸,目的のあるしぐさが認められない場合は,胸骨圧迫を継続します。
お問い合わせ先
消防局 消防学校 技術指導課
電話: 075-682-0131 ファックス: 075-671-1195