ニュータウンを学び、語り合う 第3回「Chat and drinks」の開催報告
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2026年2月20日
京都市では、令和6年度から始めた市民協働の取組である「RAKUSAI Pub.Lab.(洛西パブラボ)」により、暮らしを豊かにするまちづくりを進めています。まちづくり活動の更なる活性化に向け、住民がニュータウンの歴史や他地域の事例等を学び、未来の活動に活かすヒントを得るため、洛西パブラボの番外編として、テーマごとにゲストを招いて話を聞き、参加者同士で語り合う場「Chat and drinks(チャット アンド ドリンクス)」を開催しています。
第3回は、「公共空間をクリエイティブに使いこなす」をテーマに、大阪公立大学大学院 准教授である、武田 重昭さんをゲストにお招きして実施しました。
開催概要
1. 日時
令和8年1月15日(木曜日) 午後7時から8時30分まで
2. 場所
ラクセーヌ専門店1階北出入口横(〒610-1143京都市西京区大原野東境谷町2丁目5-8)
当日の状況
当日は冷え込む中での開催となりましたが、参加者の皆さんは温かい飲み物を片手に、武田さんのお話に耳を傾けました。
(以下、武田さんのお話の要約です)
公共空間の風景は、樹木や水辺など、その場に存在する要素の魅力だけでなく、その空間を利用する人の営みによって形作られます。そして、最も重要なことは、その空間の中で生じる効果だけではなく、その空間の存在によって地域に生まれるにぎわいやコミュニティ、公共空間の防災機能による日常生活での安心感など、周辺に波及していく効果があることです。
加えて、まちに対する誇りや愛着(シビックプライド)が育まれることも、地域に波及する重要な効果です。
こうした効果を高めていくには「そこにいけば、毎日何かが起こっている」ことが重要です。
例えば、ニューヨークのブライアントパークでは、市民団体による映画祭、ヨガ、ペタンク、移動図書館など様々な活動が盛んであり、プログラム表が作成されているほどです。また、日本国内においても、堺市の大蓮公園では不定期開催のマルシェ「LIFE is PARK」や、まちの魅力発信の雑誌を作成する「RE EDIT」など、地域の公共空間を使った市民活動が積極的に展開されています。
一方で、国内のある地域での調査では、自分の住む地域に誇りを持っている人は半数程度しかいないという結果になりました。
自分たちのまちを自分たちで作っていく、という思いの下、特定の人がリーダーシップをとって盛り上げるのではなく、そのまちに住む人たちが主体となって公共空間を使い、市民活動を育てていくことで、地域に公共空間を通じた緩いネットワークが生まれます。そして、そうした意識で公共空間をつくっていくことが、シビックプライドの醸成につながると考えています。
シビックプライドを持てればいいということではなく、その先にある成熟した民主主義、あたらしい都市文化、社会的包摂、持続可能性を実現するためにシビックプライドが不可欠です。
このような、スケールが大きく複雑なランドスケ―ピングの視座に立ち、まちと暮らしの景を営む人が多いまちは、きっといいまちなのだと思います。
感想
武田さんのトーク終了後は、参加者の皆さんで語り合い、感想を発表しました。
【皆さんの感想】
- 自分が住んでいる地域には、まちづくりに関わるきっかけとなる機会がなかなかないため、洛西でこうした場が生まれていることはとても素敵だと感じた。
- 自分自身が住んでいるわけではないが、洛西が好きでこれまでも様々な活動をしてきた。このまちは魅力ある場所だと思っているので、もっと知ってもらえるようにこれからも取り組んでいきたい。
- 広場で将棋を打っていると、通りがかった人と一局指すこともあり、そうした交流が面白い。雨風をしのげるよう、もっと柔軟に利用できる広場になると嬉しい。
お問い合わせ先
京都市 都市計画局住宅室住宅政策課
電話:(代表)075-222-3666、(空き家対策担当)075-222-3667
ファックス:075-222-3526




