スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

ニュータウンを学び、語り合う 第1回「Chat and drinks」の開催報告

ページ番号348224

2025年12月4日

ニュータウンを学び、語り合う 第1回「Chat and drinks」の開催報告

 京都市では、令和6年度から始めた市民協働の取組である「RAKUSAI Pub.Lab.(洛西パブラボ)」により、暮らしを豊かにするまちづくりを進めています。まちづくり活動の更なる活性化に向け、住民がニュータウンの歴史や他地域の事例等を学び、未来の活動に活かすヒントを得るため、洛西パブラボの番外編として、テーマごとにゲストを招いて話を聞き、参加者同士で語り合う場「Chat and drinks(チャット アンド ドリンクス)」を開催しています。

 第1回は、「ニュータウンのこれまでとこれから」をテーマに、コミュニティデザイナー・関西学院大学教授である、山崎 亮さん(株式会社studio-L 代表取締役)をゲストにお招きして実施しました。

開催概要

1. 日時

 令和7年9月26日(金曜日) 午後7時から8時30分

2. 場所

 ラクセーヌ専門店1階北出入口横(〒610-1143京都市西京区大原野東境谷町2丁目5-8)

当日の状況

 参加者の皆さんは、提供されるソフトドリンクを片手に、ゲストである山崎さんのトークに耳を傾けました。

 今回の話題の中心には、ニュータウンの成り立ちに深く関わる2つの都市計画構想がありました。1つは、エベネザー・ハワードが提唱した、都市と田舎の両方の魅力を併せ持ち、街の中に文化活動の場や働く環境がある「田園都市」です。これは、都市生活の利便性のみに価値を置かず、自然の中で人間性を磨くという当時の文化的価値観を背景に持つものでした。

 そしてもう1つは、ヘンリエッタ・バーネットが提唱した、街の中に仕事を持たず、都市へと通勤する「田園郊外」です。

 日本のニュータウンは田園都市を理想としつつも、街の中に仕事をつくる難しさや都市生活へのあこがれから、ベッドタウン化が進み、文化活動が流出してしまったと、山崎さんは語ります。一方、現代では、インターネットを通じて都市生活の良さを享受できるようになり、多様な仕事・働き方も可能となりました。

 そこで、「ニュータウンのこれから」の姿として、都市と田舎の良さを融合した本来の田園都市のあり方に近づき、世代を超えて人々が共に生きる場となる可能性が示されました。そして、地域で生まれた仕事の一例として、古着を募集してアップサイクルし、販売しているという他地域の事例なども紹介されました。

 最後は、参加者の皆さんとの意見交換が行われ、閉会となりました。

chat and drinksのポスターが張られた、会場入口の写真
ゲストの山崎さんがトークテーマに沿って参加者へ説明している状況の写真


 第2回は令和7年12月15日、第3回は令和8年1月15日の開催を予定しています。

 詳しくは、「第1回Chat and drinksレポート」をご覧ください。


第1回Chat and drinksレポート

Adobe Reader の入手
PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 都市計画局住宅室住宅政策課

電話:(代表)075-222-3666、(空き家対策担当)075-222-3667

ファックス:075-222-3526

フッターナビゲーション