スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

近畿運輸局との連携による京都駅における移動経路の分散化等に係る実証事業の実施結果(速報版)

ページ番号321199

2023年12月26日

 国土交通省近畿運輸局が実施主体となり、秋の観光シーズンにおける観光課題対策(第9弾)として京都市・民間事業者が連携して実施した、「期間限定案内所の開設による移動経路の分散化」及び「臨時手荷物預かり所の開設による手ぶら観光の推進」に関する実証事業(以下、本実証事業)について、実施結果(速報版)をお知らせします。

 今後、アンケート調査を基に課題・改善点の抽出や効果検証を行い、年度末を目途に詳細な結果を改めてお知らせします。

1 実施目的

 京都駅は本市最大のターミナル駅であり、特にハイシーズンには多くの観光客等が利用されます。京都駅と観光地を結ぶ一部バス路線では、観光客の集中やスーツケース等の大きな手荷物のバス車内への持込みにより、京都市民の通勤・通学や通院などの生活利用に影響が発生していることから、本実証事業を実施することで、市バスの混雑緩和・利用環境向上を目指しました。

2 実証事業の概要

(1)移動経路の分散化(期間限定案内所の開設)

ア 内容

 京都駅から観光地へ移動する旅行者に対して、多言語対応可能(日英中韓)な期間限定案内所を開設し、地下鉄・タクシーなど、最適な公共交通機関への案内・誘導を行うとともに、京都市交通局とも連携し、「地下鉄・バス1日券」の臨時販売を行いました。

イ 実施期間

 令和5年11月18日(土曜日)、23日(木曜日・祝日)~26日(日曜日)、12月3日(日曜日)の6日間(時間:9時~20時)

※ 「地下鉄・バス1日券」の臨時販売は11月18日(土曜日)、23日(木曜日・祝日)、25日(土曜日)、26日(日曜日)の4日間(時間:9時~12時30分)

ウ 場所

 京都駅ビル駅前広場(中央改札口前)

エ 結果

期間限定案内所において、6日間で計2,512人の対応を行いました。

また、500人近く対応した日が半数を超えました。(1日最大499人)

(2)手ぶら観光の推進(臨時手荷物預かり所の開設)

ア 内容

 京都駅において旅行者向けに、臨時手物預かり所を開設し、手荷物の一時預かりサービスを実施

イ 実施期間

 令和5年11月18日(土曜日)、23日(木曜日・祝日)~26日(日曜日)、12月2日(土曜日)、3日(日曜日)の7日間(時間:9時~20時)

ウ 場所

 京都駅ビル駅前広場(ホテルグランヴィア京都前)

エ 結果

 一時預かりは、合計2,836個となり、ピーク時には1日に719個の預かり実績がありました。7日間の平均預かり個数は1日あたり405個であり、想定していた1日300個の実績を大きく上回りました。

3 事業実施による効果

 今後、アンケート調査を基に課題・改善点の抽出や効果検証を行い、詳細な結果を改めてお知らせしますが、以下の効果があったと考えます。

  • 京都駅前バスのりば、特に乗客の多い東山(清水寺・祇園)方面へと向かうD2のりばの待ち時間は最大でも概ね10分以内であり、ピークであった11月25日(土曜日)においても、最大で15分程度の待ち時間となるなど、コロナ前と比べて混雑が緩和しました(列がほとんど発生していない時間帯も有)。
  • 列に並んでいる観光客に対し、積極的に地下鉄利用を勧めるチラシ等を活用して誘導員が案内したところ、誘導された方の内半数程度は案内に納得され、ルートを変更されました(“プッシュ型の案内”が有効)。
  • 臨時手荷物預かり所については、京都駅周辺のコインロッカーの空きが無くなる午前11時頃に預かり件数のピークを迎え、以降も順調に推移するなど、観光シーズン時における臨時手荷物預かり所の需要があることが確認されました。

広報資料

発表日

令和5年12月26日

担当

都市計画局歩くまち京都推進室(電話:075-222-3483)

産業観光局観光MICE推進室(電話:075-746-2255)

広報資料

Adobe Reader の入手
PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 都市計画局歩くまち京都推進室

電話:075-222-3483

ファックス:075-213-1064

フッターナビゲーション