「歩くまち・京都」総合交通戦略2021（仮称）案に対する市民意見募集の結果について

　京都市では，人と公共交通優先の「歩くまち・京都」の実現に向け，平成22年1月に「歩くまち・京都」総合交通戦略を策定し，「既存公共交通」，「まちづくり」，「ライフスタイル」の3つの取組を柱として，クルマ利用から徒歩・公共交通利用を中心としたまちや暮らしへの着実な転換を進めてきました。

　一方，総合交通戦略策定から10年以上が経過し，全国的には人口減少や少子化，長寿化，公共交通を支える担い手不足といった新たな課題が顕在化するとともに，AIやIoT，自動運転などの技術革新への対応，2050年までの二酸化炭素排出量正味ゼロを目指すうえで運輸部門における脱炭素化など，交通をめぐる情勢は大きく変化してきました。

　加えて，新型コロナウイルス感染症拡大等を契機としたテレワークやオンラインでの社会経済活動の広まりや，ワーク・ライフ・バランスの推進など，人々のライフスタイルや交通行動は大きく変化する局面に差し掛かっています。

　そこで，これら新たに生じてきている諸課題や「SDGs」，「Society5.0」，「レジリエンスの重要性の高まり」等，分野を横断する新たな潮流も踏まえつつ，たゆむことなく人と公共交通優先のまちづくりを推進していくため，同戦略の改定案として「『歩くまち・京都』総合交通戦略2021（仮称）案」を取りまとめ，市民の皆様に広く御意見を募集しました。

　この度，市民意見募集の結果を取りまとめましたので，御報告いたします。

令和3年7月16日（金曜日）～令和3年8月16日（月曜日）

ホームページ，歩くまち京都アプリ「バス・鉄道の達人」，市民しんぶん全市版（令和3年8月1日号）への掲載，市民意見募集冊子の配布（市役所案内所，情報公開コーナー，各区役所・支所，市内公共施設（市立図書館，いきいき市民活動センター，地下鉄各駅等）等