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京都市市民参加推進フォーラム第27回会議

ページ番号138140

2010年3月15日

案件名

京都市市民参加推進フォーラム第27回会議

開催日時

平成22年3月24日(水曜日)18時30分~20時00分

開催場所

こどもみらい館 第2研修室

住所 京都市中京区間之町通竹屋町下る楠町601番地の1

議題

1 審議会等運営ガイドライン(仮称)策定及び市民参加ガイドライン改訂について
2 市民参加推進計画改訂に向けた取組について
3 その他

公開・非公開の別

公開

議事内容

【会議次第】
1 開会
<事務局>
はじめに,委員の交代について御報告申し上げる。京都青年会議所の役員改正に伴い,平成22年1月から新たに京都青年会議所副理事長の大角安史様に御就任いただいた。なお,本日は大角委員のほか大室委員,鈴木委員が御都合により欠席である。
では,市民参加推進フォーラムの事務局として,企画監の明石から一言ご挨拶を申し上げる。

<明石企画監>
市民参加推進フォーラムには,これまで平成17年に「市民参加こんなんえーやん宣言!」,平成20年に「地域活動応援ガイド」を作成していただいた。今年度は,資料3「市民参加を進めるための審議会等運営ガイドブック」の作成に御尽力いただき,大変感謝している。ガイドブックの作成に当たっては,フォーラム委員の皆様が,本市や他都市で開催された審議会を傍聴されたほか,市民公募委員同士の交流の場を設けて様々な意見を拾い上げてきていただいた。市職員だけではとてもではないが,これだけ市民目線に立った冊子は出来なかったと思う。
市長にガイドブック作成の意図を説明したところ,市長から「大変素晴らしい物を作成していただいた。ぜひこのガイドブックを京都市職員全員に職場研修して徹底しよう。」との指示があった。これを受けて,私から各局区等の長が集まる庁内連絡会議の場で,各局区等においてこのガイドブックによる研修を行い,審議会における市民参加がなぜ必要なのかをもう一度確認するよう指示した。
本格化する地域主権の時代になり,より豊かで安心して暮らせる素晴らしい京都のまちを実現するためには,自治の精神の下で地域に生活する市民の皆さんが参加する市政,あるいはまちづくり活動が必要不可欠であると思っている。このような時代に,市民参加のあり方を徹底した市民目線で議論し,活動していただいている市民参加推進フォーラムの役割は今後ますます重要視されてくると思う。
本市では,今後,市民参加推進計画の取組状況について総括を行い,京都市が目指すべき将来像の構築に向けて,取り組んで行く計画を深く盛り込んだ新たな市民参加推進計画を策定する。引き続きフォーラム委員として活躍していただく委員の皆様におかれてましは,専門的な知識,あるいは経験等率直な市民の目線に基づいた忌憚の無い議論を展開していただくとともに,その熱意を多くの市民の皆様一人ひとりに伝えていただく活動を積極的に展開していただけるものと思っております。
最後に,今期で任期を終了する乾座長,大島委員,市民公募委員の河嶋委員,新妻委員,野中委員,松山委員に感謝を申し上げる。今後とも市民の熱意を伝えていただくとともに,フォーラムを応援するサポーターとして,是非とも力添えをいただきたいと思う。

2 座長挨拶
<乾座長>
こんばんは。平日の遅い時間に皆さんにお集まりいただき,ありがたく思う。そもそも市民参加推進フォーラムを夜間の時間帯に開催するようにしたのは,可能な限り多くの委員が出席できて,市民の方が傍聴に来やすい時間帯を検討した結果である。
本日の資料「市民参加を進めるための審議会等運営ガイドブック」は,非常に素晴らしいものができたと思っている。これは,土山副座長を中心とした委員が尽力していただいたもので,次期のフォーラムにつながる流れができた。本日の議論も次につながる議論が出来たらいいと思う。

3 議題
(1)市民公募委員サロンについて
<乾座長>
議題が結構多い。はじめに断っておくが,本日は午後8時から市民公募委員の選考委員会を行うので,午後8時を目途に一旦議論を終える。それだけ了解いただいたうえで,議論に入っていきたい。
まず,事務局から説明をお願いする。

<事務局>
議題「市民公募委員サロンの開催について」について,まずこれまでの経過を説明したい。資料3「市民参加を進めるための審議会等運営ガイドブック」は,これまで1年半の期間に合計11回の議論を重ねて作成し,先日の3月17日に庁内のイントラネットで閲覧,ダウンロード出来るようにした。また,全職員にガイドブックについて研修を行う旨通知している。
「市民公募委員サロン」は,ガイドブック作成の議論の中から生まれた。この度,第1回を3月30日に開催する。これは,平成18年度から毎年1回開催してきた「市民公募委員交流会」を「市民公募委員サロン」に名称を変更し,来年度から年3回程度開催を予定するものである。市民公募委員サロンについては,小林委員・新妻委員に企画に携わっていただいている。また,第1期の市民公募委員の木村さんにもスタッフとしてお手伝いいただけることになっている。
当日のスケジュールは,まず事務局から本市の審議会における市民公募委員の状況について説明した後,市民公募委員同士がグループワークによる意見交換・情報交換を行い,最後にグループごとに発表していただくことにしている。また,今後のサロン運営に役立てるため,参加者の方にアンケートを書いていただこうと思う。
現在,参加者を募集しているところだが,本日時点で18名の方にお申し込みいただいている。定員は20名としていたが,会場の受入許容人数まで応募を受け付けたい。

<乾座長>
ありがとうございます。小林委員か新妻委員から補足説明はありますか。

<小林委員>
「サロン」という名称のとおり市民公募委員の方が気軽に来られる茶話会のような雰囲気の場としたい。

<谷口委員>
当審議会以外にもいくつか審議会の委員に就任しているが,中には最初の会議以降参加されてない市民公募委員の方もいる。審議会の所管課が,事情を把握されていると思うので,是非そういった所管課から市民公募委員の方に声をかけてもらえるようにしていただきたい。

<乾座長>
ガイドブックそのものの趣旨が広く周知して市民公募委員に色んな居場所を提供することにあるので,サロンの開催も出来る限り広く周知してほしい。

<事務局>
審議会の所管課に市民公募委員の方にサロン等の案内をしていただくようお願いして,広く周知に努めている。

<小林委員>
サロン運営の手伝いをしていただける方を募集している。サロンは何か結論を導こうとか,何かを得ることを目的としたものではなく,ここから始めようというスタンスでお話していただく場としたい。

<大西委員>
市民参加推進フォーラムの次期委員に応募している市民の方は来られるのか。

<乾座長>
次期委員の方にも声かけすれば,来てもらえるかもしれない。最初の出番として,いいのではないか。是非,声をかけていただきたい。
これまで市民公募委員の悩みを打ち明ける場を設定してきた。今回はせっかくガイドブックにサロンが位置付けられ,駆け込み寺のような役割が提案されているので,宣伝したらよい。また,そこを切り口にした議論があってもいいと思う。

<事務局>
プログラムのはじめにガイドブック作成の経過の説明に盛り込む予定である。

<乾座長>
了解した。ただ,事務局より市民参加推進フォーラム委員が説明をしたほうが効果的だと思うので,もしよろしければ御検討いただきたい。

<松山委員>
これまでの市民公募委員交流会は,多くの市民を集めて開催していたことを考えると,サロンの定員20名は少ないように思う。

<土山副座長>
定員については,日程的に周知の時間が少し短めだったこととに加え,サロンなので少し気軽に話をできるような場とするため,人数を多くしなかったことがあると思う。
ガイドブック作成の議論の中で,市民公募委員交流会のような大規模なものを年に1回するより,もう少し気軽に来られる会を複数回行うという議論からサロンが生まれた。

<新妻委員>
人数が大きくなると気軽に話しにくいが,サロンは規模を小さくして話しやすい雰囲気の場を複数回開催することで,少しずつ認知度が高まっていく可能性がある。

<土山副座長>
テーブルマスターが何人か必要になると思うので,皆さんに御協力をお願いしたい。

<乾座長>
無理に人を集めて大規模にするのではなく,ゆるやかに進めていこうとしているので,定員についても弾力的に対応したい。サロンが噂となって広がればこれに越した事はないと思う。
では,次に「市民参加応援隊」について,事務局から説明をお願いする。

(2)市民参加応援隊について
<事務局>
資料6「「市民参加応援隊」の運営について(案)」は,市民参加による事業推進等に取り組むに当たっての職員の悩みや疑問に対して,これまで蓄積してきた経験やノウハウを持った職員等が相談を受けて必要なアドバイスを行うものである。メンバーは市民参加推進フォーラムの呼びかけに応じて集まった有志,乾座長をはじめとした市職員,市職員OB,大学教員等の11名で構成している。これにより市職員が市民参加に悩んだ時に相談できる体制を整えさせていただいた。なお,庁内への周知については,この場で確認がとれしだい行う予定である。

<乾座長>
昨年度に京都市における市民参加の取組の創成期に関わった市職員を呼んで話をしてもらった。あの頃の市役所の熱はどこにいったのだろうかという話になった。また,昨年度の円卓会議には市民参加の経験のある市職員や関心のある市職員を集めてワークショップを行った。その議論の中で,「市民参加が形骸化している」,「やらされ感がある」,「熱意を持っていてもどう取り組んだらいいかわからない」といった意見があった。
そこで,市役所の組織に経験のある市職員が経験の少ない市職員を応援する枠組みを組み込むことは難しいので,有志を募ってボランタリーな活動をお願いして結成したものである。
窓口については,応援隊を市役所内で一般化するため,職員が相談しやすい市民協働政策推進室にすることで,少しフォーマルな形にした。応援隊は,市民参加推進フォーラムの双子の兄弟みたいな存在だと思ってもらえたらいいのかもしれない。
正式名称は「市民参加ストーリーてらG」である。ストーリーテラーという参加の物語を語るということと,寺爺という市民参加の取組の初期参加メンバーの名前にちなんで「ストーリーてらG」と名乗っている。
今後,メンバーを増やしていくつもりでいるが,当初は市職員を中心にすることで相談に来る市職員の心理的な垣根を低くした。窓口は,市民協働政策推進室にしているが,全体的には緩やかに動かしていきたいと思っている。

<大島委員>
市職員の駆け込み寺として機能するためには,まずは知ってもらわなくてはいけないが,一方で,見え方に悩んでおられるようなので,アイデアを提供したいと思う。

<乾座長>
市役所は人事異動で短い周期で担当者が替わる。人が替われば当初の理念も当然硬直化,変質化していくので,市民参加推進フォーラムが間に入ることで理念を継承していきたい。窓口は市民協働政策推進室としているが,市職員と市民が手を繋ぐ時の窓口は市民参加推進フォーラムであって欲しいので,実質の窓口は市民参加推進フォーラムが担えたらと思う。
これから市民参加推進フォーラムから庁内に色んな動きを生み出していく。ただ,市職員が市民参加推進フォーラムに直接相談することは難しいと思うので,市職員の窓口は市民協働政策推進室としている。

<新妻委員>
相談や要望があった場合に受け付けるということなので,受身のスタートだと理解したが,口コミ等で広く知ってもらうため,実際に相談を受けた内容とその成果を積極的に発信することが大事だと思う。

<事務局>
庁内の事業担当課が,どういう取組をやりたいのか,どういう事で困っているのかといったことについて,ノウハウが蓄積されていくと思っているので,それを発信することも考えたい。

<谷口委員>
応援隊のメンバーは,京都市で市民参加が形になる前に熱く語っていた,いわば第1世代の面々である。市役所の中にも第2世代・第3世代が育ってきているので,あまり第1世代がでしゃばって熱いことばかり言っても逆に敬遠される懸念もあるので,求めに応じて経験談を語るような位置付けでいいと思っている。
ここに記載のあるメンバーで活動を開始するが,新しいメンバーが増えていく展開になってきたときは,活動の位置付けも変わってくると思う。

<大島委員>
職員向けの市民参加の手引書である「市民参加ガイドライン」の改訂作業を行う市民参加ガイドライン部会では,市民参加の手法をマニュアル化することによって理念が継承されないので,それをどう継承するのか検討してきた。その検討の続きと,検討してきたアウトプットを運用していくのはセットになると思っている。議論しきれなかったところを次年度以降どのように検討するのかによって市民参加応援隊の機能も変動するのではないか。

<乾座長>
市民参加ガイドライン部会の取組で,市民参加の第1世代の方の話を聞く場を設定した。その議論の中で,若手の市職員の悩みを聞く場を設けて,市民参加応援隊もそこで経験に基づいた話をする役割を果たしたいという話をしていた。これは是非,来年度に実現していただきたいと思う。
市民参加応援隊のメンバーは,とても忙しい人ばかりなので,自発的に活動することがとても難しいが,求められれば動くというスタンスでいいと思っている。若い市職員の「ワークショップするから手伝ってくれないか」「講演してくれないか」という企画に市民参加応援隊が関わるといったことが想定される。
情報発信については,市民参加応援隊自らが行うのか,また事務局の手を借りるのか,どういった手法がいいのか考えなければならないと思っている。
それでは,この議案については,市民参加推進フォーラムで位置付けていただいたと理解し,市民参加推進フォーラムと市民協働政策推進室が一緒に取り組んでいく。そういう意味では,市民公募委員サロンも同じような位置付けになると思う。
では,次に「今後の市民参加フォーラムの取組について」「新たな市民参加推進計画の策定について」について,事務局から説明をお願いしたい。

(3)今後の市民参加推進フォーラムの取組について
(4)新たな市民参加推進計画の策定について
<事務局>
資料7「新たな市民参加推進計画の策定について(案)」に基づき説明。
市民参加推進計画は,平成13年度から平成22年度までの10年間の計画になっているため,平成23年度を開始年度とする新たな市民参加推進計画を策定する必要がある。資料7については,あくまで現時点での案であり,固まったものではないと理解していただきたい。
取組予定としては,無作為抽出した3,000人の市民を対象にした市民アンケートである「市民総合アンケート」,市民参加に関心のある市民に集まっていただいて,ワークショップ形式で議論する「市民参加円卓会議の開催」,市職員が庁内向けに市民参加の取組事例を発表する「庁内事例発表会」に取り組み,いただいた意見や議論の結果を新計画の策定に生したいと思っている。同時に市民参加推進フォーラムでも議論していただき,その結果を提言か意見といったもので京都市にいただいたうえで,パブリック・コメント等を経て策定したい。
また,大島委員から御指摘いただいた「市民参加ガイドライン」については,これまで市民参加ガイドライン部会において計6回の議論をいただいた。平成15年度に作成した「市民参加ガイドライン」は内容が古い部分もあるので,まずは庁内イントラネットにおいて現段階の最新情報に修正したうえで,市民参加応援隊の動向や新たな市民参加推進計画の策定作業の中で,これまでの部会での議論も反映させた「市民参加ガイドライン」を作成したいと思う。

<乾座長>
来年度以降の市民参加推進フォーラムの任務として新たな市民参加推進計画の策定が提案されたが,市民参加推進フォーラム委員自身がやりたい事や,やり残したこと等を議論しながら,次年度の市民参加推進フォーラムに繋いでいきたいと思うので,自由に議論してほしい。

<野中委員>
私は市民参加推進フォーラムの委員を2年間務めてみて,地縁活動を熱心にやっていたことが,まだまだ低い意識での参加だったと思えるようになった。学区内で活動していると,その範囲内で満足してしまい,井の中の蛙のようになってしまう。色々違うフィールドで活動している方を目の当たりして,自分の世界がすごく狭かったとすごく実感している。
市政総合アンケート調査はどういう形で作り,対象者はどうやって選ばれるのかについて関心がある。市役所がアンケート調査の対象者3,000人を従来どおりの手法で選び,アンケート内容を決めてしまうと,「新たな」とはいえないと思う。失礼な言い方かもしれないが,古い皮袋を新しい袋に入れたところで,皮袋自体が古かったら意味がない。市民参加推進フォーラムで,アンケート内容や対象者の選び方から議論することを希望したい。今後は,そういったことを意識して様々な活動を続けていただきたい。

<事務局>
「市政総合アンケート」は,広報課が毎年年2回実施しているもので,対象者3,000名は住民基本台帳の中から無作為抽出している。アンケートは郵送して,回答も郵便で返送していただいている。アンケートの質問内容から市民参加推進フォーラムで議論したいと考えている。市民参加推進フォーラム委員の皆さんから,アンケート内容について意見をいただくとともに,どうすれば市民参加を更に進めていけるかの議論がしたいと思う。なお,市政総合アンケートは,庁内で希望をとったうえで選考となるため,まだ決定したわけではないので,あらかじめ御了承いただきたい。
ちなみに,昨年度は観光行政について市政総合アンケートを実施し,その結果を参考にしながら観光振興計画が策定されているので,市民参加推進計画もアンケートに選ばれるように努力したい。

<大島委員>
10年という計画期間は,読めるようで読めない,非常に難しい期間だとは思う。資料の数値でNPO法人数が年々増加して市民活動は年々活発であると記載があるが,昨年度の数値でいうとNPO法人数の増加率は頭打ちの状況である。だから,以前のようにNPO法人化することが花盛りという時代はもはや終わったように感じている。目的型で活動するLLP(有限責任事業組合)とかLLC(合同会社)あるいは株式会社のように法益的な事業に取り組んでいくところにシフトしてきている時代のように感じている。これからの10年間の市民参加を考えるに当たっては,今までと違った物差しで考えていかなければならないと思う。
政策評価を行うために市民にアンケートをとっている「市民生活実感調査」では,市民の市民参加への実感評価は相当低い。京都市は市民参加が進んでいると市民に実感してもらうために,知恵を絞ることが必要だと思っている。ただし,市民生活実感調査の指標については疑問に感じているところもあるので,どういった指標で市民参加の実感を計るかについても,積極的に議論できたらいいと思う。

<土山副座長>
前提を確認したい。京都市は新しい市民参加推進計画を作るに当たり,市民参加推進フォーラムにどういった形で関わることを求めているのか。

<事務局>
平成18年度の計画中間見直しの際には,市民参加推進フォーラムから「市民参加こんなんえーやん宣言!」の提出をいただき,中間見直しに反映させたという経過があった。新たな市民参加推進計画の策定に当たっては,市民参加推進フォーラムがどのように新計画に関わるかを議論しながら進めていきたいと思っている。

<土山副座長>
市民参加推進フォーラムがどのくらい主体的に関わるのかによって,作業内容や議論内容が変わるのではないかと思う。策定に向けた取組予定の,市政総合アンケートや市民参加円卓会議は市民参加推進フォーラムが主体的に関わっていない。市民参加推進計画の見直し作業予定の中で,市民参加推進フォーラムが主体的に関わること,必ずしもそうではないことがあったと思うが,主体的に関わる部分は報告書の提出の部分になるのか。

<事務局>
そのとおりである。市民参加推進フォーラムが市民参加円卓会議等にどのように関わるのか議論したいと思う。

<事務局>
これまで市民参加円卓会議は市民参加推進フォーラムが主催しているが,今後どのように関わるか市民参加推進フォーラムで議論してほしい。

<乾座長>
ここで確認をしたい。1つは,市民参加推進計画の見直し作業工程に書かれている円卓会議や庁内事例発表会等については,京都市から市民参加推進フォーラムへの提案事項として書いてあると理解すればいいのか。
もう1つは,市民参加推進フォーラムは,市民参加推進計画を進めるために設置された組織だが,新たな市民参加推進計画を策定する作業も委嘱されているのか。

<事務局>
市民参加推進フォーラムの設置要綱では,市民参加について行政への助言や提案を行うと書いてありますので,計画だから提言できないというのではなくて,京都市全体の市民参加に関して提言が出来るものと考えている。

<乾座長>
京都市は,市民参加推進フォーラムからの提言書を十分に尊重するという保障のうえで市民参加推進フォーラムに作業を依頼するのか。

<奥薗市民協働政策推進室長>
そのとおりである。これからどのような方法で新たな市民参加推進計画を策定するかについては,まだ素案の段階である。新たな市民参加推進計画の策定作業については,多くの方の意見を聞くことが大事だと思うので,市民参加推進フォーラムとも協力して進めていきたいと思う。

<乾座長>
了解した。

<土山副座長>
アンケートの議論に戻るのだが,市民参加推進計画の策定段階から市民参加推進フォーラムが一緒に関わるのであれば,そのための準備もしなくてはいけないと思う。野中委員の発言は,まさにそのことを指摘しており,その中でアンケートの項目についても述べられたのかなと思う。審議会ガイドライン部会では,交流会のアンケートに答えてくれた市民はそれなりに市政に関心がある人だろうから,それを機会に,メーリングリストに登録してもらって繋いでいこうといった案もあった。せっかく3,000人規模でアンケートを行うのであれば,そういった活用方法も検討したい。一緒に企画してその機会を生かせたらいいと思っている。市民参加推進フォーラムと一緒にやっていくのはこういうイメージでいいのか,それとも集計したアンケートを一緒に見ようというイメージなのか,どちらであるか。

<奥薗市民協働政策推進室長>
アンケートは,広報課が主体となって実施しており,一定のルールがあると思うが,どのように繋げていくのかは,十分議論したらいいと思っている。とくに規制があるわけではないので,今後の計画を立てるに当たって,必要な事項を盛り込めばいいと思う。ただし,メーリングリストの件については,いますぐには実施可能か判断できないので,今後の検討事項としたい。

<乾座長>
市民参加推進計画については,市民参加推進フォーラムの提言が生かされること,アンケートの内容についても市民参加推進フォーラムが一定の責任を持つことが確認された。
6月にアンケートするのは時間的に余裕がない。アンケートでなにをどのように質問して,その結果を計画に盛り込んでいくという作業はとても大変な作業であるが,アンケートの結果にあまり縛られないように助言しておく。つまり,どんなアンケートでもアンケートを取ると,その結果からスタートしなければいけない縛りが出てくる。何のためにアンケートを取るのか,アンケートにどれだけの期待をするのかを十分に理解したうえで実施してほしい。3,000人を対象としても,たいした項目は聞けないし,相手も無作為抽出された市民である。本当は,市民参加に関心のある人を集めて聞いた方がより意味があるのかもしれない。市民の意見をどうやって拾うかといったことが重要であって,色んな手法を活用したほうがいいと思う。アンケートもその中の1つの方法だと思ったほうがいい。計画策定のメニューが書かれているが,強制されているものではなく,事務局からの提案だと受け取って,新しいメンバーの中で議論をしてほしいと思う。一方で,事務局から良かれと思って作業メニューを提示し過ぎると,市民参加推進フォーラムが全部担ってしまい,重たい存在になってしまう可能性がある。市民参加推進フォーラムは,やることを取捨選択しながら市民参加を活性化させる活動をしたほうがいい。

<大西委員>
乾座長のおっしゃるようにアンケートにこだわらなくてもいいという考え方もあると思うが,せっかくなのできっちり課題を出して,アンケートを取った方が良いと思う。
資料に市民参加の課題が上げられている。確かに地域ではこういった課題がある。地域活動では,後継者がいないこと等,色んな問題がある。いまちょうど自治会も新しい年度に移行していく時期で,役員同士苦労しているところがある。そういった地域の意識がある程度分かるようなアンケート項目を市民参加推進フォーラムで考えたらいいと思う。せっかくアンケートを取るのなら,今後の参考になったほうがいい。アンケートの結果を参考にして議論をするなら時期が遅くならないようにしなければいけない。アンケートの項目について,私から色々と提案させていただきたいと思う。

<小林委員>
市民参加推進フォーラムという審議会は,他審議会には無いOBという存在がある。私自身にしても,第1期の市民公募委員だったのが,いつのまにか委員に選んでいただいている。一過性のものではなく,繋がっていくという部分も検証していただきたいと思う。
市民参加の一層の推進を図るには,大きく2つあると思う。1つは,もっと多くの市民にPRする。それともう1つは,市民参加自体をどう勉強するか。この2つの柱を行政の人と一緒になって考える場が,市民参加推進フォーラムなのではないかと思う。

<大島委員>
アンケートについて確認したい。市民生活実感調査は,毎年毎年統計的に処理することを目的に実施していると思うのだが,今年は市民参加が当たったのか。

<奥薗市民協働政策推進室長>
市民生活実感調査は,政策評価を行うために毎年定例的に行っているものである。

<大島委員>
3~4年前にも,市民参加に関する大規模なアンケートをやった事があると思う。それは市民生活実感調査か,今回の市政総合アンケートなのか。

<事務局>
5年前に市政総合アンケートで,市民活動について調査をやっている。今の段階の市民参加についてもう少し広い枠組みで実施するためエントリーしている。なお,10年前にも「市政への参加」をテーマにアンケートを実施している。市民参加関連では,これが3回目となる。

<大島委員>
了解した。是非,アンケート結果を参考にしていただいたらと思う。

<乾座長>
 6月というのは決まっているのか。

<事務局>
事務局の希望である。

<乾座長>
市民参加推進フォーラムの議論の進捗も考慮しながら調整することも可能か。

<奥薗市民協働政策推進室長>
色んな素材を集めて議論したいと思う。アンケートの実施時期を後ろにずらすと議論する時間がなくなるので,できるだけ早い時期として6月と書いている。制度設計の話もあるので,出来るだけ早い時期に開始できたらと思う。

<乾座長>
さきほどの小林委員のような発言も含めて,他に意見はないか。

<谷口委員>
私自身は,市民参加推進懇話会の委員を務めた後,ほぼ10年振りに市民参加に関する審議会に参加している。この間に,京都市は市民参加推進計画を策定し,京都府は府民参画プランを策定した。各自治体は協働という言葉で計画を策定しており,「市民参加ってなんだろう」という話と,今どういう言葉で市民に呼びかけるのが,今後10年考えるときに分かりやすいだろうか,という議論をされていたのではないかと思う。もし今までの議論の経過または市民参加推進フォーラムでまとめられる物があるなら教えていただきたい。
市民参加を所管する所属の名称が市民協働政策推進室なので,策定する計画の名称は「市民協働推進計画」となるのであろうか。例えば,門川市長があと10年間されるのであれば「市民共汗計画」となるのか。
時代の流れがとても早いので,これまで市民参加で10年取り組んだが,次は内容が大きく変わらないのかもしれない。場合によっては,乾座長が提言書を提出された地域コミュニティ活性化の議論も含めたものにするか,基本計画審議会の議論で出ていた「協力社会」という言葉も踏まえたものにするか,そのあたりの議論は出来るのか。やはり市民参加推進計画を策定するところからスタートになるのか。

<乾座長>
これまでその議論はほとんどしていない。市民参加推進計画に基づいて市民参加を推進するなかで,市民参加推進フォーラムのテーマは結構変わってきたのではないかと思う。私の個人的な意見であるが,計画初期の段階の市民参加は,市民個人の市政への参加や個人を巻き込むワークショップ等といったところからスタートしている。いまは大西委員が発言されたように,地域や市民活動といったところに移ってきており,それぞれが主体を担う中で,どうやって手を繋ぐのかというところに変わりつつあるようには思う。
しかし,当然ながら市政への参加が疎かにされていいわけではないなかで,地域分権の話が随分入ってきたと思っている。

<土山副座長>
個人的には「参加」と「協働」は全然違うと思っている。例えばここでも「市政に対する市民参加」を略して「市民参加」としていると思うのだが,いつの間にか市民参加は「社会参加」や「政治参加」等の地域参加と一緒になってきている雰囲気がある。その延長線上に「協働」等があって,社会的な参加をしやすくするとか,地域への参加をしやすくするといったような「しやすくする」ことはいいと思う。しかし,行政が市民の自発的な意志まで計画することは非常に違和感がある。
例えば資料7の課題でも,「市民参加の実感が高いとは言えない」というのは,おそらく「社会参加」,「政治参加」,「地域参加」も含めたことを聞いているように思う。2つめの課題である「事業の企画や評価の段階への市民参加を更に進めていく必要」は明確に市政への市民参加だと思う。
なぜ市政に対する市民参加をしなければいけないのか。それは主権者だからということが明確に言える。主権者が参加して,主権者がチェックするということに対して市政はオープンでなければならないので,これは必ず整えなければいけない。
一方で,社会参加や地域参加については,例えば地域参加では私はマンション住民なので,管理組合で1票あるだけで,個人として参加したくても出来ない状況に置かれている。町内会に出席して「こういう事したい」と言っても,対等なメンバーシップはないという実態がある。「社会参加」「地域参加」「政治参加」については,「しやすくする」,「やりやすくする」ことを最初に整えることが大事であるが,主権者に対して保障する「参加」と比べたとき,やはり主権者に対する「参加」を保障することを優先して積極的に取り組まなければいけない。全体的な認識として,主権者に対する「参加」を保障することも恐らく途上であろうと思っている。京都市を他都市と比べるわけではないが,参加を考えたときに,主権者としての市政への参加と,日常生活における「社会参加」や「地域参加」は,やや分けて考えたほうがいいと思う。「社会参加」や「地域参加」については,行政が主導するのは限界があるし,市民の自由な活動領域にむしろ踏み込んではいけない所も当然あると思っている。多くの方の御意見とは違うかもしれないが,私自身はそうやって認識している。

<野中委員>
小林委員からもあったが,広報について私自身の雑感も含めて提案したい。今年は国際読書年であるので,誰もが知っている日野原重明さんとか勝間和代さんのような人の言葉を借りて市民に訴えていくような手法を行えば効果的だと思う。

<新妻委員>
昨年度から議論していた市民参加ガイドラインについて,もう少し議論する時間が欲しかったと思う。新たな市民参加推進計画の策定と市民参加ガイドラインは,どちらも似たような作業だと思うので,市民参加ガイドライン部会で議論されたものを生かしてほしい。
市民活動への参加に行政がどこまで踏み込むのかと言うのは難しいところであると思う。市民が行政に参加することを市民参加といっていたのが,市民活動や地域への活動の参加も含まれるようになったのは,市民の側も市民参加を必要としていて,それが自然な形になっていきているとすれば,それは行政だけが進めるのではなく,市民が地域での活動をするときに,行政も一緒になって進めるための市民参加推進計画でいいのという気がする。
計画策定のスケジュールについては,提言書を9月に提出することは非常にタイトな日程だと思う。そうなると,市民の意見を聞く場をいくつも開催するのも,結構大変だと思う。例えば円卓会議は公募委員サロンの拡大版みたいにして,事例発表会も市民参加応援隊の活動の一部とすることで,新たに企画しなくても,これからやっていこうとしている他の企画との整理をしたらいいと思う。
ふと2年前の市民参加推進フォーラムの会議での自分の発言を思い出したのだが,若い人の市民参加を目指すような事をするといった気がする。この2年間で市民参加といっていいのか分からないけれど,若い人が具体的に動く活動が広がってきたと感じている。一方で,まだ自発的なところまでは進んでいないので,もう少し進めばいいと思う。

<乾座長>
時間もありませんので,いまから本日まだ発言のない方は,発言していただくようにお願いしたい。

<河嶋委員>
私は,いま父の後を継いで体育振興会や地域での役を5つ持っている。どうせやるなら楽しくやろうと思っている。皆さんも市民参加を考えていただくときには,市民が自発的に入っていけるような楽しい雰囲気作りをしていただきたいと強く思う。私は,市民参加推進フォーラム委員以外にもいくつか市民公募委員として審議会に参加したが,他の審議会では自分が参加できてないというか,お客様みたいな感じでずっと座っているという,すごく孤立したときもあった。市民参加推進フォーラムが,すごく居心地良かったのは楽しい気持ちを持って参加させていただいたからだと思う。だから,参加したら楽しいよという雰囲気を出していただきたいと思う。

<松山委員>
委員として最後の会議に出席して,2年前に市民公募委員の作文を書いたのをすごく懐かしく思う。まさか自分が選ばれないだろうと思っていたところ,選任の連絡があった時は本当に驚いた。選任された以上はしっかりやろうと思っていたのだが,昨年は事情があってあまり参加できなくて残念だった。他の審議会の傍聴に行ったり,色んなことを議論したり,すごく楽しかったという記憶がある。「市民参加を進めるための審議会等運営ガイドブック」にも発言したことが反映されている部分もあったので,委員をやって良かったとしみじみ感じている。次期の市民公募委員に応募している方の作文を読ませていただいて,次期の市民参加推進フォーラムも熱の入った楽しい審議会になると思った。

<西野委員>
私も色んな思いを持ちながら市民参加推進フォーラムに参加していた。私どもはNPO法人を運営していて,非常に財政基盤が弱いところが問題だと思っている。情熱だけで運営できるのにも限界があると思っている。
大島委員からも発言があったようにNPO数が頭打ちしているとか,消えて無くなるNPOも多いというようなことも言われているが,情熱のある段階で行政と手を結ぶことが出来たら,大きく発展する可能性のあるエネルギーを持ったNPOはたくさんあるので,手を結ぶタイミングを大事にしたらいいと感じている。次の市民参加推進計画ではそのタイミングをどう拾い上げられるかといったところを考えていけたらいいと考えている。

<井上委員>
委員となってはじめて出席したのだが,すごく良い雰囲気で審議が進んでいたことに驚いた。この雰囲気を大事に継続していけたらと思う。
これまでの議論を聞いていて,市民が市政にどのように関わっていくかというところがすごく大事だと思った。私どももこれまで多くのアンケートを実施してきた。最近も男女共同参画に関するアンケートを見たのだが,3,000のサンプルがあっても回収率は40~50%である。新妻委員のおっしゃったことはとても大事で,回答された年齢構成を見ると10代~20代がすごく少なく,ある年代の方々がすごく必死に答えられている傾向がある。乾座長がおっしゃったように,アンケート結果も片寄りがあるのであまり引きずられないようにしたほうがいい。だから,従来のようなアンケートではなく,若い人に積極的に話してもらうことが第一歩だと思う。それが出来なければ他のところで補完するとか,不況なのでアンケートの予算が削られてしまわないよう,アンケートのアプローチを踏み込んでもいいと思う。京都の町は学生や外国人も多いが,色んな若い人がいるので,意見を上手く吸い上げるようなアンケートを一緒にやっていく流れも必要だと思う。そんなアンケートを考えられたらと思う。

<乾座長>
新しく入って来られた方が,展開していただけるとありがたい。

<大島委員>
市民参加推進フォーラムの委員としての6年間のうちに,私が運営しているNPOもどんどん変わっているし,世の中の状況もどんどん変わってきていると思う。ただそれに振り回される事なく,私どもも展開していきたいと思っている。京都は他都市と比べても,人の繋がりが非常に大事。それが基盤になって物事が動いている町でもあると思う。今後とも皆さんに教えていただきながら,京都で生きて行きたいと思うので,どうぞよろしくお願い致します。

<乾座長>
私からは3点言い残しておきたい。
1点目。大島委員や小林委員からも市民参加推進フォーラムのOB会を動かしていく必要があるという話があった。京都市の市民参加を進めていく人を蓄積していくことは,この審議会の重要な役割だと思う。しかし,OB会が自由に動けるわけではないので,実際には市民参加推進フォーラムが中心となってOB会を動かしていく。また,市民参加推進フォーラムの委員が,多くの若者を集めた「若者100人委員会」といった動きもある。市民参加推進フォーラムが,OB会や市民参加応援隊等のネットワークを広げていき,声を掛ければ動ける人がいる状況を作っていってほしい。
2点目。先程,市民参加とはなんだろうという議論があった。色んな切り口から議論することが大切だと思う。これまでその議論を市民参加推進フォーラムでしてこなかったのは,一人ひとりが機嫌良く暮らしていくために何が必要かを考えるときに,足りない部分を埋めることが非常に大事だと思っているからだ。社会参加や市政参加等のどの部分に手を出すかという議論は自由にしていいと思う。ただし,市民参加はなんだろうという議論は,何が足りないかを議論することにもなるので,常にその議論はしてもらえばいいと思う。
3点目。市民参加推進フォーラムは,他の審議会と違って,プロセスに関わるように位置付けられている。見守ってください,それがずれない様にしてください,何かあったらいってくださいという,とても曖昧であるが,ある種非常に面白い。だから,プロセスの中で変化しながらやろうと思えば出来るという性質がある。
実は,大島委員が尽力した「市民参加こんなんえーやん宣言」や先日作成した「市民参加を進めるための審議会等運営ガイドブック」も別に事務局から作成を指示されたわけではなく,市民参加の議論をする中で必要だから作ろうということで結実した。2年前に実施した地域組織の調査やこれからはじめる市民公募委員サロンも事務局からの指示があったわけではない。プロセスに関わるということは,逆にいえばしなければいけないことをシャカリキになると実施出来る可能性があるということだ。とても面白い組織だと思う。京都市の意図するところと違うのかもしれないが,自由に発言できるこの組織を大事にして欲しいと思っている。事務局から指示されたからするのではなく,事務局を動かしていく市民参加推進フォーラムであってほしい。
大島委員と同じように,OBとして働きたいと思う。市民公募委員の方も同じ思いだと勝手に代弁しておきたいと思う。

4 その他
<傍聴者>
これまでこの審議会をずっと傍聴させていただいてきた。1つ大きな議論,1つの審議会がどのようになっているのかという変化をとても楽しんでいる。地域での活動で一言申し上げたい。回覧板の回数がとても多い。1年間に真面目にやっていたら50~60回ぐらい回る。回覧板を回したり,配布物を配ったりするだけで十分という気持ちになる。なるべくまとめていただけたらと思う。それから,開催場所や開催時間について,私は近くなので来やすいが,山間部の方は来るのは難しいだろうと思う。

<傍聴者>
私自身もアンケートを提出した経験があるが,提出したアンケートがどのように生かされるのかという疑問がある。私が高校生のときに池田小学校の事件時にアンケートを実施したときも,アンケートの協力を拒否されたことがある。アンケートを取ったら,回答してくれた人にどのように返していくかをあらかじめ知らせておかなければいけない。例えば,ホームページに掲載したのであれば,様々なところにそのことをお知らせする必要がある。そういったことがわかれば,20代の方や高齢の方も提出されると思う。そこを徹底していただくことが市民の権利だと思う。

<傍聴者>
3点申し上げる。
1点目。ガイドブックの4ページ「市民公募委員は個性ある市民」という表現がとても気に入った。
2点目。この審議会の扱うテーマが非常に難しいと思うのだが,乾座長が難しい議事運営をいい雰囲気を保ちながら運営されているその手腕に感服した。
3点目。市民参加とは市民税を払う対価として行われる市のサービスをどのように市民が評価し,是正するのかということかなと思う。

5 閉会
<事務局>
本日は,これにて第27回市民参加推進フォーラムを閉会させていただく,ありがとうございました。

資料

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総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

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