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平成20年度 第2回京都市みやこユニバーサルデザイン審議会

ページ番号275232

2020年9月18日

案件名

平成20年度 第2回京都市みやこユニバーサルデザイン審議会

開催日時

平成21年3月24日(火曜日)10時00分~11時10分

開催場所

職員会館かもがわ 大会議室

議題

○ 報告事項
 ・平成20年度みやこユニバーサルデザイン推進の取組報告について
 ・平成21年度みやこユニバーサルデザイン推進の取組予定について
○ 委員取組報告
 ・みやこユニバーサルデザインフォーラムの活動

公開・非公開の別

公開

議事内容

【主な意見・報告】
<みやこユニバーサルデザイン賞審査部会の活動を振り返って>
・子どもアイデア部門については応募が増え,一般部門についても質の高い作品が多かった。応募を増やしていくためにはさらに広報活動を行っていく必要がある。(その一例として)受賞作品を紹介するための小冊子を発行してみてはどうかとの意見が出されていたように思う。
また,例えば,子どもアイデア部門については,アイデアを出すのみではなく,アイデアを出した後,子どもたちがどのように変わっていくのか,そのプロセスも含めて考えてみてはどうか。一般部門については,応募が増えてくれば市民部門と企業部門を分けて行えるようになればよい。

<利用しやすい施設づくり部会の活動を振り返って>
・今年度はJR嵯峨嵐山駅の実地検査を行った。検査を踏まえての報告書を作成するに当たっては,各委員は改善点のみを指摘するだけでなく,改善方法を具体的に示すようにした。施設設置者へはその報告書を手渡しているはずであるので,そのレスポンスが今後の課題である。
・JR嵯峨嵐山駅の近くには聴覚障害者のための施設があり,このような障害者が乗降されることを意識している駅であることが感じられた。特に,多目的シートが男性用と女性用トイレの両方に設置されていたのがうれしい。このように,来ていただいてありがとうと感じられることについても,都市の魅力として打ち出せるのではないか。
・視覚障害者として,様々な配慮が進んできたと感じられた。ただし,(障害者への配慮の)ノウハウがあるのだから,建築にあたって(障害当事者へ意見を聴く)ワンクッションあれば,(もっと利用しやすい駅へと)変わるのではないかというところがあった。たとえば手すりの高さや券売機付近の突出物が危険と浮かび上がったと思う。

<みやこユニバーサルデザインフォーラムの活動について>
・情報グループについては,トイレ調査を行い,その調査結果をホームページに掲載し,市民にトイレマップとして情報を提供したい。トイレ調査を行った人自身が携帯電話を利用し,調査情報をホームページにアップできる仕組みにする。
 今年度は次の4つのことに取り組んだ。
(1)日本全国のトイレマップホームページ(100件)を調査し,情報の内容や情報の提示の傾向を調べた結果,4つに大別できることがわかった。これに基づき調査項目の選定を行った。
(2)わかりやすいトイレの絵文字(ピクトグラム)のデザインについて研究を行った。
(3)12月と1月に予備調査を行った。警察署や裁判所は調査協力に難色を示すことが多く,京都市と連携していることを説明すれば協力を得られやすい。また,調査結果についてどのようにホームページ上で提供されるのかを施設管理者に確認してもらうことが必要であることもわかった。
(4)京都駅のアクセシビリティ(新幹線改札から地下鉄改札へ向かう)に関する実験を行った。被験者には「何も持たず」「京都駅がホームページに掲載している地図を見ながら」「写真(矢印がついたもの)を見ながら」で実験した結果,「写真(矢印がついたもの)を見ながら」が最も目的地に早く到達した。
・まちグループについては,次の3つのことに取り組んだ。
(1)「実践の場づくり」では,京都大学インクルーシブデザインユニットの協力を得て,「京都駅の待ち合わせのデザイン」をテーマとしてワークショップ形式で実施した。これを通して,公共空間こそ多くの人の意見を持ち寄ることが大切だということがわかったのではないかと思う。
(2)「研究の場づくり」では,京都駅のサインに関する問題点の抽出と対応策を提案した。
(3)「交流の場づくり」では,一連の活動のまとめとして意見の交換を行った。その中で,様々な「公」における「個」の重要性や,企業の業務の中における積極的なUD取入れの必要性等について意見が交わされた。
・インクルーシブデザインという手法をはじめて体験したが,障害のある方の意見を最優先で進めていく手法が画期的だった。今後は,子どもの意見も取り入れることができればさらに楽しい体験ができるのではないかと思った。

<その他>
・京都は違法駐輪が多く,歩きにくい。ハートのユニバーサルデザインが必要であり,みやこユニバーサルデザイン賞で絵画や作文を募集してみてはどうか。
・ユニバーサルデザインのパイロット事業に対する助成制度を設けてもよいのではないか。

担当課等

保健福祉局 障害保健福祉推進室

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お問い合わせ先

京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室

電話:075-222-4161

ファックス:075-251-2940

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