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平成28年度 第2回京都市みやこユニバーサルデザイン審議会

ページ番号275222

2020年9月18日

案件名

平成28年度 第2回京都市みやこユニバーサルデザイン審議会

開催日時

平成29年3月1日(水曜日)10時00分~11時45分

開催場所

ハートピア京都 4階 第5会議室

議題

・「みやこユニバーサルデザイン」について(各委員からのUDに関する事例紹介など)
・「みやこユニバーサルデザイン賞」について

公開・非公開の別

公開

議事内容

<主な意見>
○「みやこユニバーサルデザイン」について
【市バスについて】
(事例紹介)
・ノンステップバスの導入や車内の案内表示が進んでいる。また,四条通の整備に伴い設置された凸型(テラス型)バス停は,誰もが安全に利用できる。障害者団体と連携した研修を実施するなど,車いす使用者への接遇も向上している。しかし,一方で,ノンステップバスの機能が発揮できない未改善の停留所(マウントアップがされていない)もある。
(コメント)
・車いすスペースが設けられていても,空いていなければ乗れない。また,座席をはね上げて使うが,座席に乗客が座っていると利用しにくい。
・車いすの対応は,ワンマンバスでなく添乗員がいる方がスムーズである。運転手まかせでなく乗客も協力すればよいのにと思う。
・民間の観光バスも,車いすごと乗れるリフト付きバスが少ない。
・(バスだけではないが)観光シーズンは,観光客の利用が多く生活者が我慢しなければならない問題もある。

【車いすで京都観光に来た方の話】
(事例紹介)
・地下鉄の四条駅,丸太町駅では,エレベーターのある南側の改札口が無人改札であった。京都在住の知人がいなければ,カメラに障害者手帳を当てて見せる方法は分からなかったし,言語障害があるためインターホン越しに降車駅を伝えること(スロープ用意のため)も難しかっただろう。障害のある観光客のためにも有人化を望む。
(コメント)
・知的障害がある場合は,ボタンを押して手帳をカメラに見せることが難しい場合がある。磁気カードで改札を通れるようにするなど考えてほしい。

【ちょっとした手助けの依頼】
(事例紹介)
・娘の車いすを押しながら歩いている時に,エレベーターのボタンを押して欲しいとか,道を開けて欲しいとか,ちょっとした動作で助けてもらえることは,依頼するようにしている。ほとんどの方が好意的に対応してくれる。また「何かしたいけど何をすればいいのか分からなかったから,言ってもらって良かった」とおっしゃる方もいる。困難を抱えている方々によるこのような実践が社会に浸透するとよい。
(コメント)
・子どものときから「気付き」の訓練をし,様々な人で世の中が成り立っていることを知ることが大切である。
・市では,学校で車いす体験などの取組を行っているが,学校以外の場所でも進められるとよい。

【認知症になっても外出をあきらめない地域づくり】
(事例紹介)
・駅ホームからの転落事故はホームドアを設置すれば防げるが,困った人をみかけたら声をかける・気にかけるといったソフトの部分も大事である。「ハードとソフトの両輪が大切」ということを伝える必要がある。障害を持つ方であろうが,認知症の方であろうが,外出し続けられる(外出をあきらめない)社会を目指さなければならない。岩倉圏域(左京区)では,認知症になっても外出できるよう(行方不明者を出さないよう)交通機関や地域の人たちと模擬訓練を重ね,活きた仕組みづくりを進めている。
(コメント)
・東京では,シニアの方がホームの見守りを行う取組例がある。このような取組を行って,見守るだけでなく,ちょっとした手助けをしてもらえるとよいのではないか。

○「みやこユニバーサルデザイン賞」について
・既存のもの(まちの中で見つけたUDなど)を対象にしてはどうかと提案したが,「こういう事例がある」と紹介されたときに,どのように評価するかをランク付けも含めて検討する必要がある。
・企業人がUDの意識を持つ必要がある。関係団体も周知に協力する。
・長い生活体験のあるシニア世代限定の賞があってもいい。
・企業を表彰する制度も作ってはどうか。考え方,製品,活動などを評価するもので,UDを取り入れなければならないという流れができるとよい。
・「京都版」のUDとして「みやこユニバーサルデザイン」が再認識されるよう,単なるデザインではなくムーブメントにすることを目指してやっていくと面白い。
・賞の募集と同時に,みやこユニバーサルデザインのマークも広めてもらえると嬉しい。また,UDマークのバッジやステッカーの作成もお願いしたい。
・特定の学校ではなく多くの学校に広がってほしい。生徒だけでなく保護者も考えることにすれば大人にも広がる。

○その他
・審議会の役割として,委員からの意見や指摘をまとめて,市役所内(市長や関係局)に伝えていくことも必要である。

担当課等

保健福祉局 障害保健福祉推進室

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お問い合わせ先

京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室

電話:075-222-4161

ファックス:075-251-2940

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