令和8年度 国の施策・予算に関する緊急提案・要望について

この度、京都市では、市民のいのちと暮らしを守るとともに、活力ある日本の未来を創造するために、令和8年度 国家予算の編成に当たり、「令和8年度 国の施策・予算に関する緊急提案・要望」を取りまとめました。以後、関係各府省等への提案・要望行動を行いますので、お知らせします。

1. 提案・要望先
   関係各府省、京都府選出の国会議員
2. 時期
   令和7年11月

1. 地方交付税の必要額の確保
2. 新しい地方経済・生活環境創生交付金（第2世代交付金）の十分かつ安定的な予算確保など、「地方創生2.0」における地域の主体的な取組の支援
3. 持続可能な観光の実現に向けた支援の充実（市バス等の市民優先価格の実現に向けた支援、「民泊」に関する課題検証及び制度見直しなど）
4. 文化芸術に対する一層の支援等（文化庁予算の抜本的拡充、文化財保存等に係る財政支援の一層の充実、国立文化財修理センター（仮称）の京都市への早期設置など）
5. 中小企業の更なる成長や事業継続に向けた支援
6. グローバル拠点都市として、スタートアップの創出・成長を加速化させるための支援の充実
7. 「地方拠点強化税制」の適用期限の延長及び「拡充型」の区域設定の見直しによる、京都市全域への優遇対象拡大
8. 都市再生緊急整備地域における官民連携による都市再生を加速するための支援（京都駅新橋上駅舎・自由通路整備事業に対する十分な財政措置など）
9. 教育環境の充実（教員不足解消と働き方改革に向けた環境改善、学校の空調設備や給食施設の整備への財政支援、国における小中学校の給食費無償化の早期実現など）
10. 子ども・子育て支援の充実（保育士配置基準や処遇の改善、多子世帯をはじめとした保育所等の利用者負担軽減など）
11. 福祉施策の更なる充実と十分な財政支援（訪問系の障害福祉サービスにおける十分な財政支援など）
12. 地域手当の見直しに関して、保育士・幼稚園教諭、福祉人材の処遇水準の維持
13. 自治体情報システム標準化の実現に向けた財政措置等の課題解決
14. 新たな脱炭素技術を地域に導入する取組への支援など、2050年カーボンニュートラルに向けた取組の強化
15. 持続可能な公共交通の維持・確保に向けた財政支援等（バス事業者の担い手不足に対する支援、自動運転バスの社会実装に向けた支援の継続・充実など）
16. 市バス・地下鉄事業の持続可能な事業運営に向けた支援
17. 防災・減災対策事業に係る地方債の延長
18. 安心・安全なまちづくりのための社会資本整備や総合的な防災対策の推進
19. 将来を見据えた広域的な道路ネットワークの構築
20. 上下水道事業の持続可能な運営に向けた支援（上下水道事業における国土強靭化のための財源の確保など）
21. 避難所等の安心安全な環境の確保に向けた総合的かつ恒久的な支援制度の創設
22. 地域の文化を象徴する歴史的建築物（京町家等）の保全・継承の推進に向けた税制の充実
23. 京都・近畿の発展に大きな可能性を有する、京都刑務所、京都拘置所、京都運輸支局など、国有地の有効活用の検討
24. 原油価格・物価高騰等を踏まえた、事業者、市民生活に対する支援の充実

令和7年11月5日

総合企画局市長公室政策企画調整担当（電話：075-222-3035）