災害時のペット同室避難について
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2025年3月3日
ご意見要旨
災害時において、ペット同行・同伴避難では無く、ペットと飼い主が同じ部屋で避難する「同室避難」を進めてほしい。
回答要旨
本市では、これまでの災害事例から、大規模災害の発生直後における、救出・救護や避難所開設・運営は、住民自治による迅速な取組が重要であるとの考えのもと、地域における生活や情報の拠点となる避難所について、地域の特性や実情に応じて、あらかじめ定めた避難所ごとの運営ルールに基づき、地域住民自ら開設、運営することとしています。
このため、避難所におけるペットの受入についても、地域住民の合意に基づき、受入スペースや受入ルールを定めることとして、平成28年3月に指定避難所におけるペット受入手順等を記載した手引書を作成しました。
手引書では、避難所には様々な人が集まって共同生活をするため、動物にアレルギーがある方などに配慮し、人の生活スペースと動物の受入スペースを区分することを原則としています。ただし、受入スペースに余裕がある場合などは、避難所の構造やペットの数を考慮して、ペットを飼育している人はペットと同室避難とし、ペットを飼育していない人の生活場所と分ける等、弾力的な運用も可能としています。
また、本市も参画している関西広域連合と近畿地区連合獣医師の間に、災害時における動物の救護活動等に関する協定を締結し、被災者が飼養等困難なペットの一時保管についても協力を求めることとしており、ペットがいるために飼い主が安全な場所へ避難することが出来ないことがないよう、体制を整備しています。
今後も、地域の実情に応じた取組が進むよう、防災訓練等あらゆる機会を通じ、避難所運営者やペットを飼っている方、ペットを飼っていない方、それぞれに啓発を行うことで相互理解を図り、飼い主の方が円滑にペットと共に避難することができるよう、取組を進めてまいります。
(回答日:令和7年1月30日)
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