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子育て世帯のやさしい地域作りと地域活性化

ページ番号325712

2024年5月1日

ご意見要旨

 地域へ子育て世帯の自治会や町内会への参加が減少しており、私の住む町内会でも子育て世帯の加入が減っている。コロナで地蔵盆や学区の運動会などを縮小していたことも原因の一つではあるが、子育て世帯に聞くと経済的に町内会費などの支払いがネックになっているとも聞いている。

 そこで、子育て世帯の町内会費などの補助を京都市でしてもらえないだろうか。自治会への加入が増え、地域(自治会)が盛り上がり、活気のある地域ができるのではないだろうか。

回答要旨

 本市では、長い住民自治の歴史と伝統の中で培われた「地域力」を未来に引き継いでいくため、平成24年4月に「京都市地域コミュニティ活性化推進条例」を施行し、地域コミュニティサポートセンターの設置や地域活動助成、各種啓発などを通じて、地域において住民が主体となって進める暮らしの安心・安全を守る事業など、様々な活動を支援してきましたが、ライフスタイルや価値観の多様化、単身世帯の増加などに加え、新型コロナウイルス感染症の影響により、御指摘いただいている子育て世帯のみならず、自治会・町内会への加入率や地域活動への参加率が低下しており、本市としても課題として認識しているところです。

 こうした状況に適切に対応するため、令和4年1月に「京都市地域コミュニティ活性化ビジョン」を策定し、御近所の顔の見える関係づくりや自治会・町内会への加入促進・啓発を進めつつ、同時に、進化・普及が著しいICTツールも活用して、地域活動の効率化・負担軽減や若い世代・働いている方などの参加を促進してきました。

 子育て世帯の町内会への加入促進として御提案いただきました町内会費の補助につきまして、自治会・町内会が任意団体であること、加入が任意であること、各自治会・町内会において会費が異なること等の理由から、実施は困難であると考えております。

 町内会費などの支払いがネックになっているということであれば、町内会の規約等を改定し、子育て世帯のみ会費を減免する等の工夫を町内会で御相談いただくことや、子育て世帯のうち、町内会非加入世帯も地域行事への参加を可能とするなどの工夫をするのも一つかと存じます。

 なお、上記のような事業に対しては、「地域コミュニティ活性化に向けた地域活動支援制度」により、本市が事業費の一部を助成していますので、制度の活用も御検討ください。 

 併せて、町内会の活動にお困りであれば、地域コミュニティサポートセンターが発行している「京都の自治会・町内会『困ったときのヒント集』」や「自治会・町内会&NPOおうえんポータルサイト」に掲載している地域活動の参考事例を御参照のうえ、御自身の町内会活動に御活用いただけますと幸いです。

【自治会・町内会&NPOおうえんポータルサイト】

https://chiiki-npo.city.kyoto.lg.jp/

 今後とも誰もが気軽に参加できる居場所があり、顔の見える関係づくりやICTを活用した新しい関係づくりを通して、人と人とがつながり、安心して暮らすことができる地域コミュニティの実現に向けて取り組んでまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。


(回答日:令和6年4月16日)

担当課

文化市民局地域自治推進室

電話:075-222-3049

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