観光収入の分かりやすい還元について

　最近では、観光客も戻りつつあり、観光地が賑わう一方で、市民にとっては良い影響がない。もっと市民が納得するような税金の使い方を示し、納税して「良かった」と思えるようなことをしてほしい。

　観光は、経済の活性化や雇用の創出のほか、文化の維持・継承にもつながるなど、京都のまちの発展を支え、市民生活を豊かにする活力となるものです。例えば、市民の皆様だけでなく、観光客の利用が増えることで、バスや鉄道の運行本数、飲食店や買い物スポットが充実し、暮らしの利便性向上につながります。また、市内に宿泊する観光客が負担する宿泊税は、道路や駅などのバリアフリー化、無電柱化の推進や市内の子どもたちの伝統文化体験費用など市民生活に関わる事業にも活用しています。 

　また、観光による効果は、税収効果は独自推計で390億円（市税収入の12．8％）、雇用効果は15万3千人で全雇用者の5人に1人、京都の産業に占める割合は、12．4％で全国平均の2．7倍であり、本市の基幹産業の一つとなっています。 

　観光客の方々が訪れることで、こういった効果が得られ、市バスの路線・ダイヤが拡充されるなど生活路線・観光路線も含めた利便性の向上や、本市の行う様々な子育て支援、福祉、教育の充実、防災・減災などの施策の財源となり市民の皆様方への還元も図っています。 

　今後も市民の皆様に丁寧で分かりやすい情報を発信し、共有に努めるとともに、市民の皆様のご理解の下、施策の要否、見直しの議論を進め、持続可能な行財政の確立に向けて取り組んでまいります。

（参考）

京都市ホームページ：観光の効果を分かりやすくお伝えするためのリーフレット「私たちの暮らしと京都観光」 

https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000296486.html 

（回答日：令和5年8月21日）

産業観光局観光MICE推進室 

電話：075-746-2255 

行財政局財政室 

電話：075-222-3291