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共同記者会見(2022年6月20日)

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2023年4月12日

(共同記者会見)『ぐっと身近に 京滋 SDGs プロジェクト ~みんなで知って取り組む一歩を~』

共同発表会概要

会見の様子

 京都・滋賀 SDGs プロジェクト実行委員会は、京都府内、滋賀県内におけるSDGsの推進を目的とした共同プロジェクト「ぐっと身近に 京滋 SDGs プロジェクト ~みんなで知って取り組む一歩を~」 の発足にあたり、以下のとおり、共同発表会が開催されました。

【共同発表会について】

主催:京都・滋賀SDGs プロジェクト実行委員会(事務局/京都新聞COM)

日時:2022年6月20日(月曜)午後1時~午後2時(受付開始:午後0時40分~)

場所:旧三井家下鴨別邸2階座敷(京都府京都市左京区下鴨宮河町58番地2)

出席者:司会/小林祐梨子様(オリンピアン,一般社団法人日本パラ陸上競技連盟理事)

出席者:門川大作 京都市長,桂川孝裕 亀岡市長,佐藤健司 大津市長,大西祐資 京都新聞社代表取締役社長


【京滋SDGsプロジェクトについて】

 本プロジェクトは、国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、京都府内、滋賀県内におけるSDGsの浸透を目的に、京都新聞・京都市・亀岡市・大津市の三市をはじめ、各自治体の学生や地元企業・団体などが参加して行われるプロジェクトです。これまでのSDGsの取り組みを加速させる絶好の機会とされている大阪・関西万博までの4年間、各ステークホルダーと連携し、SDGsの理解を深める機会の提供、そして実際に各目標における課題解決に取り組みます。


【取組内容,各出席者コメント】

以下の記者配布資料から御覧いただけます。

記者発表会資料

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共同発表会要旨(摘録)

<取組内容説明>

・MC 小林祐梨子氏

 本プロジェクトは,京都新聞・京都市・亀岡市・大津市がパートナーシップで,SDGsの17の目標に関わる「SDGsトークセッション」と「SDGsアクション」の2軸で,企業・学生・団体などと連携し展開していくものです。本日はそのスタートとなる第一回の目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」について,トークセッション動画の公開とアクションとなる共同発表を開催します。


【参考】

・「SDGsトークセッション」

オリンピアンの小林祐梨子氏をメインMCに,地元有識者や,京都府,滋賀県内の学校に通う学生,京都新聞記者などが出演し,京都府,滋賀県のローカルな視点に立って,SDGsを通じた地球の未来について考え話し合う動画を制作。オフィシャルサイトやYouTubeで公開する。


・「SDGsアクション」

「SDGsトークセッション」と連動したプログラムを実施。動画配信と前後し,SDGs17の目標達成,課題解決に向け,実際に行動を起こし,SDGsに触れる機会,地域に還元する機会を設け,実施内容はオフィシャルサイトや京都新聞紙面にて事後報告する。

※京滋SDGsプロジェクト オフィシャルサイト

 https://sdgs.kyoto-np.jp/外部サイトへリンクします

※京都新聞TV「京都新聞TV」

 https://www.youtube.com/channel/UCL-oSpNUjTb1Fr1lHr5tNeA外部サイトへリンクします


<出席者挨拶>

・京都新聞社 大西社長

 SDGsの目標は誰か一人だけが頑張って達成できるものではなく,パートナーシップが極めて重要です。京都新聞社としても,京都・滋賀のメディアとして,何ができるのか,持続可能な未来をつくるために,まずはどんなパートナーシップを組めるのかを考えてまいりました。この度は,京都市様,亀岡市様,大津市様の3市と連携協力しながら,次代を担う学生さん,地元の企業,団体にも参画いただき,プロジェクトを進めていきたいと考えております。

 今回,強く意識しているのは,SDGsをぐっと身近に考え,皆で取り組むことです。そのためにトークセッションとアクションの2軸で取り組んでまいります。弊社は創刊140年を越える新聞社であり,そのネットワーク・発信力をいかしながら,タイムリー且つ地元に寄り添った内容を提供し,17の目標達成に向けて,多くの方に「じぶんごと化」してもらいたいと考えていますので,どうかよろしくお願いいたします。


・京都市 門川市長

 京都新聞様が,SDGsを真っ正面から取り上げていただけること,大変嬉しく,また心強く思っております。

 コロナ禍のもとで,貧困や格差,孤立,分断,ロシア軍のウクライナ侵略など,世界は大変な危機にさらされ,あらゆる社会課題が加速化しています。一方で,誰一人取り残さない多様性・包摂性のある社会や2050年CO2ゼロに向けて,各主体がSDGsをじぶんごととして,パートナーシップで取り組んでいこうという大きな流れがあります。この2つの動きのどちらが主導権を握っていくのか,これは人類の未来を決めると言っても過言ではなく,様々な主体が身近なところから取り組んでいくというのが非常に大事であります。

 京都市は,オール京都でSDGsの取組をいち早く進めており,この3月には,大学,企業,金融機関と「きょうとSDGsネットワーク」を立ち上げました。この輪をより広げていこうという時に,本プロジェクトが発足すること,大変嬉しく思っております。お隣の亀岡市様,大津市様としっかり水平連携し,人類の未来がかかるSDGsに取り組んでまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 もう一点,SDGsの 17の目標には文化がありません。日本は,憲法で健康で文化的な生活を掲げており,大変素晴らしいことです。また,文化庁もいよいよ全面的に京都に移転します。文化を大事にしながらSDGsに取り組むことが重要だと思います。京都らしさ日本らしさにこだわるSDGsプラスワン(+文化)という意味も込めて,ともどもに,創造的に進めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


・亀岡市 桂川市長

 本プロジェクトにお声がけいただいたこと,大変有り難く思っております。

 亀岡市は2020年に国からSDGs未来都市の認定をいただき,「かめおか霧の芸術祭」×X~持続可能性を生み出すイノベーションハブ~という取組の中で,環境と芸術による好循環,つまり芸術がイノベーションハブとなって地域課題解決のきっかけをつくることを行ってきました。

 また,亀岡市では2018年にプラスチックごみゼロ宣言をいたしました。地元の保津川のプラスチックごみ等による汚れが,大きな海洋プラスチック問題に関わることから,2030年という目標を掲げて,使い捨てプラスチック削減の取組を進め,2020年に「レジ袋提供禁止条例」を施行,昨年2021年から実質の取組が始まったところです。こういった取組は,どこかが先行して,行政という枠の中で進めていく事例をつくらなければ,次に繋がっていきません。特に今の世界的な気象変動や海洋プラスチック問題は,一地域や一つの国だけの行動が解決に繋がるものではなく,連携しながら理解を広め,活動を広げていくことが大事と考えております。日本初の「レジ袋提供禁止条例」が第2第3の地域へと広がって大きな輪となり,地球の海洋プラスチック問題解決に繋がるきっかけとなることに期待しております。

 京都市様,大津市様とは,保津川・淀川という水で繋がっている地域であり,ともに母なる川,生命の水を守り育てていくことがとても大事だと考えていますので,本プロジェクトの都市間連携によって理解を広め,それがアクションに繋がっていければと思います。ともに連携を進め,さらに行政だけではなく,企業NPOなど様々な団体へと裾野を広げていくことが,2030年のSDGsの目標達成につながると期待しておりますので,よろしくお願いいたします。


・大津市 佐藤市長

 本日の共同発表会に,京都新聞様のご高配により,京都市様,亀岡市様とご一緒できます事,深く感謝申し上げます。

 大津市は,琵琶湖をはじめ,比良比叡の山並みや里山など,豊かな自然に恵まれた地域であり,この環境を未来に受け継ぐための,市民主体の活動が大変盛んです。例えば,昨日実施した「琵琶湖市民清掃」には,令和元年度に6万人,昨年度のコロナ禍でも4万人の市民の皆様が参加されました。

 もう一つ力を入れてきたことが,次世代を担う子ども達への環境教育の推進です。例えば,滋賀県では,県内の小学5年生全児童が学習船「うみのこ」で琵琶湖の水質やプランクトンの調査を行い,環境について考える取組を長年続けており,大津市としても,先人の環境教育への想いを受け継ぎ,力を入れているところです。また,昨年8月の大雨による甚大な被害等,気候変動が身近なものに感じられる中で,本年3月には「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。

 こういった取組をしっかりと市民の皆様と共有し,次の世代に受け継いでいくためには,やはり大津市のみの取組ではままならず,多様な主体と連携して,これらの課題をひとつひとつ,前を向いて進めていきたいという想いで本プロジェクトに参加いたしました。

 また,大津市では昨年度から「学校夢づくりプロジェクト」による児童・生徒の主体的な学びや,心豊かに生きていく力の育成に取り組んでおり,子どもたちの中でもSDGsという視点が生まれています。我々行政としてこういった想いに応えるべく,本プロジェクトによってSDGsの理念の普及と実践が広く展開されるとともに,新たなパートナーシップが生まれ,また新たな一歩が形成されることに期待して,一緒に取り組んでまいりたいと思います。


質疑応答(摘録)

<質疑応答>

・記者

 事務局にお聞きしたいのですが,今後広域に取り組んでいかれるということで,具体的に何か決まっているプロジェクトがあれば教えてください。また,3市以外の他都市にもこれから声がけをされるのでしょうか。


・大西社長

 プロジェクトは4年間を想定しており,17の目標それぞれでトークセッションとアクションをやっていきたいと考えています。まず当面は,目標2の「飢餓をゼロに」,14の「海の豊かさを守ろう」,11の「住み続けられるまちづくりを」の3つに,取り組む予定です。

 また,先述のとおり,パートナーシップが大事だと考えておりますので,まずは3市でスタートはしますが,色々なところと連携して進めていきたいと位置づけています。


・記者

 大津市長へお伺いします。本プロジェクトへの声がけに対して,市長として率直にどのような感想や期待を持たれたのでしょうか。


・佐藤大津市長

 これまでの取組にもSDGsに資するものは多くありますが,大津市だけ,また行政だけで新たな課題に取り組むのは難しいことであり,やはり本プロジェクトのような,京都市様,亀岡市様をはじめ,様々な主体と連携する機会をいただいたことは,これからの大津市のまちづくりにとって必ずプラスであると思い,お声がけに感謝するとともに期待をしているところであります。


・記者

 本プロジェクトで具体的にどんなことに取り組みたいとお考えでしょうか。


・佐藤大津市長

 先ほど,環境教育にこれまで力を入れてきたと申し上げましたが,子どもたちの気づき・学びというのは大津市内だけで完結するものではございません。幅広く様々な主体の皆様と連携することによって,子どもたちの気づきや学びを深くすることから始めたいと思っておりますし,皆様の御意見・御提案を頂戴しながら,一緒に進めてまいりたいと思います。


・記者

 気づき・学びについて,具体的にこんな活動ができればということはありますか。


・佐藤大津市長

 まだ,具体的な形を意識しているわけではありませんが,それぞれに様々な取組をされていますので,しっかりと交流することによって,互いの取組を知り,学び,更に取組が深まるというところに繋げていければと思います。


・記者

 事務局へお伺いします。パートナーシップを広げていきたいとのことでしたが,まずこの3地域に声がけされた理由はありますでしょうか。


・大西社長

 手を取り合う関係というところを重視して3市にお声がけしました。パートナーシップが何よりも大事ですので,ここを基点に,更にパートナーを広げていきたいと考えております。

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