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共同記者会見(2021年6月21日)

ページ番号286410

2023年4月12日

「京都スカッシュパーク(仮称)」開設について

記者会見概要

会見の様子

1 日時  

  令和3年6月21日 午前11時20分~午前11時40分                      

2 場所  

  京都市役所 北庁舎4階 第一応接室

3 出席者

  (京都市長) 門川 大作

  (株式会社ホリゾン) 堀 英陽 常務取締役   

  (公益財団法人日本スカッシュ協会) 北澤 猛 会長 

                          足立 美由紀 関西支部長

4 次第

 ・京都市長挨拶

 ・北澤会長御挨拶

 ・堀常務取締役御挨拶

 ・質疑応答

 ・記念撮影

会見配布資料

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出席者挨拶

門川市長

皆様,本日はありがとうございます。

 まずは,株式会社ホリゾン堀常務はじめ関係者の皆様に御礼申し上げます。

 株式会社ホリゾン様は,京都市の素晴らしいモノづくり企業で,オスカー認定を受けておられる,経済産業省等の様々な認定も受けておられる,ものづくり都市京都の誇りの企業であります。そして,この度,スカッシュコートを創設いただくこと,本当にありがたい限りであります。そして,ワールドマスターズゲームズ2021関西(以下「WMG」という)のレガシーとして,市民スポーツの振興,地域の活性化にも貢献いただいている。このような取り組みに感謝申し上げます。

 また,北澤会長,日本スカッシュ協会の皆様ありがとうございます。1年延期にはなりましたが,いよいよ来年5月,第10回の記念すべきWMGが開催されます。さらに,アジア初開催でございます。コロナ禍で厳しい状況にありますが,早期収束を願い,そして,コロナ禍のもとでスポーツの重要性,また人生100年時代,健康長寿の取組としても,その重要性が高まっている限りであります。関西一丸となって,また,全国,世界とつながってこのWMGを成功させていきたい。このように考えております。

 京都市では,スカッシュをはじめ,陸上競技(トラック&フィールド),バドミントン,空手道の4つの競技を開催します。また,オープン競技では,ペタンク,ダブルダッチを開催します。エントリーの状況としては,国内は極めて順調であり,定員に達している競技も出てきています。国外からもエントリーいただいておりますが,国外エントリーの推移は今後の世界的なコロナウイルス感染症の状況,渡航制限の規制緩和等に基づくと思われます。ワクチン接種等の進捗も確認しながら,しっかりと準備を進めてまいりたいと思っております。

 コロナ禍の下で,孤立,分断,格差等様々な社会的課題が顕在化し,また加速化されています。そうした中だからこそ,誰一人取り残さない,「SDGs」の理念も踏まえて,WMGを何としても成功させていきたいと思っております。

 コロナ禍の下で当初予定していたスカッシュコートが閉鎖となり,困っておりましたが,株式会社ホリゾン様の御厚意に改めて感謝申し上げ,御挨拶とさせていただきます。

 

北澤 猛 会長

 門川市長,大変ありがとうございます。公益社団法人日本スカッシュ協会会長の北澤でございます。

 先ず本日,このような席を設けて頂きましたことに対して日本スカッシュ協会を代表して厚く御礼申し上げます。

 来年5月に日本で開催されるWMGですが,スカッシュ競技の会場が『雅の都(みやびのみやこ)』京都において開催されることは,我々日本スカッシュ協会としましても大変嬉しく思っております。大会の運営に当たりましては日本スカッシュ協会,同関西支部を通じまして全面的に協力をさせて頂く覚悟であります。

 一昨年来,猛威を奮っております新型コロナウィルス感染症拡大に伴い,当協会と連携をしております体育施設やスポーツジムの休館や閉館が相次ぎ,スカッシュも苦境に立たされています。昨年は,我々が主催をする多くの大会の中止や延期といった苦渋の選択を強いられましたが,根強いスカッシュ愛好者の方々のご支援・ご協力によって,「ワールド・スカッシュデー」を開催し,多くの方々にご参加いただき,日本を代表する選手による「ドリームマッチ」を無観客で開催し,その様子を「YouTube」で配信するなどの活動を通じて競技の普及に努めてまいりました。コロナ禍でも,協会が定めた「感染予防のガイドライン」を徹底して,運営者側と選手が協力すれば,安全で安心な大会運営は決して不可能ではないという,確かな手ごたえを掴むことが出来た1年でもありました。引き続き,スカッシュ愛好者の方々が安心して競技ができる環境整備を図って行きたいと考えております。

 今年2021年は本協会の創立50周年を迎える年でもあります。その節目となる年にWMGが開催されることを大変嬉しく感じております。本大会におけるスカッシュ競技は日本で開催される複合種目の国際大会としては初めての試みとなります。関係団体の方々,京都市の方々と手を携え,大会の成功に導けるように準備を進めてまいります。幸い,株式会社ホリゾンの堀社長様,堀常務取締役様のスカッシュ競技への御理解と御支援によりまして,スカッシュ競技の会場が広がったことは運営側と致しましても非常に喜ばしいことであります。WMGを契機として「日本のスカッシュ界の西の拠点・京都」となることを願っております。簡単ではございますがこれをもってご挨拶とさせて頂きます。

 

 堀 英陽 常務取締役

 株式会社ホリゾンの堀と申します。門川市長,北澤会長ありがとうございました。また,関係者の皆様におかれましても,本日このような場を設定いただきありがとうございます。また,記者の皆様も,お集まりいただきありがとうございます。

 本日は,私から,当施設の建設計画並びに,当社及び私の自己紹介,また今後の当施設の可能性等についてお話しさせていただければと思います。

 まず,本日の配布資料にもございますが,当社は1946年,戦後まもなく京都で創業した,製本関連機械メーカーでございます。京都市では,オスカー認定,また経済産業省のグローバルニッチトップ企業100選にも選定いただいており,グローバルな展開を進めているメーカーでございます。

 恐縮ではありますが,私個人の自己紹介としましては,2015年頃までスカッシュ競技者として活動しており,約10年前に出場した全日本スカッシュ選手権では,一般社会人という立場で参加し,ベスト16の成績を残しております。つまり,私個人としても,スカッシュ競技に人生を動かされ,魅力に取りつかれ,またスカッシュのことを愛しているということが,当施設建設計画の前提にないことはないということであります。

 当施設計画については,配布資料に概ね記載しておりますが,2020年10月に,当初WMGの競技会場として決定していたスカッシュコートの閉鎖が発表されたことを受け,独自にスカッシュ事業への妥当性,将来性の検討を進めてまいりました。当施設開設の経緯としましては,私自身,スカッシュが大好きだということに加え,グローバルニッチである当社と,スカッシュ競技が国内においてはまだまだマイナーでニッチなスポーツであるということで,両者非常に相性が良く親和性があること,また当社はこれまでBtoB事業に95%以上の力を入れており,こういったBtoC向けのスポーツ事業に携わることによる企業PR,また地域の経済,地域活性化の面に対しては,スポーツを通した貢献ができることがあります。

 スカッシュ競技は1つのコートで2人が互いにボールを打ち合う,非常に接触が多く,このコロナ禍の下では課題もたくさんある競技ではありますが,反面,コミュニケーションがとりやすいスポーツであるということを強く感じています。こうしたスカッシュ競技の特徴を生かした地域のコミュニティの活性化にもつながるという点から,当施設の計画の成功を信じ,現在準備を進めているところであります。

 現在,WMG京都市実行委員会,日本スカッシュ協会及び地元スッシュ愛好者団体,当社が連携し,産・官・民の三位一体で大会の成功に向け,準備を進めているところでございます。特に,地元のスカッシュ愛好者団体様を我々としては強調したい点であり,京都市内で活動を長くされております京都スカッシュプレーヤーの会様と,計画の検討開始段階から連携体制を取らせていただき,そういった点でも,地域に根差した施設であるということも一点申し添えさせていただきます。

 最後に,当施設は,スカッシュコートが2面,また当社が展開しております「Tシャツくん」という商品,これはシルクスクリーンプリントという技術を使ったプリントキットを軸にしたものづくり工房,カフェ,屋外テントサウナを併設した複合施設になる計画を考えております。また,シナジー効果を発揮できるようなテナント事業者様が入居される予定としております。今後将来的な点については,WMGスカッシュ競技会場としてだけではなく,スカッシュの将来を引っ張っていく施設としての存在,また長期にわたってスポーツ関係者の皆様,地域に愛される施設を目指してまいります。皆様,末永くよろしくお願いいたします。

 

質疑応答

記者

 京都市内にスカッシュコートが出来る意義をお聞かせいただけますか。

門川市長

 まずは,WMGを何としても成功させたい。スカッシュコートが京都市内にあることを前提に,京都市がスカッシュ関係者と一緒に是非京都市でスカッシュ競技開催をと申し出たが,コロナ禍の下で,当初競技会場として決定していたスカッシュコートが閉鎖を余儀なくされた。そんな中で,株式会社ホリゾン様が志高くWMGの開催までにスカッシュコートを開設していただくことは非常にありがたいことで,窮地を救っていただいたと思っております。

 同時に,北澤会長もおっしゃったように,西のスカッシュの拠点にしていこうということで,当施設がレガシーとして生かされていく。産・官・民の連携による,地域に根差した,また人生100年時代を展望したスポーツ,スカッシュの場となることは心強い限りであります。しっかりと連携していきたいという思いであります。

北澤会長

 併設型のコートが多いスカッシュでは,コロナ禍の下で閉鎖,休業が相次ぎ,スカッシュ専用コートができにくい状況ではありましたが,幸いホリゾン様が京都市にスカッシュコートを開設される。これは,他の施設・設備等に遠慮することなく,換気等含めてスカッシュ専用の環境を作ることが出来る。これには大きな意義があると考えております。安全で安心な大会の運営が出来るということを期待しております。

堀常務取締役

 まずは,WMGという国際大会の成功に向けて,当施設の開設は非常に意義があると考えております。

 その他当社目線で申し上げると,スカッシュ競技は世界においては認知度が高く人気のスポーツであり,競技人口も約2000万人いるということが公式に公表されている。海外展開を広く進める当社にとっては,グローバルなスポーツを,京都創業のホリゾンが応援するということについて,企業としても意義があることだと感じております。

 

記者

 堀さんにお伺いしたいのですが,先ほど2015年頃までスカッシュ競技者として活動をされていたということでしたが,スカッシュを始められたきっかけを教えてください。

堀常務取締役

 スカッシュ競技を始めたきっかけは,多くの国内におけるスカッシュ競技者と同様,大学入学の際にスカッシュサークルがあったことがきっかけであり,大学まではスカッシュ競技に関わったことはありませんでした。たまたま通りかかった教室でスカッシュサークルの紹介をされており,面白そうなスポーツだなと思ったところから,気付けば大変のめりこんでいたというところになります。

 

記者

 スカッシュ競技の魅力についても教えてください。

堀常務取締役

 分かりやすい点と分かりにくいマニアックな点の2点を申し上げますと,分かりやすい点では,ビリヤードのようなスポーツと言われており,4面の壁に囲まれたスポーツであるため,いろんな角度からボールがやってくる。ボールの弾み方,回転等を予測しながら試合を組み立てる必要があり,このような点が楽しい部分であると思います。マニアックな話をさせていただくと,1つのコートに2人のプレーヤーが存在することになり,自分がボールを打っているとき相手は自分の背後にいるので姿が見えない。今自分が相手からどう見られているのか,相手の心理状況を直接目で目視できない中でプレーが進行していくという戦術性,心理性的な要素も強く,非常に奥深いスポーツであると思います。

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