共同記者会見(2019年11月21日)
ページ番号260082
2023年4月12日
「東本願寺前市民緑地整備について」
記者会見概要
1 日時
令和元年11月21日(木曜日)午前10時~10時25分
2 場所
東本願寺 宮御殿
3 内容
京都駅周辺の活性化に取り組む京都市と地域に開かれた門前を目指す東本願寺の思いが一致し,東本願寺前の市道の車道部分と東本願寺所有の緑地を一体的な緑の空間として活用できるように,京都市初の「市民緑地」として整備する方向で合意しました。
4 出席者
<京都市>
門川大作 京都市長
<東本願寺>
但馬 弘 真宗大谷派 宗務総長
5 次第
出席者紹介
市長挨拶
宗務総長挨拶
概要説明
質疑応答
写真撮影
記者会見の様子
会見会場の様子
京都市長挨拶
東本願寺におかれては,この度,所有地を市民や来訪者のために開放することを御英断いただき,深く感謝申し上げます。
今回,整備させていただく場所は,京都駅ビル開発株式会社をはじめ地域の皆様が主体となって開催しておられる「下京・京都駅前サマーフェスタ」の会場として毎年利用されるなど,活用されてきました。地域の皆様からは,今回の整備場所が,市道部分も含めて,市民に一層開かれた場となることを望むお声も多く頂戴していたところです。
そのような中,本事業地を含む駅周辺地域の活性化に取り組む京都市と,地域に開かれた門前となることを目指す東本願寺の思いが一致しました。
京都駅から徒歩5分という立地条件と門前の市道の車道部分約3,000㎡,東本願寺の緑地約4,000㎡の合計約7,000㎡の広大な空間をいかし,今回,「賑わい・憩いの空間」,「歴史・文化の発信の空間」,「修学旅行生等のおもてなしの空間」となる市民緑地を創出します。
整備に関しては,市道部分と緑地部分を一体的な緑の空間として活用できるように,車道の部分を石畳風舗装などの設えとし,既存の噴水を中心とした広々とした段差のない,歩いて楽しめる空間を創出することを考えています。そして,緑あふれる憩いの場,門前の賑わいを創出する交流の場となるように,トイレ,照明,ベンチの整備や季節を彩る花木の植栽などを行うことで,皆様に愛される新しい名所となる市民緑地を創出していきたいと考えています。
京都市で初めての「市民緑地」では,市民や来訪者の皆様のための憩いや賑わいの場としてだけでなく,これまでと同様に,修学旅行シーズンに,修学旅行生の団体バスへの乗り換えの場の一つとしても,引き続き活用していきたいと考えています。門前の景観をいかした市民緑地は,将来のリピーターである修学旅行生が,新幹線を降りて初めて触れる京都の景観としても最適であると考えています。
本市では,京都駅周辺のエリアの活性化が本市全体の飛躍へとつながるとの確信の下,平成26年度に「京都駅西部エリア活性化将来構想」,平成30年度に「京都駅東部エリア活性化将来構想」を策定しました。そして,東本願寺をはじめとした多彩な地域資源をいかした更なる賑わいの創出や,「文化芸術都市・京都」の新たなシンボルゾーンを創生し,人と人,人と地域がつながるまちづくりに取り組んでいます。今回の整備により,多様な方々の交流がより広がり,一層の賑わいが創出されることとなる。地域の更なる活性化につながることと確信しています。
宗務総長挨拶
本日は,大変御多用の中お集りいただき,誠にありがとうございます。
先ほど門川市長からございましたとおり,このたび東本願寺が所有いたします烏丸通沿いの緑地帯を,参拝者をはじめ,市民の皆様や東本願寺に足を運んでくださる様々な方々の憩いの場となるよう,市民緑地として整備していく方向で京都市と協議を始めさせていただくことになりました。
これまでも緑地帯の樹木の剪定や清掃などの管理は,京都市に行っていただいておりますが,この緑地帯に加えて,京都市が管理する東本願寺前にあります直線道路,市道皆山経6号線と一体として,市民に開かれた市民緑地として活用いただけるよう協議をすすめようとするものでございます。
東本願寺の周辺はその立地条件から,地域住民の方々や国内外の観光客の方々にも足を運んでいただきやすい立地にあります。
また,2023年には京都市立芸術大学が京都駅の東にあります崇仁地区へ移転する予定であると聞き及んでおり,さらなる賑わいが予想される地域であります。
この東本願寺前の緑地帯について,京都駅前にこれだけの緑地があることに感謝されるお声も聞いてまいりましたし,地域の方々からは,より開かれた憩いの場所として活用できるようにしていただきたいという御要望もいただいてまいりました。
京都の玄関口である京都駅前にある緑地帯が市民緑地として更に整備され,市民の憩いの場所として,また,様々なイベントを行える空間として活用いただけるよう検討していくことは,東本願寺や渉成園がより身近に感じられ,親しみを持っていただけるものと考えております。
東本願寺の門前は,「下京・京都駅前サマーフェスタ」をはじめとする催事・行事の開催地として,また本日から親鸞聖人の御命日をご縁にお勤めいたします報恩講を勤めておりますが,この報恩講のような東本願寺で行う諸法要の際の臨時のバスの受け入れ場所として利用してまいりました。
市民緑地化された際も,緑あふれる憩いの場として,門前の賑わいを創出する交流の場として,また,修学旅行生や参拝者をお迎えする臨時のバスの受け入れ場所としても使用できるよう協議を進めてまいります。
今後とも東本願寺が地域の方々に開かれていくような門前づくりを京都市と一緒に考えてまいりたいと思います。
質疑応答
記者
この時期に発表することになった経緯は。
市長
市道の車道部分の閉鎖等について,関係者との協議を丁寧に進めた結果,この時期となりました。
記者
東本願寺門前を活用することについては,いつ頃から考えていましたか。
宗務総長
地域と共に開かれた門前にしたいと以前から考えてきました。
記者
どのような活用方法を望んでいますか。
宗務総長
参拝者が安心でき,市民と交流できるような場所になればと願っています。整備形態によって,活用方法が変わってくるため,京都市と協議していきたいと考えています。
市長
音楽会等ができればよいと考えています。
配布資料
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お問い合わせ先
京都市 総合企画局市長公室広報担当
電話:075-222-3094
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