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門川市長記者会見(2019年9月4日)

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2019年9月18日

市長記者会見(2019年9月4日)

南部クリーンセンター第二工場の竣工及び環境学習施設「さすてな京都」のオープンについて

 本日は,私から2点御報告いたします。まず初めに,9月30日に竣工する「南部クリーンセンター第二工場」及び,10月5日にオープンを迎える,環境学習施設「さすてな京都」について御報告します。本年5月,世界の気候変動対策の推進に重要な意味を持つパリ協定のための「IPCC京都ガイドライン」が京都の国際会議場で採択されました。またその場で,2050年にCO2ゼロへ「1.5℃を目指す京都アピール」が採択されました。歴史的に画期的なことです。

 これらを実効性のあるものにするためには,私たち一人ひとりが暮らしを見直し,都市経営の在り方を改革していかなければなりません。千年を超える歴史の中で「もったいない」,「しまつの心」など,日本伝統の心が受け継がれてきた京都には,それを実現できる力がある。また,ならなければならない。その後押しをする施設が伏見区・横大路に誕生します。子どもの頃から世界最先端の環境技術を学び,地球温暖化対策の推進,食品ロスの削減,使い捨てプラスチックの削減等といった喫緊の重要課題について,市民の皆様の主体的な行動に繋げていただくための施設。そして,ごみ発電の大幅な効率アップを図るとともに,バイオガス化施設を併設し,生ごみによるバイオガス発電を行うことによって,ごみの持つエネルギー回収の最大化と温室効果ガスの削減を目指す施設。6年もの時間を掛けた大プロジェクトとなりました。大きなプロジェクトをやり遂げるには,多くの困難が伴います。しかし,伏見区・横大路地域をはじめとする地域の皆様の御理解と御協力のもと,熱意溢れる市職員の地域に根差した取り組みを結集すれば必ず実現できると,私は確信しておりました。地域の皆様に感謝申し上げます。

 現在,京都市には,クリーンセンター,いわゆる清掃工場が,3つございます。一番多かったときには,5つもありました。クリーンセンターを2つも減らすことができたのは,市民や事業者の皆様のお取組により,ごみの大幅な減量を実現できたからであります。クリーンセンターは30数年で全面的な整備が必要です。一つ整備するのに300億円を超えるコストがかかります。クリーンセンター2つ分,600億円を超える建設費を削減できました。皆様に敬意を表し,感謝申し上げます。

 本市のごみ減量の成果を御紹介します。市民,事業者の皆様の御協力により,ごみの総量はピーク時から半減させております。特に,市民一人一日当たりの御家庭からのごみ量は,政令市で初めて400gを切り399gでした。他の政令指定都市の平均が555g。京都市民は全国より3割ごみの少ない生活をしているということです。市長として誇りに感じています。その結果,年間154億円もの大幅なごみ処理コストの削減を実現することができました。また,本市唯一の最終処分場「東部山間埋立処分地」についても,当初は15年間で一杯になるという見込みでしたが,ごみの減量が進み,トータルで約70年間,今後,約50年間は利用が可能です。

 しかし,ごみの処理には,プラスチックを含む資源物の処理に年間42億円など,全体ではいまだ年間213億円もの経費を要しています。食品ロスの削減も社会的な課題となっています。また,世界各地で頻発する記録的な豪雨や干ばつ。世界の平均気温は上昇し続けており,近い将来,食糧危機や多くの種の絶滅が懸念されるなど,気候変動は人類をはじめ全ての生命にとって重大な脅威となっています。この課題に立ち向かうためには,大量生産・大量消費・大量廃棄の社会から,循環型社会に移行する必要があります。

 ごみを減らせば,ごみの焼却により発生する温室効果ガスも削減できます。そこで,10年前,私は令和2年度までにごみ量を,ピーク時の半分以下 39万トンに削減するという目標を設定しました。周りからは不可能だと言われました。しかし,最初から達成できると思われる目標は目標とは言えない。非常に高いハードルではありますが,市民の英知を結集して皆様とともに,自分ごと,みんなごととして実現してまいります。それが,結果としてSDGsの達成にもつながっていくと考えています。

 南部クリーンセンター第二工場の主な概要です。3つの大きなコンセプトがあります。「ごみからのエネルギー回収の最大化」,「世界最先端の環境技術を楽しく学べる環境学習の拠点」,「創エネ,省エネ,積極的な緑化など,環境にやさしい施設」。高効率な発電を行う焼却施設にバイオガス化施設を併設するとともに,大型ごみを細かく砕き,鉄とアルミを回収する選別資源化施設を,さらには,最先端の環境技術を体験・体感していただける

 環境学習施設も設置しております。概略を御説明します。まずは,「ごみからのエネルギー回収の最大化」です。政令市で初めて,焼却施設とバイオガス化施設を併設することにより,2万4千世帯の年間消費電力に相当する発電を実現しました。画期的なことです。全国の自治体が注目している施設になります。年間の売電収入を約10億円と見込んでおります。南部クリーンセンター第二工場よりも,1日の焼却能力が200トンも大きい本市で最大規模の東北部クリーンセンターに比べて,2.5倍の売電収入になります。また,売電による温室効果ガス削減効果は,年間約2万トンを見込んでおります。これを,家庭から排出される温室効果ガスに換算すると,約7,800世帯分に相当します。さらに,バイオガス化施設を併設することにより,焼却施設の規模を小さくし,コストダウンすることもできました。6ページには,バイオガス化施設の概要を記載していますので,参考に御覧いただければと思います。

 次に,「世界最先端の環境技術を楽しく学べる環境学習の拠点」です。「さすてな京都」であります。第二工場全体が,環境学習施設といえるものです。ごみ処理に要する大規模な施設を実際に自分の目で見ると同時に,さすてな京都で世界最先端の環境技術や,身近な環境問題を学んでいただけます。ここを訪れた一人ひとりの行動を変えるきっかけとなる,そんな施設となっています。学習プログラムでは,ごみ減量,地球温暖化対策,生物多様性など,幅広いテーマを取り扱うほか,タブレットをお貸しし,高さ66メートルに設置した「さすてな展望台」や工場見学通路の各所で,AR技術とVR技術を駆使した,より深い学びを提供するなど,様々な工夫を凝らし,あらゆる世代が,また親子で楽しみながら,学んでいただけます。身近な施設として親しんでいただくため,施設の愛称を募集しました。

 475件の御応募の中から,小学生のお子さんが,愛称の由来も考えて応募してくださった,「さすてな京都」を選定しました。由来は,「持続可能な」という意味の「サステナブル」に,最先端の「さ」,素晴らしいの「す」,展望台の「て」,南部クリーンセンターの「な」を合わせたものです。なかなかよく考えていただいたと思います。「SDGs」の達成に向けた思いが入っていると思います。また,京都市立芸術大学 の舟越一郎先生に御協力いただき,愛称のロゴデザインを制作しました。かつての横大路沼や巨椋池に生育し,洛南地域の風物詩であった「蓮(ハス)」を,「サステナブル」な未来に向けて咲かせる花として,本施設に見立ててデザインしていただきました。10ページから15ページには,「さすてな京都」の具体的なコンテンツを紹介しております。

 既に地域との協働も進んでおります。横大路小学校では,横大路沼や巨椋池の生態系の復元をテーマに,オニバスやミズアオイなどの植物を育成する「プロジェクトY」に取り組んでいただいております。この「プロジェクトY」で育てていただいた植物を,今年の秋頃に,「さすてな京都」のビオトープに移植してもらいます。「さすてな京都」を拠点に,地域の子供たちが身近な環境問題について考える。そして,地域の環境を守るための主体的な行動に繋がっていくと確信しております。

 最後に,「創エネ,省エネ,積極的な緑化など,環境にやさしい施設」です。施設の内装材には,木材を積極的に活用し,そのうち約80%は,京の地域産材である「みやこ杣木」を使用しています。さらに,四季折々の花々が見られ,一年を通して緑豊かで,うるおいを感じていただくため,様々な種類の植栽をするほか,壁面緑化,屋上緑化も行っています。たくさんの方々に「さすてな京都」に御来場いただき,楽しみながら,プラスチックや食品ロス,地球温暖化対策など環境保全の大切さを学んでいただきたいそのように思っております。

魅力ある夜間景観づくりに向けた社会実験の実施について

 次に,「魅力ある夜間景観づくりに向けた社会実験の実施」について御報告します。“景観”の“景”の字は“日”に“京”と書く。即ち,“日本の京都を観る”と書いて“景観”。これが,この間,市民ぐるみで景観政策に取り組んできた心でもあります。日本を象徴する京都のまち並みは,多くの人の心を惹き付けます。そして,ここに暮らす私たち自身にとってもかけがえのない存在であり,未来に受け継ぐべきものです。平成19年9月に全国でも例を見ないほど厳しい「新景観政策」をスタートさせてから今月で丸12年。新景観政策が実施された当時には,繁華街や幹線道路沿道でのネオンサインが夜間景観を悪化させていることが問題となっていました。

 この12年間,全市的に屋上広告や点滅式の広告規制を実施し,7月末時点で3万784の建物から屋上看板や大きすぎる看板を撤去していただくなど,市民や事業者の皆様の多大な御協力のもと,京都のまちなみは落ち着きを取り戻し都市格が大きく向上したという評価もいただいています。しかしながら,景観政策は時代の変化に応じた「進化する政策」であることが求められています。現在,検討を進めている「新景観政策の更なる進化」の取組は,1200年を超える悠久の歴史に裏打ちされた美しさを守りながらも,都市での暮らしや営みを活き活きとしたものとし,未来に向けて新たな価値や優れた文化を創造する都市の実現を目標としております。

 これからは,日中だけでなく一日の半分を占める夜においても,京都ならではの魅力的な景観づくりを進めて新たな価値を創造するとともに,生活の場に活力を持たせ,市民の皆様の豊かさにつなげてまいりたいと考えております。今,世界中のまちが,夜を大切に過ごそうとしています。夜の過ごし方は,その都市の文化や価値観が反映されます。また,LED照明をはじめとする近年の照明技術により,環境に配慮した演出が技術的に可能となっております。そうしたなかで,京都ならではの趣きのある,心地よい夜の過ごし方についても市民の皆様と考えていきたいと思います。5月から10月頃までは,日中は暑く,夜の景観を楽しんでいただくということは大切です。

 そこで,昨年度は,「魅力ある夜間景観づくりに向けた調査」として,市内21箇所で夜間景観の現状の調査を行いました。日中に感じられる魅力的な景色が,場所によっては,夜には暗がりになったり,あるいは明るさが目立ってしまうなどの課題があり,地域の特色を生かしながら,安心安全で魅力的な夜の景観をいかに創出するのか,検討してまいりました。

 今年度は,昨年度の調査等を踏まえ,仮設の照明装置による社会実験を行います。その第1弾は,9月13日から15日まで,三条大橋の南面において予定しています。三条大橋は,木製の手すりや支柱で構成されており,安土桃山時代の創建当時を示す銘文が刻まれた擬宝珠(ぎぼし)が残ります。橋そのものはもとより,五街道のひとつである東海道の起点でもあり,大きな役割を果たしてきました。しかし,一部で老朽化が進んでいるため,その改修が必要であり,現在,ふるさと納税を通じた寄付を募っております。

 今回の社会実験により,橋の魅力に加え,鴨川や周囲のまちなみに調和し,市民の皆様が楽しみ,愛着を高めていただけるような夜の景観のあり方を地域の皆様,関係機関とも議論しながら検討してまいります。その他の社会実験エリアについては,間も無くリニューアルする京都市京セラ美術館等の文化施設が多く立地する岡崎をはじめ,地域の特性が異なる市内複数箇所で実施を予定しています。これらについては,実験の時期や詳細が決まり次第,順次お知らせいたします。

 また12月には,景観政策を市民の皆様と意見交換する「京都市景観市民会議」を,夜間景観をテーマに行います。市民や関係者の皆様と共に議論を進めながら,京都の夜から新たな価値を生み出し,潤いのあるまちづくりや市民生活の豊かさにつなげてまいります。私からは以上です。

質疑応答

報告案件に関する質疑

(南部クリーンセンター第二工場の竣工及び環境学習施設「さすてな京都」のオープンについて)

記者

 ごみ処理を通じて発電することへの意義について,どのようにお考えでしょうか。

 

市長

 ごみ処理で発電することは,大半の自治体でも実施しております。ごみの4割近くは生ごみですが,この生ごみをうまく分けながら,コンパクトな施設で多くのごみを処理するとともに,バイオガス発電を併設することで,年間10億円という売電収入につなげております。この再整備を機会に,非常に高効率な最先端のごみ焼却施設になっており,地球温暖化対策にも大きな意義があると考えております。

 

 

記者

 66mの展望台は,これまでにない試みであると思いますが,それに対する狙いは。

 

市長

 年間154億円を削減したと申しましたが,未だ年間200億円を超えるごみ処理のために税金を使っています。多くの方にこの場にお越しいただき,幅広く環境問題を学んでいただきたいです。今までは,子ども達の学習として,クリーンセンターにお越しいただくことは,ある種の義務的な感じがあったのではないかと思います。ごみを減らすという本質的な意味は,環境に優しく,またSDGsの達成にも貢献できる。こういうことをごみ処理施設で楽しく学んでもらうため,展望台を設置するとともに,数多くのコンテンツを用意しました。この横大路地域を66mから見ますと,自然が素晴らしいです。京都の地理,歴史,文化,あらゆるものが学べる。何よりも環境に優しい暮らしをしていくことが大事だということが分かっていただけると思います。

 

 

記者

 ごみの量が半減しているというお話ですが,これからまだ減らせるという認識なのか,あるいはかなり減ってきたので,これ以上の削減は難しいとお考えなのか。

 

市長

 率直に言いまして,全国の政令指定都市や色々な都市がごみの減量をしてきた中でも,京都市が一番優等生だと思います。これまでずっとごみが減少してきた自治体でも,最近はまた増加に転じてしまっているという所が半分くらいあります。京都市は,減少率は減りましたが,今でも着実にごみの量は減っています。これは,雑紙等のコミュニティ回収等に御協力いただける自治会が増えるなど,市民意識の大きな高まりのおかげだと思います。

 これからのテーマですが,二つあると思います。今までごみ減量について関心が薄かった方々にどのように取組を広げ,また主体的に取り組んでもらうのか。もう一つは食品ロス,プラスチック問題,雑紙の問題にどう取り組んでいくのかということ。そのためには食品ロスもそうですが,プラスチックごみは,リサイクルでなくリデュースするといったことに踏み込んでいかなければならないです。これらについては審議会も発足させ,抜本的にどのような取組をしていくのかは,市民,専門家の意見も聞いていきたいと思っています。まずは令和2年度に39万トン,残り2.0万トンの減少へ向けて,あらゆる取組を進めていきたいです。

 

 

 

(魅力ある夜間景観づくりに向けた社会実験の実施について)

記者

 夜間景観の実施については,ナイトタイムエコノミーといった観光の視点からの意味合いもあるのですか?

 

市長

 夜間景観を大事にしようと考えておられる市民の方々がたくさんいます。例えば,「このライトをもう少し下につけたら綺麗になる」,「ここをもう少し穏やかな光にしたら,毎日暮らすのに気持ちが良くなる」など,写真を撮って提案してくださいます。そうしたこともあり,ギラギラとした光は減少しました。

 美術館や博物館,あるいはお寺のライトアップなど,京都市民はよく行くわけではなく,1年に1回行くかどうかです。美術を好きな人でもそう度々行くわけではありません。しかし,暮らしている場所が昼も夜も美しいと,そこで育つ子供たちの感性も磨かれると思います。それが結果として,そこを訪ねる人に気持ちいいと感じていただける。例えば,西陣の町家の中から明かりを出す。そうすると,格子の外にいい明かりが出て,まちに誇りが持てるということです。市民の皆様と一緒にやっていきたいと思います。

 

 

 

記者

夜間景観について,観光政策として実施するわけではないということでしょうか。

 

市長

京都市京セラ美術館の周辺はなかなか美しく,昼間は人がいっぱいですが,夜は真っ暗です。夜も美しくなれば,花見小路に行っている人が来てくれるようになり,そして,夜も賑やかになれば,今は昼間に営業しているが夜に閉めてしまうお店などが営業されようになり,新たなお店もできてきます。そうした部分で分散化につながるということはあると思います。例えば,八坂神社には人が大勢いますが,その奥の円山公園では,桜の時期以外は人がいません。しかし,そこが夜も美しくなり人が行けば,特定の場所の集中が分散されるという効果はあると思います。

これらの取組は,いずれは普通の住宅街にも広げていきたいと思っていますので,地域の皆さんと一緒になって考えながらやっていかなければならないと思います。

 

 

記者

 今回の社会実験はライトアップですが,それ以外の手法で夜間景観を作り出すということはないのでしょうか。

 

市長

 今ある照明の種類,位置,色など,明かりの専門家がたくさんおられますので,帰宅するときも,少しお出かけするときも,「なんだか落ち着いた雰囲気がするな」と思っていただけるように色々と工夫していきたいです。

例えば,病院の明かりの研究は非常に進んでいます。朝の明かり,お昼の明かり,夜の明かりと,明かりで患者さんの気持ちを落ち着かせる効果があります。昔は廊下の真ん中にあった明かりを廊下の端に設置しました。これは,ベッドで患者さんが運ばれるときに,少しでも患者さんの目に厳しい明かりが行かないようにするためです。これが初期の明かり対策です。これを京都のメーカーや建築家が一生懸命研究し,気持ちが落ち着く明かりへとどんどん進化してきています。

以前,ここの病院はものすごく落ち着いているなと思ってお聞きした際に,「実は明かりの効果なのです。」と仰いました。夜になればみんな眠たく,朝になれば元気になるような明かり。明かりというのは人々の心に大きな影響を与えます。

報告案件以外に関する質疑

(ふるさと納税について)

記者

 泉佐野市のふるさと納税の問題について,国も見直すというような決定をされましたが,京都市として返礼品競争にくみしないという立場もあると思いますが,市長の御見解は?

 

市長

 私は,厳しい状況にある伝統産業,伝統文化等の継承,担い手の匠の技の継続につながるという意味でのふるさと納税は,意味のあることだと思い,先月,伝統産業製品等の返礼品を充実させました。ただ,基本的に私は,ふるさと納税は抜本的に見直していくべき制度だと思います。ふるさと納税寄付金というように言われていますが,今まであった寄付制度が衰退していっているように感じます。

 京都市では,ふるさと納税により出て行ったのが39億円,一方で京都市への寄付は2億円余りということですが,我々は,他の自治体等と単純な競争をするという考えはありません。伝統産業,伝統文化のようなものを応援する取組はしっかりと取り組んでいきたいですが,そもそもの制度の理念というのはどういうものだったのだろうなと感じます。自分の居住地ではなく,「あそこに納税したら景品がもらえる,そのためにあそこに納税しましょう」というような制度ではなかったと思います。国においても,将来的にふるさと納税をどうしていくのか,国民的な議論を実施して欲しいと思います。

 

記者

 それは何か国に働きかけるということですか?

 

市長

 これまでもずっと一貫して働きかけています。

 

 

 

(京都造形芸術大学の名称変更について)

記者

 京都市立芸術大学が大阪地裁に提訴されたが,市長の御見解は?

 

市長

 京都市立芸術大学は,京都市が設置者でありますが,法人として独立しており,また大学というのは,行政と独立して理念を明確にして運営されています。京都市立芸術大学は来年に140年を迎えますが,多くの卒業生等々の御意見も踏まえられて,その歴史と伝統を大事にしながら,多くの市民,国民にこれからも芸術大学として貢献していきたい,大事なブランド名を大切にしていきたい,そうした思いの中で提訴されたと思います。

私たちは設置者として,大学と心を繋いで取り組んでまいりたいと思います。もちろん,京都造形芸術大学も素晴らしい大学です。毎年のように私も大学に寄せさせていただき,学生さんたちに話をさせていただいていますし,また,創造的な取組をされている大学です。姉妹校の東北芸術工科大学にも2回寄せさせていただきましたし,明治神宮にできた東京のキャンパスの竣工にも寄せていただくなど,様々な連携をしてきた大学です。

こうした事態は極めて残念ですので,京都造形芸術大学におかれては,再考いただきたいと思っております。

記者会見資料

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