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市長定例記者会見(2016年9月20日)

ページ番号205676

2016年9月20日

志村ふくみ氏の京都市名誉市民への内定について

 この度、染織家の志村ふくみ氏に、京都市名誉市民の称号をお贈りすることを内定しましたので、お知らせします。

 今後は平成28年9月市会において、市会の同意を得たうえで、平成28年10月15日の京都市自治記念日に開催する京都市自治記念式典で表彰します。

志村ふくみ氏について

主な略歴

  ・ 大正13年9月30日 滋賀県近江八幡生まれ 91歳

  ・ 京都市右京区在住

  ・ 文化学院卒業(昭和17年)

  ・  右京区嵯峨野に工房を構える(昭和43年)

  ・  同所に「都機(つき)工房」を設立(平成元年)

  ・  重要無形文化財保持者(人間国宝)に各個認定される(平成2年)

  ・  左京区岡崎に染織の世界を学ぶ場「Ars Shimura(アルスシムラ)」を設立(平成25年)

 

受賞歴

  ・ 大佛次郎賞(昭和58年)

  ・ 紫綬褒章(昭和61年)

  ・ 京都市文化功労者として表彰される(同年)

  ・ 文化功労者として顕彰される(平成5年)

  ・ 井上靖文化賞(平成19年)

  ・ 京都賞(平成26年)

  ・ 文化勲章(平成27年)

功績等

 志村氏は、山紫水明の地・京都において長年にわたり草木染めによる色糸の美しさを追求され、“色が奏でる抒情詩”とも評される鮮やかな着物を織り上げてこられました。繊細な濃淡のぼかしを取り入れるなどの独自の作風は高い評価を受け、古くから普段着の着物とされてきた紬織を「工芸」から「芸術」の域にまで飛躍的に高められ、京都はもとより我が国の伝統工芸、芸術文化の発展に大いに寄与されました。

 そして、「植物の命をいただいて色にする」との信念の下、自然への尊敬と感謝の想いを大切にしながら創作活動を重ねられるとともに、岡崎に染織の世界を学ぶ場「Ars Shimura アルスシムラ」を開設されました。「自然と共生する心、自然への畏敬の念」を若い世代に伝えるなど後進の育成にも力を注がれ、平成27年11月には文化勲章を受章されています。

 また、文筆にも才能を発揮され、随筆家として数々の名誉ある文学賞を受賞されています。

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