「まち・ひと・しごと・こころ京都創生」取組提案募集!~「京都創生・お宝バンク」であらゆる知恵と力をつなぎ,「チーム京都」で具体化~
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2015年4月20日
本市では,人口減少社会の克服と,東京一極集中の是正に挑戦するため,政令指定都市で唯一,平成26年度中に「まち・ひと・しごと・こころ京都創生」総合戦略(中間案)をとりまとめ,発表しました(今年3月)。
急激な人口減少は,究極的には市民生活や都市の存続を危うくする大変深刻な問題です。
通常の行政課題として,主に行政の財政や施策によって対処し得る問題とは次元の異なる問題といえ,行政の主導や,従来の取組の延長では,地方創生は実現しません。
そこで,「まち・ひと・しごと・こころ京都創生」の実現に向けた,市民・関係団体等の皆様との新しい協働の手法として,以下のとおり「主体的な取組提案募集」,「京都創生・お宝バンク」,「チーム京都」等の仕組みをつくり,この度,取組提案募集を開始いたしますので,お知らせします。
【取組のねらい】
(1) 行政主導ではなく,市民,地域,NPO,企業,大学等と行政が,危機感や使命感,夢を共有しながら,共に「自分ごと」として,本気で,そして主体的に考え,具体の行動を起こす,京都のまちを挙げた京都創生の大きなムーブメントをつくる。
(2) 市民・関係団体・行政等の垣根を超えた,知恵と力の大胆かつ徹底した融合により,京都の地域力,人間力,企業力,大学力等と同時に,行政の力も,互いに磨き上げ,高め,最大限発揮する。
1 取組提案募集
(1)募集について
個人,市民グループ,地域団体,NPO,企業等から,人口減少社会の克服,東京一極集中の是正に資する取組の提案を募集します。
提案内容は,できるだけ自ら意欲を持って取り組んでいただける内容のものを求めます。
(例えば,「こういう取組の実施を提案する。自分たちでここまでできるが,こういうところが不足しているので,行政や民間,専門家等の知恵や力を借りて実現したい」など)
(提案内容の例)
・ 若い世代の出会いの機会を増やす取組
・ 地域で子育てを支える取組
・ 京都への移住・定住を促進する取組
・ 京都に学ぶ学生と京都の優れた中小企業をつなぐ取組
・ 京都の伝統文化,伝統産業の魅力の発信力を高め,新たな関心,需要を掘り起こし,日本のこころの創生を図る取組 など
(2)募集期間
第1次募集
第2次募集
2 提案に対して行うこと
いただいた提案に対して,京都市が行う主な取組は3点です。
(1) 知恵や力を集める場づくり
(2) 提案の実現に向けたコーディネート
(3) 「チーム京都」と位置付け,取組の積極的広報・発信等
(1)知恵や力を集める場づくり
ア 「京都創生・お宝バンク」の設置,登録
○ 応募のあった提案について,その知恵と力の貴重な資産を増やすための新たな仕組みとして,「京都創生・お宝バンク」を設置します。
○ 提案は,要件に不適合のものを除き,「京都創生・お宝バンク」に登録します。
イ 「京都創生・お宝バンク」の共有と,“後押しする知恵と力”集め
(ア)提案の共有
「京都創生・お宝バンク」はホームページで常時公開し,随時追加・更新するとともに,本市だけのものではなく,市民,地域団体,NPO,企業,大学等と共有(※)のものとし,広く閲覧していただけるようにします。
※ ただし,提案を活用する際は,必ず本市を通じて提案者に確認し許諾を得るものとします。
(イ)“実現を後押しする知恵と力”集め(閲覧者からの投稿募集)
「お宝バンク」の閲覧者から,提案の実現につながる情報の提供,協働・支援の申し出,自分たちの企業で提案を採り入れて事業化したい等の申し出などを,広く投稿いただき,アイデアを共有しながら,知恵と力がさらに磨かれ,高められていくようにします。
(2)提案の実現に向けたコーディネート
○ 外部の有識者等による,提案と様々な知恵や力をつなぐコーディネート
「京都創生・お宝バンク」に登録された提案について,外部の有識者と本市職員からなるコーディネーターが,実現のために知恵を絞り,行政や他の団体等とのマッチングを試み,提案の更なる力を引き出し,高めるためのコーディネートを行います。
主なコーディネート例
1. 提案された取組案と,各種施策や支援策をつなぐ
提案内容を踏まえ,その実現に資する本市・府・国等の「既存の各種活動支援施策や助成制度」などを見つけ,施策等の内容や窓口を提案者に紹介し,具体化を支援します。
2. 主体的取組の提案者と,本市関係部署(局・区等)をつなぐ
主体的取組の提案者と本市の関係部署(局・区等)をつなぎ,提案者と本市の職員が知恵と力を出し合い,融合し,連携・協働して提案の具体化が進められるようコーディネートします。
3. 主体的取組の提案者と,他の提案者等をつなぐ
・ 主体的取組の提案者と,関連する提案をしている他の提案者を結び付け,連携・協働して,互いの提案の具体化に取り組まれるようコーディネートします。
・ また,連携の可能性が考えられるNPO等の関係団体とのマッチングを仲介します。
※ お宝バンクに登録されても,上記のコーディネート等が成立せず,具体化されない場合も あります。
(3)「チーム京都」と位置付け,取組の積極的広報・発信等
ア 「チーム京都」として位置づけ
○ 上記(2)のコーディネート等を経て,取組の具体化(企画・構想・実施)に挑戦する主体的取組団体について,「チーム京都・〇〇グループ」として,取組を進めていただきます。(「〇〇」は取組内容に応じて,例えば「チーム京都・移住支援チーム」等とする。)
○ 「チーム京都」の取組は,「まち・ひと・しごと・こころ京都創生」のシンボル的な事業と位置付け,その具体化の動きや取組の状況を,積極的に広報・発信します。
○ その他,本市の関係部署や,外部有識者等のコーディネーターが,引き続きアドバイスや支援を行い,また必要に応じて行政施策としての実施の検討も含めて, 提案の具体化や推進をサポートします。
イ 活動内容
(ア)取組の企画・構想
各「チーム京都」において,取組の具体化の方策や,各チームと本市の役割の在り方(それぞれのできること・できないこと・補い合えること等),経費の確保策(各チーム内での確保のほか,必要に応じて行政施策としての実施の検討,その他の方策等)などについて,本市も協力しながら検討・議論し,共に知恵を出し合います。
(イ)取組の実施
各「チーム京都」が取組主体となり,自主・独立した取組のほか,行政施策と連携して取り組むなど,上記(ア)の企画・構想内容に沿って取り組んでいただきます。
実施に際しては,本市において,引き続きチームの取組状況の積極的広報や助言など,総合的サポートを行います。
(ウ)活動期間(第1次募集分)
企画・構想:平成28年3月まで。ただし,8月末までに中間報告を求め,総合戦略(最終版)への反映を検討します。
実 施:企画・構想した取組内容に応じ,それぞれチーム内で検討して一定の期間と成果目標を設定いただきます。
(ただし,創生総合戦略の取組期間内である平成31年度まで。)
ウ 活動経費等
○ 交通費等の諸経費は,各主体団体においてそれぞれ負担していただきます。(活動助成金はありません。)
○ その他,打合せの会場のための,本市施設の会議室の提供や,広報,人的支援など,チームの相談に応じ,本市において可能な限り協力します。
3 仕組みの“進化”
参考資料
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お問い合わせ先
総合企画局市長公室創生戦略担当
電話:075-222-3978
ファックス:075-213-1066