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共同記者会見(2012年4月11日)

ページ番号120747

2012年7月9日

京都国際マンガ・アニメフェア2012‐西日本最大規模のマンガ・アニメ総合見本市の開催‐

  • 日時:平成24年4月11日(水曜日) 午後2時~午後2時40分
  • 場所:富士ソフトアキバプラザ7階プレゼンルーム(東京秋葉原)
  • 参加メディア:一般紙,専門誌含め48名参加

1 開会

(出席者紹介)

2 発起人挨拶(門川大作 京都市長)

 この度,松谷孝征実行委員長はじめ実行委員の皆様,及び関係各社の御協力により,京都で初めてマンガ・アニメの総合見本市である「京都国際マンガ・アニメフェア」を開催する運びとなりました。

 近年においては,「クールジャパン」として海外からも高く評価され,経済波及効果も高いこうしたマンガ・アニメなどのコンテンツ産業は,海外展開を通じて大きく成長が見込めるものとして,国の「新成長戦略」に位置付けられています。

 京都は,日本最古の漫画と称される「鳥獣戯画絵巻」誕生の地であり,また我が国初のマンガ文化の総合拠点である「京都国際マンガミュージアム」があります。さらには,マンガ・アニメ等を専門的に研究している京都精華大学をはじめとするコンテンツ系大学が数多く集積するなど,コンテンツの振興において,最も適した場所であると考えています。

 京都市では,平成21年から京都府と京都商工会議所との協働で,毎年秋に京都のコンテンツの祭典として,「KYOTO CMEX」を開催しています。この事業は,国の「ジャパン国際コンテンツフェスティバル」のオフィシャル事業として実施しており,今回のマンガ・アニメフェアもこの「KYOTO CMEX」事業の一環として実施していきたいと考えています。

 京都にはコンテンツ産業の発展を促進する地域資源が豊富に存在していますが,現在,コンテンツ関連企業は首都圏に一極集中しており,京都を含めた関西圏の企業にとっては,受注先や市場が遠いといった課題や,人材の流出などの課題があります。

 そこで,関西圏企業と人気のあるマンガ・アニメキャラクターなどの版権を持つ首都圏企業を結ぶビジネスマッチングの機会の創出や関西で優秀な若手クリエイターが育つための市場づくり,さらには,観光客の新たな層の掘り起こしなど,京都に限らず,関西全体を含めたコンテンツ市場の創出を図るため,この度のマンガ・アニメを中心とした総合見本市を開催することとしました。

 本事業の柱は,次の3つであり,1つ目は,ビジネス取引です。マンガ・アニメ関連の企業と京都の伝統工芸品,京都の地酒やお菓子など土産物業界等とのマッチングにより,新たなビジネスチャンスが生まれることを期待しています。

 2つ目は,クリエイター人材の育成・支援です。優秀な若手クリエイターたちの絶好の発表展示の場として活用することはもちろんのこと,首都圏企業との人材マッチングの場の機会になればと考えています。

 そして3つ目は,マンガ・アニメファン等の誘客です。西日本最大規模と言っても過言ではない今回のフェアには,多くの方々が京都に来られることを確信しています。

 「京都国際マンガ・アニメフェア」では,来場者の皆様に大いに楽しんでいただくのはもちろんのこと,ビジネス取引の場として,また大学生をはじめとする若手クリエイターの作品発表の場として生かされることを期待しています。

 皆様に御満足いただける,すばらしいフェアになるよう取り組んでまいります。

3 主催者挨拶 (松谷孝征 実行委員長)

 本日,実行委員会が組織され,実行委員会の委員長を引き受けることになりました。

 京都市がマンガ・アニメに目を向けた取組を行っていただけるということは,我々,マンガ・アニメ業界にとって,大変ありがたいことだと思い,実行委員長を引き受けさせていただきましたす。

 ご存じのとおり,東京国際アニメフェアは,東京で10年前から実施しており,広島では国際アニメーションフェスティバルをもっと前から実施しています。

 今回,関西圏では京都で行いますが,京都市が主催として実施することに,大変意義があると思っています。

 また,京都市には,京都国際マンガミュージアムがあり,私も行ったことがありますが,すばらしい施設です。手塚プロダクションの話になりますが,マンガミュージアムでは,仏具の技術を取り入れた大きな火の鳥を飾っています。

 このように,京都という地で,マンガ・アニメキャラクターと伝統業界,観光業界など昔ながらの事業者が結びつくことで,何か新しい発展が生まれるのではないかと期待しています。

 そのため,我々マンガ・アニメ業界としても,京都国際マンガ・アニメフェアの実施に向け頑張っていきたいと思っていますので,御支援をよろしくお願いします。

4 開催概要説明(司会者)

 それでは,司会の方から「京都国際マンガ・アニメフェア」の開催概要を簡単に御説明させていただきます。

 開催時期は,今年の9月21日(金曜日)から23日(日曜日)までの3日間であり,1日目の21日を,企業様向けのビジネスデーとし,22,23日の2日間にマンガ・アニメファンをはじめ,一般の方々に向けたパブリックデーとして開催します。
 開催場所は,京都の有名な寺社仏閣の一つである平安神宮のすぐそばの,みやこめっせ(京都市勧業館)で行います。

 具体的な事業概要ですが,企業様向けに,アニメ制作企業のブース出展や商談会・セミナーの開催を予定しているほか,クリエイターアワードを開催します。パブリックデーには,人気声優などのステージイベントの開催をはじめ,京都のフェア限定の商品の販売なども予定しています。

 さらに,連動企画として,22日,23日に平安神宮において行われるアニソンライブコンサートや,会場である「みやこめっせ」とは地下鉄1本で結ばれる「京都国際マンガミュージアム」での企画展の開催を予定しています。

 また,規模は,3日間で,全体として2万人強の来場者を見込んでいます。

5 応援サポーター(AKB48 渡辺麻友)によるコメント紹介

(ビデオメッセージを放映)

6 愛称「京まふ」の発表(司会者)

 ただ今,御覧いただいた,渡辺麻友さんからの提案を受け,作成した愛称のロゴは,こちらです。

<プロジェクターで「京まふ」を放映>

 なお,ロゴデザインは,「牙狼(GARO)」の原作者であり,監督でもある雨宮慶太さんに京都をイメージして書いていただきました。

 また,現在,公式キャラクターも作成中です。こちらの方は,漫画家で,イラストレーターの藤島康介さんに描いていただいておりますので,改めて,皆様に御披露させていただきます。

 雨宮さん,藤島さんのお二人とも,京都が大好きだということで,是非,協力したいと,御本人自ら,今回の企画に参加していただきました。

7 質問事項

アニメ!アニメ!編集部

 京都にはコンテンツが豊富に存在しているとのことだが,今後,映画やゲームなどの要素を取り入れるようなことを考えているのか。

<齋藤委員>

 京都では,マンガ・アニメ,映画,ゲームがクロスメディアするイベントとして,「KYOTO CMEX」を9月から10月にかけて開催しています。

 今回の京都国際マンガ・アニメフェアもその一環として実施したいと考えています。

京都新聞社

 ビジネスマッチングにて何か新しい発展が生まれるかもしれないとのことだが,どのようなものをイメージしているのか。

<松谷委員長>

 こちらも現時点では,どのようなものが出来るか分からないし,実際やってみたら,とんでもない組合せができるかもしれないと思って発言しました。

 実は,過去に手塚プロダクションでも,火の鳥のネクタイを西陣織りで作りました。アトムなどのネクタイはこれまで作ったこともあったが,西陣織りで作った火の鳥のネクタイは,技術的に優れたもので,周りの皆が欲しがりました。

 こういったこともあるので,マンガ・アニメを活用した商品を提案できればよいと考えています。

8 委員からの意気込み

<角川歴彦委員>

 BtoB(商取引),BtoC(一般消費者向け)は,東京に一極集中しています。できれば,関西の拠点として,京都にそれが定着していければよいと思っています。春は東京で見本市(東京国際アニメフェア)を開催していますので,秋は,京都で開催ということになれば,業界にとってもよいことだと思います。

 事務局にもお願いしたが,できれば3年は我慢して続けるなど,継続的な事業としていただきたい。

<齋藤茂委員>

 KYOTO  CMEXの話になりますが,昨年は天の橋立のコスプレが加わり,今年は京都国際マンガ・アニメフェアが加わり,年々大きくなっています。

 京都がクロスメディアのクリエイターを育てる拠点になればよいと考えています。

<大山秀徳委員>

 コンテンツ市場は東京へ一極集中しています。関西は文化発信の拠点を目指していただきたいです。まずは,京都が先頭を走って,関西の一大拠点になっていただき,業界としても応援していきたいと思います。

<長谷川亘委員>

 京都情報大学院大学,京都コンピュータ学院の理事を務めているが,アジアの留学生が多いと感じています。最近の留学生は価値基準として,日本文化に思い入れがあり,こういったマンガやアニメもその代表であると考えています。

 教育機関として,今回の取組を応援したいと思います。

<上田修三委員>

 2006年に開設した京都国際マンガミュージアムは,来場者は年間30万人,うち外国人が約1割を占める施設となりました。特徴としては,海外のマンガを収集,紹介をしています。

 今回の京都国際マンガ・アニメフェアでは,マンガミュージアムも一拠点として,企画展を立ち上げる予定なので,盛り上げていきたいと思います。

<松谷孝征委員長>

 3日のうち,2日間はパブリックデーを予定しています。私は,手塚プロダクションの他に映像産業振興機構(VIPO)の肩書を持っています。VIPOの役割は,主にコンテンツ市場の構築とクリエイター育成です。小さい頃からマンガ・アニメに触れる環境づくりが,一番,クリエイターの育成に繋がるので,ぜひ,家族連れで参加してほしいと思います。

 

 

共同記者会見資料(平成24年4月11日)

京都国際マンガ・アニメフェア2012‐西日本最大規模のマンガ・アニメ総合見本市の開催‐

お問い合わせ先

京都市 総合企画局市長公室広報担当

電話:075-222-3094

ファックス:075-213-0286

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