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こども情報館(上京区ってこんなまち)

ページ番号96514

2023年8月28日


上京区ってこんなまち

上京区のようす

上京区は、京都市のだいたい中央部にあり、形は横長の長方形です。東は鴨川(賀茂川)、西は紙屋川(天神川)、北は鞍馬口通、南は丸太町通で、それぞれ他の区ととなり合っています。面積は7.11平方キロメートルで、市の面積の0.9パーセントです。市の中で2番目にせまい区なので、歩いてまちを楽しむにはぴったりです。区の東部には市営地下鉄烏丸線が走り、市バスと乗りつぎをすることで、叡山電鉄や京福電鉄で嵐山や八瀬・大原にも行きやすくなっています。また、京都御苑や北野天満宮、相国寺などがあり、このような由緒のある寺院や神社は、区民がくつろいで過ごせる場所となっています。

  • 上空から見た上京区
  • 鴨川

上京区のれきし

平安京のイラスト

上京区の歴史は古く、平安京の中心となる大内裏(=天皇の住まいやお役所があった重要な場所)が置かれたのが上京区の南西部でした(一部は中京区)。天皇や藤原道長などの貴族が活躍したのが、ここ上京区だったのです。「花の御所」で有名な室町幕府が開かれたのも上京区北東部であるなど、古代から上京区は、日本の政治・文化・経済の中心にありました。

 「上京」の呼び名は、中世の頃には使われていたようで、明治12年(1879年)には、京都市ではじめての区として下京区とともに誕生しました。昭和4年(1929年)には上京区から左京区・中京区が分かれ、昭和30年(1955年)には、北区が分かれ、現在の上京区となりました。

上京区のみどころ

京都御苑:面積約63ヘクタール(0.63平方キロメートル)の国民公園で、いつでも自由に入ることができます。まちの中で自然を楽しめる貴重な場所で、京都を訪ずれるたくさんの観光客や地元の人々のくつろぎの場となっています。御苑内の京都御所はふだんは見ることはできませんが、春と秋には一般に開放され、多くの市民や観光客でにぎわっています。

 北野天満宮:京都では「北野の天神さん」で親しまれています。菅原道真が祭られていて、学問の神様として厚い信仰が寄せられる神社です。建物では本殿などが国宝に指定され、また、絵巻物なども国宝に指定されています。毎月25日は「天神さん」の縁日の日で、多くの市民や観光客でにぎわいます。

*上京区では、区内の史蹟、社寺、名所などを『上京区の史蹟百選』としてまとめ、区のホームページでも公開しています。

  • 京都御苑
  • 北野天満宮

上京区のじまん

 茶の湯:上京区には茶の湯の三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)の家元があり、茶の湯にゆかりのある茶道具などのものづくりが盛んなまちでもあります。上京区内には、全国にも有名な京菓子の老舗(古くから商売をしてきた店)がいくつもありますが、これは茶の湯との結びつきが強いことによるものです。

 西陣織:京都を代表する産業である西陣織は、上京区の西陣で織られています。西陣織は染められた絹糸を使って模様を織り出す織物で、多くの専門職人が作業を分担し、美しい織物を仕上げてゆきます。江戸時代の前半期には、幕府が西陣織を守ったこともあり、西陣の黄金時代をむかえました。取引したお金が、毎晩千両をこえたことから、「千両ヶ辻」との名が残っています。

  • 西陣織
  • 茶の湯
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