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こども情報館(北区ってこんなまち)

ページ番号96512

2023年8月28日


北区ってこんなまち

北区のようす

北区の航空写真

北区は、京都市の北中部にあります。東側に賀茂川(鴨川)が南北に流れ、北側、西側には山々がそびえ、南側のまちなかに船岡山が横たわるなど、豊かな自然に囲まれた区です。区の北部3分の2は標高400メートルから800メートルの高原のような山地で、林業が行われています。区の南部では、農業や西陣織の生産が行われています。区の面積は、94.92平方キロメートル。これは、京都市の面積の11.5パーセントで、右京区、左京区に次いで、市の中で3番目に大きい区です。

北区のれきし

賀茂川

賀茂川

北区の地域には、縄文時代よりも前から人が住んでいたということが、土器の研究から分かっています。古墳時代には、賀茂氏、出雲氏といった氏族が強い力を持っていて、上賀茂や出雲路など、今の地名にも残っています。8世紀に平安京が造られたときには、船岡山が都の中央を南北に走る朱雀大路の出発点とされました。14世紀、15世紀には、大徳寺などのお寺が栄えたほか、等持院や金閣寺など、有名なお寺が建てられました。この時期、上賀茂地域やお寺の近くに、村のような仕組みが生まれ、江戸時代には26の町や村ができました。山間部では木材やたきぎ、炭などがたくさん運ばれるようになったことで街道が発達し、平地部では畑作が盛んになってすぐき菜、賀茂なすなど、多くの種類の京野菜が生まれました。

明治22年(1889年)に京都市が誕生した後、大正7年(1918年)から昭和24年(1949年)にかけて現在の北区のすべての地域が京都市になり、昭和30年(1955年)9月1日に上京区から分かれて、現在の北区が誕生しました。

北区のみどころ

深泥池:氷河期からの動物や植物が生きているとても貴重な池です。池の約3分の1の広さの浮島は、約14万年前からあることがわかっています。

大田の沢のカキツバタ:上賀茂地域にある大田神社にある沢にたくさん生えているカキツバタ。平安時代のころから、カキツバタが有名な所として知られていました。

北山杉:約1,200年前から杉の植林が始められたとされている北部の山間地域では、日本を代表する木材の北山杉が作られています。

 このほか、北区には上賀茂神社、金閣寺といった世界文化遺産や有名な寺や神社が多く、四季を通じて観光客が訪れています。

  • みぞろがいけ
  • おおたのさわ
  • きたやますぎ

北区のじまん

賀茂なす

北区の北部の山間地域の小野郷、中川、雲ケ畑の北山三地域では林業が行われていて、日本を代表する木材の北山杉が作られています。中部の上賀茂、大宮、柊野の地域では、トマト、ナス、ネギ、とうがらしなど旬野菜が作られています。特に、すぐき菜、賀茂なす、柊野ささげ、鷹峯とうがらし、辛味大根などの京野菜は全国的に有名です。また、南部の紫野、柏野の地域は、伝統産業である絹織物の西陣織を作っていて、今も織物を織るはたの音が聞こえてきます。 


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