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門川市長年頭記者会見(2009年1月5日)

ページ番号55340

2011年12月8日

平成21年1月5日門川市長年頭記者会見

年頭の所感

 皆さん,新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

市長として初めての新年を迎えさせていただきました。昨年は,「環境モデル都市」を目指した地球温暖化対策や不祥事の根絶,あるいは選挙で約束しました同和行政終結後の行政の在り方総点検委員会を設置し,1年以内に改革をやり抜くことについては,既に中間答申を得まして,自立促進援助金を先の議会で廃止するなど,断固とした姿勢で改革を実行してきました。さらに京都未来まちづくりプランの作成に多くの市民の方々の御意見を聞き,全庁的な議論を行い,全力を傾注してきました。土台ができてきた,そのように実感致しております。今年は,それらの成果のうえに立って,非常に厳しい年になろうかと思いますけれども,未来のまちづくりのために全身全霊を捧げていきたい。土台をさらに固めて,飛躍への基礎を固めていきたいと思っております。

昨年2月の市長就任から,気が付けば12月31日まで,徹底して現地現場に赴きました。御用納めが終わってからも毎日のように,環境局のまち美化事務所を訪れ,職員朝礼に参加し,ラジオ体操をし,ゴミ収集車を見送る。あるいは,地下鉄,市バスの始発に立ち会うなど,行ってまいりまして,現場が大きく変わってきているな,ということを実感したところであります。経済が厳しい,雇用が厳しい,市民生活が厳しい,そうしたことも市民活動の場に出向くことで,実感いたしますが,同時に京都のまちの地域力,文化力,歴史力,それを支える熱い人間力に,本当に感動しております。これらをしっかりと融合していく。さらに京都市の職員が率先垂範して大粒の汗をかいて,市民の皆さんとともに汗をかく「共汗」によって,厳しい中でも京都の未来を展望していきたい。土曜日も日曜日も中小企業支援センターを開けてきました。10月31日に中小企業支援緊急対策本部を立ち上げ,さらに12月17日には,緊急経済・雇用・生活対策本部を立ち上げ,私が本部長として,全庁挙げて取り組んできました。中小企業支援センターでのセーフティーネット保証の認定件数は,昨年10月31日以降で3,789件,4月からで言いますと4,747件,昨年が839件でありましたので,セーフティーネットの対象を国において大きく広げていただいたことも功を奏しまして,実に5.6倍になっております。このことは中小企業の厳しさを物語っていると感じます。一方,市営住宅の提供など緊急の対応をしてきましたが,市営住宅については申込みが1件と,また中央保護所などにおいても特別体制を執ってきましたが,入所者等が急増しているという状況は京都においてはありません。しかし,しっかりとセーフティーネットを構築して市民生活を守っていくことを改めて決意しております。

また,地域主権時代の京都を創っていこうということで,市民自らが提案し,行動する「未来まちづくり100人委員会」,あるいは様々な市民会議を立ち上げました。そこで活発な議論を深めていただいています。引き続き,より一層の市民参加を進めていく,そんな年にしていきたいと思っております。

何度も申しておりますが,経済も雇用も市民生活も非常に厳しい,また京都市の財政も危機的な状況にあります。しかし,ピンチはチャンスであります。お金のある時,バブルの時代に巨額の経費を使った大きなプロジェクトが,ことごとく破綻している。今はお金もない,そんな時にこそ,市民の皆さんの知恵で,そして職員の熱意で,京都の未来を切り拓く。物事の本質に迫った改革をしていく。そんな年にしていきたい。「市政改革から市政の創造へ」,そのように考えております。

なお,明るいニュースとしましては,火災発生件数の更なる減少です。京都は,全国の大都市で最も火災の発生が少ない都市であります。終戦後,木造住宅が多い京都は,全国の中で火災の多い都市でありました。それが消防団,自主防災会,そして日本一といわれる京都市の消防が努力しまして,一昨年は,火災発生件数231件と非常に少なくなりました。全国の大都市が,人口1万人当たり3.7件に対して,京都市は1.6件でした。昨年,何とかそれを220件まで落とそうという努力を地域の皆さんと一緒にやってきまして198件になりました。これは,昭和23年に自治体消防が発足して以来,過去最低であります。今まで昭和59年の210件が過去最低でしたけれど,大きく減少させることができました。1万人当たりでみますと,1.3件という状況であります。いろんな分析をこれからしていきたい。それをまた更なる防火に活かしていきたいと思っていますが,何と言っても京都ならではの消防団の活動,自主防災会の活動,あるいは住宅用火災警報器の設置,これを京都では,集団で安く買って設置する取組をしてきまして,普及率が56%にまでなりました。あるいは喫煙者が減ってきているとか,いろんな要素が複合された結果だと思います。すばらしいことだと思っております。引き続き市民の皆さんと一緒に,緊張感を持って,火災発生件数を減らしていきたいと思っております。

もう一つは,救急車の出動件数が増えているということが全国的な話題になっておりますが,これも4.9%減りました。72,720件が,69,187件と,3,533件減り,4年ぶりに7万件を下回りました。分析はまだできておりませんが,たらい回しとかタクシー代わりに使うとか,いろんなことが話題になっておりますけど,市民の意識の変化が表れたのではないかと感じております。

さて,新年にあたりましていくつかのお知らせをさせていただきたいと思います。

益川敏英氏に対する京都市名誉市民表彰

まずは,新春にふさわしいニュースといたしまして,昨年12月10日に,ノーベル物理学賞を受賞され,147万人の京都市民の大きな喜びに繋がり,夢を与えていただきました益川敏英先生の京都市名誉市民表彰式でございます。先の議会で御議決いただきまして,この度表彰式の日程が決まりました。
 2月14日,土曜日,「第12回人づくりフォーラム」が開催されます。子どもたちのために行動する市民組織であります「人づくり21世紀委員会」が,毎年フォーラムを開催されております。初代の代表は,河合隼雄先生に務めていただき,現在は前京大総長の尾池先生に務めていただいております。2,500人もの方々がお集まりになるその場で,表彰式を開催させていただきたい。そしてこの素晴らしい喜びを市民の皆さんと共有し,また京都から第2,第3の益川先生のような方が生まれる人づくりの大きな機運づくりに活かさせていただきたいと考えております。

共汗でつくる新「京都市動物園」構想の策定

次に,(パネルを置かしていただいていますけれども,)新春に相応しく,子ども達へのお年玉ともなる,市民との共汗でつくる新しい「京都市動物園」構想の策定について,お知らせさせていただきます。
 京都市動物園は,大正天皇の御結婚の御祝いのために,市民の皆様6,000人の寄付金を元に設立されました。まさに市民の皆様の熱意によって建設された動物園であります。明治36年4月,全国で東京に次いで2番目に開園致しました歴史と伝統のある動物園であります。
 当時の建設費総額が32,000円,そのうちの14,000円が市民の方々から寄附金として寄せられました。
 この動物園は,動物達と触れ合うことのできる「おとぎの国」を全国で初めて,昭和30年に開設し,子ども達の情操教育に大きく貢献してきました。また全国初めて,唯一ゴリラの三世代繁殖に成功しております。更に,昨年4月には,京都大学との間で「野生動物の保全に関する教育・研究の連携協定」を締結し,全国で唯一,大学教員が常駐し飼育係と協働で,マンドリル等の認知能力について研究を行う等,その先駆的な取組は,学術的に高く評価されているところであります。

近年,動物園の施設改修費に巨額の経費を投入される自治体もありますが,京都市では,飼育員が動物ガイドを丁寧に実施する。また昨年9月には市民団体「楽しい動物園を創る会」の御協力で,手作りの立体お面を作るなど,様々な創意工夫をしてきました。私も1月3日に動物園に寄せていただきましたが,本当に飼育係の職員が,子どもたちに,またお年寄りに丁寧に説明をしておりました。私もキリンさんに初めて餌をあげました。そうした取組の結果,平成19年度には10年ぶりに入園者が70万人台に回復しました。そのような成果が着実に表れております。

 しかし,開園以来106年が経過しました動物園は,その老朽化が非常に著しく,様々な課題があります。維持管理コストの問題等もあり,新しい時代に適応した施設のリニューアルが望まれています。

 こうした中,原点を振り返り,市民の皆様の手による,市民のための動物園づくりのために,更に幅広く市民の皆様から意見を求めて,市民と共に汗をかく「共汗」でプランづくりを進めていきます。プランの素案は,平成18年度以来,「楽しい動物園を創る会」から頂いた御提案も反映させて作らせていただきました。そして閉園することなく,開園しながら大規模な改修をしていきたい。そのために動物たちの生活環境への配慮が必要であります。さらに入園者の安全確保に万全を期する必要があります。従いまして平成27年度までの7年間の整備期間とし,整備費につきましても厳しい財政状況の中ではありますが,30億円を確保していきたいと考えております。駅から非常に近く,都心部にある,また岡崎という文化ゾーンにある,そうした強みを活かして進めていきたい。

今後,「動物園大好き市民会議」仮称ですが,こういう「市民会議」を立ち上げて,広く動物園を愛する方々にお集まりいただき,今回の素案をたたき台として議論し,これをさらに磨き上げていただきたいと思っております。

また,何と言っても子どもが主役であります。「こどもが主役!」をキャッチフレーズに子どもたちの意見を積極的に取り入れていきたい。例えば,「親子で語ろう未来の動物園」などの会議を開いて,親子に集まっていただき,自由闊達に意見交換し,夢を語り合う中で斬新なアイデアも期待しているところであります。

さらに,京都市未来まちづくり100人委員会でも「動物園」のことを議論していただいております。様々な方々の御意見を取り入れていきたいと思っております。

また,この構想の策定に先立ちまして,さらに利便性を向上させたいということから,子どもたちが,親子で,あるいはお年寄りとの来園が増えます春休みまでに,疏水記念館の現在出口として使っている所に,常設の出入口を造りたいと思っております。そうしますと地下鉄「蹴上駅」から徒歩5分で動物園に行けます。駅からより一層近い動物園として,利便性を向上し,市民の方々に親しんでいただける動物園として発展させていきたい。そのように思っております。

私からは以上でございます。

質疑応答(要旨)

(京都水族館(仮称)の設置許可について)

記者

水族館について前向きな答申があったが,今後の方針は。

市長

事業者オリックス不動産から提案を受け,9月から5回にわたり有識者,地域の代表に侃々諤々の議論をしていただき,多くの市民の方々から御意見を賜りました。検討委員会では,委員全員が全5回とも参加され,熱心な議論をしていただきました。そして,条件を付けた上で「妥当である」という答申をいただきました。

答申をいただく時に,委員長から「建都1100年のときにできた岡崎公園,動物園が今,輝いている。建都1200年のときには梅小路公園ができた。そして,そこに水族館ができるということは夢のあることだ」と仰っていただきました。

この不況下で,全国的に,大きなプロジェクトが足踏みをしているとき,非常にありがたいことであると思っています。

今後,付けていただいた条件,例えば,交通アクセス,景観,建物のデザイン等について,事業者と京都市で積極的に協議を進めていきますが,必ず事業者においてクリアしていただけるものと確信しております。

岡崎公園に動物園があり,梅小路公園に水族館ができ,子どもたちに夢を育む。同時に,幅広い市民の方々に親しんでいただける施設になると思っています。

また,極めて厳しい財政状況の下で,京都市が借金をして事業を行うことは非常に難しい状況です。そうしたときに,京都市の土地を活用して,民間資本で京都に活力を与えていただくことについて,更には,この7年間で大きく前進してきた観光都市・京都の勝負どころというときに,新たな魅力が加わることについて,非常に喜んでおります。

スピード感をもって協議を進め,提案どおり事業ができるように万全を期してまいりたいと思っています。

記者

市長としては設置許可を出される方針ということか。

市長

そうです。

(仕事の進め方の転換について)

記者

 本日の年頭訓示で,今年仕事の進め方を転換しようと職員に呼び掛けておられたが,職場環境の改善,人件費の削減という観点から,超過勤務を減らしていこうという狙いだとすると,例えば,残業の多い部署の管理職の人事評価を下げる,残業する際に事前申告制にするといった様々な方策があると思うが,具体的に検討されているのか。

市長

超過勤務縮減の方策は,各職場で行っていますし,総務局で具体的な検討を進めています。私が年頭訓示で申し上げましたのは,先立っても深草支所の職場改善チームのメンバーとハートミーティングを行った際に,20歳から27歳の職員が,どうしたら市民と一緒に深草地域を盛り上げていけるのか,そして効率的な仕事ができるのか,一生懸命取り組んでいる。
 ある職員が「市長,人を減らさはるでしょ。」と言ったとき,私は,「あ,苦言かな。」と思いましたがそうではなかった。「今の仕事の仕方のままで人が減ったら,ますます仕事が大変になります。人を減らすなら,現場でもっと創意工夫して仕事の仕方を変えたら,より効率的な仕事ができます。」と具体的な話が出た。またある職員が「例えば,もっと兼職をしたらいいのではないか。」と言うと,他の職員が「まちづくり推進課の職員が,大岩街道の不法投棄の対策室を兼務することで,非常に効率的にでき,かつ,モチベーションが高まる。」と言ってくれた。
 私は,現場にあるこういった知恵をポジティブに活かしていきたい。規制的な意味で残業を減らすことも大事だが,モチベーションを高めながら効率的に仕事をする。
 必要なときに必要なことは全力でやる。一方で,会議のための会議,余分な資料作りといったいわゆる過去のお役所仕事から脱皮したい。私は職員に,そういったことを直接訴えかけたかった。改革の芽はどんどん現場にできてきている,私はそのように思っています。

記者

基本的には各職場に任せるということか。

市長

任せるというより,各職場のエネルギーを引き出していきたい。もちろん,指針はきちんと作っていくべきです。
 ボトムアップを最大限に重視していきたい。本当に市役所の職員は優秀です。職員のモチベーションを高め,誇りを持って仕事ができる,このことを一番大事にしたいと思っています。

(動物園の再整備に係る見通しについて)

記者

動物園の入場料値上げの方針があるが,その時期と今回の整備費との関係について,市長のお考えをお伺いしたい。

市長

値上げの時期はまだ考えておりません。施設が良くなるのなら少し高くてもいいという声はあると思いますが。入場者が70万人台に達したと言っても,多くは小学生以下の子どもたちなので,無料です。例えば,半分の35万人が大人として,100円値上げしても,30億円という整備費用からすれば,そのうちのわずかを受益者負担としてお願いできるかということです。
採算という観点ではなく,子どもたちの教育機関の充実であると思っています。

記者

平成27年度までに総額30億円かけて再整備するということだが,着工の時期は。

市長

出来るだけ今年中に構想をまとめて,着手できるところから始めます。例えば,現在の疏水側中央部分辺りが,比較的空いていますので,先ずここから着手していくことなどを考えおります。しかし,行政主導で進めるのではなく,動物園については皆さん,いろんな思いをお持ちですので,案は出しますが,大いに夢を温めて,意見を聞きながら進めていきたい。ただし,平成27年には新しい動物園になっているよう,大きなところから順に進めていきたいとは思っています。

記者

再整備の期間中に休館,休園することはないのか。

市長

ありません。

(上下水道局の業務管理の在り方について)

記者

先だって,上下水道局配水管理センターにおいて夜勤の宿直ごとに2万5千円が支給されるなど,不透明な点が問題になった。約1年前の不祥事以後,業務管理の在り方など,未だ手が付けられていないのではないかという指摘がある中,市長として何か対策をお考えか。

市長

去年の4月に就任しました新しい管理者が,徹底して現場を廻り,改革に取り組んでいるところであります。御指摘の宿日直の件も,この4月に廃止する予定ですが,スピード感を持って変えていかねばならないことを改めて実感しております。改革の取組を更に勢いつけてもらいたいと今日も話をしたところです。

(動物園の再整備費用の財源について)

記者

動物園の再整備費用30億円の財源内訳についてお聞きしたい。

市長

まだ決まっていません。

記者

京都未来まちづくりプランでは,財源確保に苦労されたと思うが,今回,簡単に30億円出せるとなると,実はお金があるのではないかという見方もできると思うが,いかがか。

市長

動物園のリニューアルについては,京都未来まちづくりプランに含んでいます。

記者

今回,新たに財政負担が生じるということではないのか。

市長

ありません。

(景気対策について)

記者

市営住宅の申込みが1件ということだが,他にも検討されている支援策はあるのか。東京では,家を失った人に対して宿泊場所を提供するということも聞くが,京都市として家を失った方への対策をお考えか。

市長

すぐに入居できる市営住宅19戸を確保して,年末年始でも入居いただける体制を執っていましたが,申込みは1件でした。中央保護所でも,例年より緊急枠を拡大して,万全の体制を執っていましたが,去年とほとんど変わらない利用状況でした。生活保護についても,各福祉事務所で丁寧に対応していこうと,緊張感を持って窓口で対応しています。

例えば,親戚を頼って京都に来られたが就職先がまだ見付からない方や他都市で問題があって京都に来られた方を保護したような案件はありますが,京都でリストラに遭った方についての事例は聞いていない。まだこれからではないかとの緊張感はあります。

また,有効求人倍率などについても,今のところ京都では数字に表れていない。先程,中央市場の初せりを視察してきました。昨年12月には,野菜も魚もどうなるんだろうという不安のなか,厳しい中でも頑張ろうと決意されていましたが,前年度と比べてそれ程厳しくなかったということであります。京都の都市特性として,ひとつの企業の経営状態の悪化が全体に影響をもたらすというまちではありません。なかなか良くもならないですけど,ジワーっとこれから厳しさが浸透してくるんじゃないかと思いますので,頑張っていきたい。中小零細企業の資金繰りが大変ですので,その部分に全力投球していく,このことが今一番功を奏している分野ではないかなと思っています。

(入園者数の目標等)

記者

旭山動物園では大きな改革をして,入園者数を大きく伸ばしている。京都市でも,今後,広く市民の参画を得て新たな構想を策定していくと思うが,リニューアル後の入園者数をどの程度に増やすのか,また,どのような動物園を目指すのか。

市長

旭山動物園で行っていることの発端を創ったのは,動物達と触れ合うことのできる「おとぎの国」の設置など,京都市動物園ではないかと思います。京都市動物園には,こうした素晴らしい蓄積があります。そして,敷地面積が非常に狭いが故に動物に近く,また都市型動物園として交通の利便性も良い。更には京都大学等との連携もある。こうしたことを大事にして,今後進めていきたいと思っています。

入館者の数値目標については,数字が一人歩きしてもいけないので,今のところ申しませんが,みんなで夢を温めながら,この不景気な時に教育機関として,家族の絆,地域の絆を深める場所としての役割を果たしていきたいと思っています。

(きもの姿での仕事始めについて)

記者

今日,市長,副市長は着物を御召しで,また,一般職員の皆さんも自己負担にも関わらず200人弱の方々が着物を着ておられるが,今回の取組の評価や御感想をお聞かせいただきたい。

市長

京都は歴史と伝統のまちであります。戦後,便利さとか機能性,経費の問題等々で,きものを着ることやいろいろな伝統的な行事がおろそかにされてきましたが,これらを京都から大事にしていかなければならないと考えています。

皆でできることを一生懸命やっていこうと思っています。職場もお正月,御用始めくらいは和んだ雰囲気でいいなと改めて思っていますし,協力してくださった職員に御礼申し上げたいと思います。

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