京都市の地域課題解決に取り組むスタートアップ支援プログラムの成果発表イベント「IBM BlueHub プログラム in Kyoto DemoDay」の開催 @IVS2025
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2025年6月23日
京都市及び日本アイ・ビー・エム株式会社(以下「日本IBM」という。)は、本市の地域課題の解決に取り組むスタートアップを支援するプログラム「IBM BlueHubプログラム in Kyoto」の成果発表イベントを日本最大規模のスタートアップカンファレンス「IVS2025」において開催します。

背景と目的
京都市では、京都ならではのスタートアップ・エコシステムの形成と発展に向けて、スタートアップの創出・成長支援に取り組んでいます。
昨年度、過去7回実施されてきたスタートアップ支援プログラム「IBM BlueHub」を京都の地域課題をテーマとする提案を日本IBMからいただき、連携して取り組んできました。
本プログラムでは、観光、伝統産業、環境といった京都市が直面する地域課題をテーマに、選抜されたアーリーステージのスタートアップが参加しています。また、日本IBMのビジネスコンサルタントやエンジニアと密に連携しながら、課題解決に向けたビジネスモデルのブラッシュアップを約半年間にわたって集中的に推進してきました。概要
イベント名
IBM BlueHub プログラム in Kyoto DemoDay
日時
令和7年7月2日(水曜日)午後4時から午後6時まで
タイムスケジュール
午後4時 開会・挨拶(敬称略)
山口 明夫(日本IBM 代表取締役社長)
松井 孝治(京都市長)
午後4時10分 ピッチイベント開始
午後5時30分 審査発表・講評
場所
ロームシアター京都 ノースホール(〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13)
対象
大企業の新規事業・事業企画担当者、CVC/VC、行政、起業家など
定員
200名(事前登録優先)
申込み
内容
未来の社会を形づくるスタートアップたちが京都に集結します。
DemoDayでは、半年にわたる共創を通じて社会課題に挑んできた選抜スタートアップが、その成果と挑戦の軌跡を披露します。観光、教育、森林、伝統産業、そして家族のケア。日本IBMのコンサルタントやエンジニアが寄り添い、AIやブロックチェーンなどの先進技術も活用しながら、社会実装に向けたソリューションが生まれています。
登壇者(本プログラム採択企業)
採択企業 (本社所在地) |
発表内容 |
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株式会社アナクロ(東京都港区) |
森林資源の金融サービス化 建築家・佐野文彦氏が挑む「森の価値」の再構築。 林業と建築を結びつけ、森林資源を「金融資産」として再定義する新たな試みに対し、日本IBMは課題整理と金融スキーム設計を徹底支援。ブロックチェーン技術の可能性を探る事業構想も発表予定。 |
株式会社Creator's NEXT (東京都港区) |
文化財×生成AIによる謎解き体験 「消費される観光」から「文化を深く知る観光」へ。 生成AIと観光データを活用し、文化財の魅力を謎解きゲームで伝える「KYOTO GLITCH ESCAPE」を開発。外国人観光客や修学旅行生向けにパーソナライズされたルート生成や探究学習プログラムを展開。日本IBMは課題整理やユースケースの設計支援に加え、Personality Insightsによる体験強化をサポート。文化財修復支援につながる持続可能な文化観光モデルを提案。 |
株式会社CONGEN (東京都渋谷区) |
伝統工芸×AIアバター 取り組むのはAIアバターによる“文化的翻訳” 知識や技術に留まらず、職人の人間性や情熱も含めた魅力を世代や国といった文化の違いを踏まえて伝える「翻訳者」となります。 日本IBMは戦略立案から技術環境の構築、京都伝統産業ミュージアムでの実証に至るまで深く関与。 |
株式会社Simplee (東京都港区) |
訪日家族向けチャイルドケア次世代プラットフォーム インバウンド急増の影で見落とされていた“子育て支援”を、テクノロジーと地域で解決。日本IBMは顧客ペルソナの再設計や地域連携モデルの構築に加え、IBM watsonxを使ったコード自動生成によるWebサイト立ち上げ期間の短縮によるAI画像解析・IBM Cloudとのアーキテクチャ構想支援。今後のプラットフォームビジネス化に向けても並走する旨を発表予定。 |
一般社団法人Tomorrow Never Knows (京都市下京区) |
移動×生成AIで再発明する旅 テクノロジーで“旅の本質”をアップデート。 次世代LLM(大規模言語モデル)を活用し、移動体験そのものを再定義。創業者はシリアルアントレプレナーの井口尊仁氏。日本IBMはサービス設計からエンタープライズ対応の構築支援、さらに資金調達支援まで多面的に伴走。 |
審査委員(敬称略)
- 落合 陽一(メディアアーティスト)
- 山口 明夫(日本IBM 代表取締役社長)
- 今泉 柔剛(文化庁 審議官)
- 大崎 哲広(京セラ株式会社 研究開発本部 オープンイノベーション推進部 責任者)
- 三輪 文彦(京都信用金庫 企業金融本部長 兼 洛中エリア本部長 理事)
- 草木 大(京都市 産業・文化融合戦略監(産業観光局長兼職))
主催
日本IBM、京都市
参考
日本アイ・ビー・エム株式会社について
日本IBMは、世界175カ国以上でビジネスを展開するIBMコーポレーションの日本法人で、基礎研究をはじめ、ビジネス・コンサルティングから、ITシステムの構築、保守まで一貫したサービスの提供を通じて、お客様の企業変革やデジタル・トランスフォーメーションを支援しています。
詳細については、こちらを御参照ください。
「IBM BlueHubプログラム in Kyoto」について
1.概要
日本IBMと京都市が共催するスタートアップ向け共創型アクセラレーションプログラムです。本プログラムでは、観光、伝統産業、環境といった京都市が直面する地域課題をテーマに、選抜されたアーリーステージのスタートアップが参加。日本IBMのビジネスコンサルタントやエンジニアと密に連携しながら、課題解決に向けたビジネスモデルのブラッシュアップを約半年間にわたって集中的に推進しています。また、京都芸術大学通信教育部イラストレーションコースも一部のプロジェクトの実証実験に協力しています。行政・地域企業・大学・スタートアップ・テクノロジーの力を融合させ、持続可能な未来への一歩を共に創り上げるプログラムです。
2.募集テーマ
「テクノロジーとイノベーションで京都の未来を創造する」
3.協力金融機関・投資家
(1)協力金融機関
コミュニティ・バンク京信
(2)メンター(投資家・敬称略)
- 福井 俊平(Archetype Ventures Managing Partner)
- 浅田 賢(株式会社セールスフォース・ジャパン 常務執行役員 Salesforce Ventures
日本代表・パートナー)
- 浜宮 真輔(01Booster Capital 取締役/パートナー)
- 藤本 光(三菱UFJキャピタル株式会社 投資第二部 副部長)
- 堀内 健后(Carbide Ventures)
4.これまでの主なスケジュール
募集期間(書類申請)
令和6年11月22日(金曜日)から12月22日(日曜日)まで
選出スタートアップ発表
令和7年1月31日(金曜日)
支援期間
令和7年2月から7月まで
問合せ先
日本アイ・ビー・エム株式会社
- 「IBM BlueHubプログラム in Kyoto」について(E-Mail)[email protected]
- 報道関係者問合せ先
広報代表(担当:川上)(TEL)03-3808-5120 (E-mail)[email protected]
京都市
京都市産業観光局スタートアップ・産学連携推進室(担当:宮原、大井)
(TEL)075-222-3339 (E-mail)[email protected]
報道発表資料
発表日
令和7年6月23日
担当課
スタートアップ・産学連携推進室(電話:075-222-3339)
報道発表資料
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お問い合わせ先
産業観光局 産業イノベーション推進室
電話:075-222-3339
ファックス:075-222-3331