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京都市中央卸売市場 新水産棟見学エリアについて

ページ番号300364

2022年10月12日

京都市中央卸売市場 新水産棟見学エリアについて

令和4年6月30日

産業観光局(担当 中央卸売市場第一市場 tel 075-312-6564)

 京都市中央卸売市場は,食料の安全保障やレジリエンスの観点からも不可欠な公共インフラであり,新型コロナ

ウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言下においても,常に生産物を受け入れて産地を支え,国民に安全・安心

な食材を安定的に供給し続けてきました。

 こうした卸売市場が果たしている役割や機能、重要性を市民や観光客をはじめ,できるだけ多くの方に知っていただ

けるよう,見学エリアを整備することとしました。

 この度,新水産棟見学エリアの展示内容等について取りまとめましたので,その概要をお知らせします。

 見学エリアは,「京都市中央市場の役割や機能,重要性を知ることにより,市場流通食材の消費拡大につなげる。」,

「京の食文化」の奥深さや素晴らしさに触れることにより,その更なる継承・発展につなげる。」,「産地や食材の大切

さを学ぶことにより,食育の振興や食品ロスの削減につなげる。」といった3つの大きなねらいに基づき,「京都駅西部

エリア」をはじめとする地域の活性化や「和食」に代表される食文化の振興,更にはSDGsの実現等にも寄与する施設

としてまいります。

(1) 施設概要

   全長約260mの通路を卸売場に沿って新水産棟西側2階に設け,市場の営業・物流動線とは完全に分離し,

    見学者の安全と食の衛生管理基準を確保する。

       また,東側に大きく視界の広がる窓を設置するとともに,活気に溢れた現場の音声をスピーカーから流すことで,

        臨場感あるせり場の様子を体感できる。


    見学エリアと卸売場との位置関係



    見学エリアから見た卸売場(イメージ)

    (2) 展示内容

        3つのねらいに基づき,6つの主要テーマとコンテンツから構成し,展示全体を通して,食材や産地,食品ロスの

        削減やリサイクルに関連する取組などに理解を深めていただき,ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」に代

        表される食文化の振興やSDGsの実現などに寄与していく。また,見学エリアと近隣施設等との連携により,「京

      都駅西部エリア」をはじめとする地域の活性化に貢献する。

       ア ねらい

        (ア) 京都市中央市場の役割や機能,重要性を知ることにより,市場流通食材の消費拡大につなげる。

        (イ)「京の食文化」の奥深さや素晴らしさに触れることにより,その更なる継承・発展につなげる。

        (ウ)産地や食材の大切さを学ぶことにより,食育の振興や食品ロスの削減につなげる。

       イ 主要テーマとコンテンツ

        (ア) 「ガイダンスシアター」

           大画面スクリーンを設置し,迫力ある映像と音声により,時代を超えて食文化を支える京都市中央

        市場のイメージをダイジェストで表現することで,見学への期待感を高める。

        (イ) 「時を超えて受け継ぐ役割」

           日本で最初の公設卸売市場として95年もの年月を刻んできた京都市中央市場の歩みを紹介し,公

        共インフラとして果たしている重要な役割や機能を理解していただく。 

        (ウ) 「産地と消費者をつなぐ市場の流通」

           市場流通の仕組みや新水産棟の機能を解説し,京都市中央市場が生産者や消費者の生活を支え,

        食の安定供給に欠かせない拠点であることを理解いただく。

        (エ) 「水産物と駆け抜けるプロの1日」

           活気に溢れたせりの現場と共に市場で働くプロの仕事ぶりを紹介し,エッセンシャルワーカーである場内事

        業者の苦労や重要性を感じていただく(ビニールカーテンで仕切り,冷風を供給することで,せり場にいるよ

             うな疑似体験ができるエリア等を設置)。

        (オ) 「進化を続ける京の食文化」

           京都の地理や気象条件,文化的背景などから「京の食文化」が形作られてきた歴史を紹介するとともに,

         国や本市の食文化振興策,文化庁の京都移転の意義などを解説する。

        (カ) 「情報発信!わくわく体験ゾーン」

           モートラに乗って市場内を巡る様子を映像と音響で体験できる「モートライドツアー」や,ユニークな背景で

          おもしろい写真が撮影できる「おもしろフォトスポット」などで,見学エリアの最後を締め括る。

        (キ) その他

           せりを行っていない時間帯でも活気を体感できるよう,せり場の様子がリアルに伝わる「体験スコープ」を3

           箇所に設置する。

            また,京都府とも連携し,物販・商談スペースの設置について検討を進めている。

    (3) 展示整備費(予定)

        149,000千円(税込)

    (4) 展示整備業務受託者

        株式会社 丹青社 関西支店

    (5) 今後の予定

         令和4年度  新水産棟第二期エリア(塩干部門)工事完了

         令和5年度  新水産棟見学エリア供用開始


    京都市中央卸売市場 新水産棟見学エリアについて

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    産業観光局 中央卸売市場第一市場
    電話: 075-312-6564 ファックス: 075-311-6970

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