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第14回食の拠点機能充実戦略委員会

ページ番号92208

2010年12月13日

 このたび,京都市中央卸売市場第一市場第14回食の拠点機能充実戦略委員会を開催いたしましたので,その内容について以下のとおり,お知らせします。

 

1 日時 平成22年10月1日(金曜日)午後2時から午後4時まで

2 場所 京都市中央卸売市場第一市場 大会議室

3 出席委員 18名 (50音順・敬称略)

出席委員
 京都市中央卸売市場協会    副会長 池本周三
 京都青果小売商組合連合会   会長 石塚清三
 京都府漁業協同組合連合会   販売部長 今井昭敏
 京都市中央卸売市場協会    会長 内田昌一
 JA京都中央                    経済担当常務理事 大島正次
 京都水産物小売団体連合会     会長 岡本 勲
 京都市小学校給食研究会      会長 小川初美
 株式会社日本旅行西日本営業部営業推進本部 マネージャー 関 敏弘
 ジャーナリスト(元株式会社京都新聞社論説委員) 関根英爾
 京都料理組合                 組合長 園部平八
 京都市中央卸売市場協会      副会長 田中憲一
 京都商工会議所               副会頭 田中田鶴子
 京都女子大学家政学部        教授 中山玲子
 みやこ女将の会                会長 西村明美
 京都市中央卸売市場協会      副会長 東川守男
 市民公募委員 門間敬子
 KBS京都 ラジオパーソナリティー 山崎弘士
 京都市中央卸売市場第一市場  場長 北山俊二

4 内容

(1)開会あいさつ

  京都市中央卸売市場第一市場 場長 北山俊二

(2)新委員紹介

(3)役員選出

  中山委員(京都女子大学家政学部教授)を副委員長に選出

(4)京都市中央卸売市場第一市場「愛称」の選考について

  応募総数354作品のうち,場内での内部選考の後,食の拠点機能充実戦略委員会委員による書類選考で選ばれた22作品について,協議により愛称を決定

【意見交換】

    議長:内田委員長

○京都には平安京があった頃から,現在の京都市場の東西に東市,西市といった市場があり,その歴史が連綿と続いているといえる。

 なお,本市場の所在地名にもある「朱雀」は正式には「すざく」と読む点にも注意してほしい。

○ 「築地」といえば東京市場を思い起こすように,その言葉が京都市場の代名詞となるような,歴史的な観点も踏まえた愛称がよいのではないか。

○市営地下鉄の四条駅にオープンした「Kotochika(コトチカ)四条」と連動して何か事業ができるような愛称がよいのではないか。

○ 食を中心にみんなで語り合えるような繋がりが感じられる愛称がよいのではないか。そのうえで,若々しく,フレッシュなイメージのある愛称がよいと考える。

○明るくて前向きで親しみやすいイメージを醸し出すような愛称や京都らしい歴史的な地名が含まれるような愛称がよいと考える。

○東京の「築地」と対照的なイメージで,京都の「○○」といえるようなもので,歴史的な地名が入っているような愛称がよいのではないか。

 また,「京」という漢字のように,「きょう」と読んだり「みやこ」と読んだりできるものもあり,きちんと整理する必要があるのではないか。

○同じ読み方でも,「みやこ」のように「みやこ」,「京」,「都」と,表記の異なるものがあり,それらの違いも含めて検討する必要がある。

○京都の食文化の拠点として,新たなスタートを切るという思いを込めて,今後,京都市民や観光客等に親しんでもらいながら,共に京都市場の存在を全国に発信していけるような愛称がよい。

○京都市外の方でも,この市場が京都にあるということがわかりやすい愛称がよい。

○親しみやすく,シンプルで重みのあるような愛称がよい。自分が書類選考した作品はすべて候補に挙がっているので,あとは皆さんの意見で決定してもらえればと思う。

○先ほど御意見があったように,市営地下鉄の四条駅にオープンした「Kotochika(コトチカ)四条」と何か関連付けられそうな愛称がよい。

○他府県の方にもわかりやすく,シンプルな愛称がよい。

○買出人の立場でいうと,私たちは京都市場に行く際「中央に言ってくる。」という。そのため,簡単な呼び名で表現しやすい愛称がよい。

○他府県の方でも京都にある市場であるということがわかりやすいように,作品の前に「京」を付けてアレンジするのもよいのではないか。

○愛称なので,簡単でシンプルなものがよいと思う。

 また,子どもにどのような愛称がよいかと相談したら,愛称はともかく「ゆるキャラ」は作らないのかと尋ねられた。そのため,今後,キャラクターも作成しやすいような愛称という視点も入れて検討してはどうかと考える。

○どのような方々に京都市場の存在をアピールしていくのか,ターゲットを明確にして考えたほうがよいのではないか。観光客など,他府県の方でも京都にある市場ということがイメージしやすいものということなら,「京都」という言葉か付いた愛称がよいのではないか。

○愛称ということなので,できるだけ短い表現のほうがよいと思われる。そのため,「京都」という言葉を使うなら「京」と略した表現のほうがよい。

○個人的には,国際的で若い感覚のある愛称がよいのではないかと思うが,「京」を付けてアレンジしたものが,先ほどからの皆さんの意見をまとめたものとして,一番よいのではないか。

○東京市場は昔から「築地」という名称で全国に定着している。京都市場で働くものとしては,愛称の頭に「京都」,「京」という言葉を付けてほしい。

○応募作品をアレンジすることは問題ないと考える。

○皆さんからの様々な御意見を総括すると,京都市場のある地名で,京都らしい歴史を感じさせる「朱雀」という名称とともに,京都の市場であることを分かりやすく,シンプルに表現し,全国に発信できるよう,「京都」や「京」を用いた名称がよいという意見が多くあった。

 それらを踏まえて,できるだけ短い表現となるように,「京都」という言葉を「京」と略し,京都市場の愛称を「京朱雀市場」(きょうすざくいちば)にしてはどうか。

 (一同異議なし)

 それでは,京都市場の愛称は「京朱雀市場」とする。

 また,優秀賞以下は,書類選考時の得点の上位のものから順に当てはめていくこととする。

(5)平成22年度食の拠点機能充実事業「中間報告」について

  4月から9月までの実施事業について,パワーポイントを使い,事務局から報告

(6)「京の食文化普及啓発施設」における調理実習室及び資料室等の活用方法について

   資料を基に施設の概要,事業内容案等について,事務局から説明

【意見交換】

    議長:内田委員長

○この計画が実現すれば,食文化の拠点として,更に充実したものになると思うが,設置主体や管理運営はどこになるのか。これだけの規模の施設,事業となると,専属の人員が必要となり,経費もかなりかかると思われる。

○事務局

 設置主体は京都市である。管理運営に関しては,委託を含め検討中である。京都市の財政が厳しいなかで,収支のバランスが取れるよう,いろいろ模索しているところである。そのため,資料にある企画以外にも,貸館業務的な内容も検討しており,できるだけ市の支出が少なくて済むように計画を進めていきたいと考えている。

○諸経費がかかるのは明白であり,実施に当たっては,一定の収入が見込めるよう,きちんとした事業展開を考えていく必要がある。

○一般の方が利用できる調理実習室は他の施設にもある。そのようななかで,市場の位置付けをどのように考えているのか。

○事務局

 料理教室ができるような施設が他にも何箇所かあるなかで,市場らしさをどのように出していくかが課題である。食材が豊富にあり,京都の食文化の拠点としての特徴を出していきたい。

○京都市場に調理実習室を整備する目的は3つある。

 1つ目は京料理を食文化として更に発展させ,広めていくことである。市場で料理教室を実施するからには,市場の食材を大いに使うというのは前提であり,それらの食材を使って,多くの人々に京料理を作り,味わってもらうという目的がある。

 2つ目は,日本食の文化を京都から取り戻していくことである。現在,食の拠点機能充実事業の一つに「小学校出前板さん教室」という事業を行っているが,この事業を1つのモデルとして,食の欧米化が進むなかで,日本食の良さを見直してもらうという目的がある。

 3つ目は,観光客等に市場を見学してもらい,京都市場の歴史等を学んでもらったうえで,京都市場の食材を使用した料理を作ってもらい,消費の拡大,販売促進を行うことである。

 これらの目的を基本に,更に他にも様々な活用方法がないか,検討していただきたい。

○人の味覚というものは,生まれたときから形成されていくものであるため,これから子どもを産む若い女性や妊婦,また,幼い子どもを持つ母親等に対する食育も重要である。その視点を取り入れた企画も是非検討してもらいたい。

○最近では,小中学生等を対象にした食育は充実してきており,かなり良い経験ができるようになっていると思うが,そのような経験も大学生ともなると,すっかり忘れ去られているという現状が多々ある。その辺りも考慮した企画を検討してもらいたい。

○先ほどの意見にもあったように,事業の運営に当たって,収支のバランスをきちんと取れるようにすることが重要である。そのために,調理実習室での調理,試食はもちろん,それ以外にも調理実習は行わずに,様々な食材や料理を試食することをメインにした企画等があれば,更に利用率や収益を増やせると思う。そのような視点も取り入れて,今後の企画を検討してもらいたい。

○この施設は,業界が長年要望し続けてきたもので,今後,課題を1つ1つこなしながら,実現に向け着実に取り組んでいきたいと考えている。

○今年度は,食の海援隊・陸援隊会員の募集に当たり,新しく子ども料金を設け,会員に子どもさんが増えたのはよいことであり,前半の事業内容の報告のアンケート結果を見ても,概ね良い評価をいただいている。後半もこの調子で事業を進めていってもらいたい。

(7)閉会あいさつ

   京都市中央卸売市場協会 副会長 池本周三

お問い合わせ先

京都市 産業観光局産業企画室中央卸売市場第一市場

電話:075-311-6251

ファックス:075-311-6970

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