第二市場の歴史・沿革

　京都市中央食肉市場は、中央卸売市場法（現：卸売市場法）に基づき、と畜場併設の食肉専門の中央卸売市場として、昭和44年、全国で9番目に開設されました。

　現在、食肉の中央卸売市場を開設しているのは、京都市のほか、仙台市、さいたま市、東京都、横浜市、名古屋市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の計10自治体です。

京都市中央卸売市場第二市場　略年表

（旧京都市立と畜場及び京都市中央卸売市場第二市場の設立経過等）

明治42年4月19日    京都獣肉商組合設立（京都市食肉協同組合の前身、獣肉卸売、小売業者の同業組合・京都府知事認可）

明治42年7月1日　　  油小路十条に京都市立と場を開設　市の直営

大正12年3月　　　    中央卸売市場法制定・公布

昭和3年　　　　　   　　京都市立と場　と室その他施設増改築

昭和29年4月1日　　　京都市立と畜場使用条例・施行細則施行

昭和40年3月　　　    京都市会において，食肉工場建設予算を可決

昭和42年6月　　　    食肉市場（卸売市場）建設予算（42・43年度事業）を可決

昭和43年1月　　　    京都市中央卸売市場（食肉市場）開設の農林大臣認可

昭和44年3月　　　    と畜場及び市場施設竣工（全施設44年6月竣工）

昭和44年10月　　　  京都市中央卸売市場第二市場開設（10月1日）

昭和44年11月　　 　 卸売業者の農林大臣認可

昭和44年11月30日  旧京都市立と畜場を閉鎖

昭和44年12月1日　 京都市中央卸売市場第二市場業務開始

昭和46年7月　　　    卸売市場法施行

昭和47年3月　　　    改正京都市中央卸売市場業務条例施行

昭和47年8月　　　    全国の食肉市場に先駆け押しボタン式セリ機導入

平成2年9月　　　　   部分肉処理施設完成（12月1日稼動）

平成3年4月　　　　   牛肉輸入自由化

平成6年3月　　　　   新作業員室棟完成

平成7年3月　　　　   ステンレス製受水槽設置（200㎥）

平成8年7月　　　　   O－157（腸管出血性大腸炎）食中毒が、堺市で集団発生

平成8年12月　　　   と畜場法施行規則一部改正（HACCPシステムに沿った衛生管理の推奨）

平成10年3月　　　   大動物解体処理近代化工事完成（平成8年度～）

平成11年3月　　　   小動物及び病畜解体処理近代化工事完成

平成12年4月　　　   外国のBSE発生を踏まえ、本市独自の牛脳検査開始

平成12年10月 　　   京都食肉市場ミートフェア開催 (以後，毎年秋に開催)

平成13年7月　　　   車両タイヤ消毒槽完成（口蹄疫対策）

平成13年9月 　　　  国内におけるBSE感染牛発見（千葉県）

平成13年9月 　　　  牛特定部位（脳・目・脊髄・回腸遠位部）場内焼却開始

平成13年10月 　　   BSE全頭検査開始

平成14年3月  　　　 焼却炉改修工事完成（ダイオキシン類対策）

平成14年3月　　　　 「脊髄吸引装置」設置

平成16年6月　　　   卸売市場法改正（取引規制緩和、品質管理の高度化、市場機能の強化、卸売市場の再編等）

平成17年8月　　　   BSE全頭検査の本市独自継続を市長表明

平成20年3月 　　　  給水設備改良・冷水設備設置工事完成

平成20年3月　　　   ピッシングを中止し、不動体化装置導入

平成20年8月　　　   BSE全頭検査を本市独自継続

平成21年1月　　　   無線式せり機に更新

平成21年10月　　　 第二市場愛称募集の結果、「京（みやこ）ミートマーケット」に決定

平成21年11月　　　 京都市と畜場開設100周年・第二市場開設40周年記念として、ミートフェアにおいて記念イベントを実施

平成21年12月　　　 第二市場DVD見学会と食肉講座（調理実習）を開催（以後、年2回開催）

平成22年12月　　　 京都市中央卸売市場第二市場「京（みやこ）ミートマーケット」マスタープラン策定

平成23年9月　　　   放射性セシウム全頭検査開始

平成25年7月　　　   BSE検査対象月齢を48箇月超に引上げ

平成26年6月　　　   第二市場再整備について市長記者会見

平成27年3月　　　   第二市場再整備実施設計完成

平成27年9月　　　   第二市場再整備工事着工

平成30年4月　　　   新施設市場本棟竣工

　　　　　　　　　 　　　 第二市場の通称を「京都市中央食肉市場」とする

平成30年11月　　　 対タイ、マカオの輸出認定取得

令和2年1月　　　　  対米国の輸出認定取得

令和2年3月　　　　  対シンガポールの輸出認定取得

　　　　　　　　　 　　　 放射性セシウムの全頭検査終了

令和2年4月　　　　  対EUの輸出認定取得

令和3年2月　　　　  対香港の輸出認定取得

令和3年5月　　　　  対台湾の輸出認定取得