栄養たっぷり 京の冬の旬野菜
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2012年12月18日
栄養たっぷり 京の冬の旬野菜
自然に逆らわず,育てられた地場の「旬」のものを食するのが,味,栄養価ともに優れ,健康に良いと言われます。
実際,ほうれんそうのビタミンCは,夏場よりも冬場の方が26倍も多く含まれいています。その他のビタミン類や鉄分も多いことが京都市の調査でわかっています。また,ほうれんそうの他にも,冬に旬を迎えるだいこんやねぎ,こまつなについても各栄養成分が夏場より豊富に含まれています。
さまざまな気象条件の中,市内の農家は皆様の食卓へ新鮮でおいしく,栄養豊富な野菜を届けようと日々,野菜作りに励んでいます。
おいしくて体に良い京の冬の旬野菜をたっぷり,食べてください。
おすすめの旬野菜
九条ねぎ
九条ねぎは何種類?
九条ねぎは,京都市内産の野菜の中でも栽培面積の多い品目の一つです。一口に九条ねぎと言っても2種類あることをご存知でしょうか。
現在,九条ねぎの主流は細ねぎで,薬味やねぎ焼きなど幅広い料理に使われています。これに対し,葉色が濃緑で,1メートルほどに伸長するのが太ねぎです。栽培されている土地によって「賀茂ねぎ」「洛北ねぎ」「玄琢ねぎ」「鷹ヶ峯ねぎ」などと呼ばれています。
細いの?太いの?どちらが一般?
九条ねぎは,平安朝前期承和年代(834年から847年)から南区九条地域で栽培されてきた非常に歴史の古い野菜です。一般に九条ねぎと称された系統は,実は太ねぎの方でした。すき焼きをはじめ,煮炊きして食されていました。
太ねぎは,栽培期間も1年以上と長く,手間の割に収穫量が少なく,葉が軟らかいために,折れやすく見栄えがよくないという理由で,生産量が減少しましたが,味が良いことから根強い人気があります。
これから寒さが厳しくなるにつれて,葉の中にとろりとしたゼリー状の「あん」が入り,より旨みが増す九条ねぎをぜひ,お試しください。
こちらは,細ねぎ
薬味やねぎ焼等に最適!
こちらは,太ねぎ
煮炊きするのに向いています。
太ねぎのシンプルレシピ
ねぎ鍋
1. 濃いめのだし汁に淡口しょうゆや塩で味付けをする。
2. 1の中へ,油揚げやはんぺんを入れて,炊く。
3.斜めに切った九条ねぎを入れ,ねぎがしんなりしたら出来上がり。
お問い合わせ先
産業観光局 農林振興室 農業振興整備課 TEL075-222-3352