新京野菜の紹介(京てまり・京あかね・京唐菜・京ラフラン…)
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2013年2月8日
ここでは,「京の旬野菜推奨事業」の中で,生産販売を強化している「新京野菜」についてご紹介します。
京都には,賀茂なす,九条ねぎ,堀川ごぼうなど,京の伝統野菜(40品目,絶滅したもの,京の伝統野菜に準じるものを含む)がありますが,これら数多くの京野菜も,最初は新しい野菜として京都に入ってきたものが,現在まで京都の人々により,大切に守り継がれてきたものです。
そこで,京都市では,西京区大原野地区に「開発野菜種子配布センター」を設置し,生産者や京都大学の協力を得て開発した野菜の有望品種の種苗を生産し,市内の農家に有償配布することにより,京都の気候風土にあった新しい野菜の開発・導入を進めています。
◆主な品種◆
・京てまり(きょうてまり) ・京あかね(きょうあかね) ・京唐菜(きょうとうな)
・京ラフラン(きょうらふらん) ・京の花街みょうが(きょうのはなまちみょうが)
・京北子宝いも(けいほくこだからいも)
京てまり
4月下旬から6月中旬と9月中旬から11月上旬にかけてが旬の時期にあたり,糖度は7~8度とかなり高く,フルーティーな味わいで大人から子供までおいしく食べていただけます。
また,一般のトマトに比べ,βカロチン,ビタミンCが特に高く(「京てまりの栄養分析比較結果」参照),非常に栄養価が優れています。
しかも結実しやすくホルモン処理の必要がないため,環境に優しい栽培法で作ることができます。
京てまりの栄養分析比較結果
京てまり NO.1 | 京てまり NO.2 | シュガートマト | ミニトマト | |
---|---|---|---|---|
βカロチン(μg/100g) | 1,500 | 1,400 | 1,200 | 840 |
ビタミンC(μg/100g) | 35 | 38 | 17 | 9 |
京てまり簡単レシピ
京てまり簡単レシピ
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京あかね
「京てまり」よりもひと回り大きなトマトで,形は砲弾型(縦長)をしています。
また,「京てまり」に比べ,味が濃く,しっかりとした肉質が味わえます。
京唐菜(葉とうがらし)
葉と茎を食べるために改良された”とうがらし”です。普通のとうがらしの葉に比べ,柔らかく,熱を加えると辛みとえぐみが消えます。
また,夏が旬の時期にあたるため,栄養価も夏場のほうれんそうに比べてビタミンCやカルシウムが豊富で,夏場に不足しがちな葉物野菜として期待されています。
京唐菜簡単レシピ
京唐菜簡単レシピ
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京ラフラン
生でかじると大根のようで,ゆでると甘みがある,属間雑種(だいこんとキャベツ・コールラビ)により生まれた野菜で,花蕾,葉,茎を食用とします。3月中旬から5月中旬の,一般に野菜が少ない時期に旬を迎えます。病気に強く農薬も少なくて済むうえ,栽培の手間もあまりかかりません。
栄養価が優れており,ほうれんそうと比べカルシウムが1.7倍,ビタミンB6が1.8倍,総ビタミンCが2.9倍含まれています。
京ラフラン簡単レシピ
京ラフラン簡単レシピ
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京の花街みょうが
花穂を食用とする花みょうがで,晩夏から初秋にかけて収穫されます。通常のみょうがに比べて大きく,また紅色の発色が良く香りも良いので,みょうが寿司にも重宝されています。
京北子宝いも
お問い合わせ先
産業観光局 農林振興室